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☆「ターミナル」を見た

2006年05月04日 23時01分37秒 | 映画
ターミナル DTSスペシャル・エディションWOWOWで放送していたスティーブン・スピルバーグの「ターミナル」を見た。
見たとしか言えない。
それ以上この映画について何も語ることはない。
無理に言うとすれば、セットで全部作ったという空港が凄かった。
それと「Mr.ビーン」みたいな映画だと思った。
これ以上言うと、悪口になるので何も書かない。
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☆「アラバマ物語」感想

2006年05月04日 02時28分53秒 | 映画
アラバマ物語「あの頃ペニー・レインと」の冒頭は母と息子のこんな会話で始まる。

子 ―― 「アラバマ物語」の弁護士が父親の理想。彼は何でもできる。
母 ―― 例えば?
子 ―― 子育て、とか。
母 ―― 子育てはやってない。家政婦がやった。

それと「バニラ・スカイ」。理想の父親を表わすカットが一瞬だけ入り、それが「アラバマ物語」で公判中のグレゴリー・ペックだった記憶がある。まだ見てなかったけどそれが「アラバマ物語」であることは判った。「バニラ・スカイ」で記憶に残っているのはこのシーンと、主題歌の「ばばば、バニラスカイ」だけ。のちに「オープン・ユア・アイズ」を見て驚いた。リメイク前はこんなにおもしろいんだって。
キャメロン・クロウ監督の映画で見ているのはこの2作品だけなのに、どちらも「アラバマ物語」をとりあげていると言うことは相当好きなんだろうと思う。たぶん本当に彼の理想の父親なんだろう。

「アラバマ物語」は相当に凄い。もう凄すぎる。何度言っても足りない。凄すぎる。
白人と黒人の対立で、冤罪で、というので僕はずっと敬遠していたんだけど、見たら本当に凄かった。そういう映画はだいたい黒人が正しくて、そんなの初めから答えの判っている詰め将棋じゃないかって思うこともあるんだけど、この映画はそうでもない。現実というのはそんなに簡単なものじゃないと言っていると思う。現実の悲しみみたいなものがある。
子供の視点で描いているところがまたいいなあと思った。子供の視点映画にはだいたい点数が甘くはなるものです。「アトランティスのこころ」とかも好きだし。
でもこの映画を見て、最も似ているなあと思い出させた映画は「グーニーズ」でした。ブーの存在とかが。

いつかまた見たい。


(2006年5月5日 追記)
映画「バニラ・スカイ」の主題歌、Paul McCartneyの「Vanilla Sky」について、「ばばば、バニラスカイ」と書いてしまいましたが、これは私の完全な記憶違いでした。正しくは、
in the vanilla sky
ですので、音の数も違っています。日本語で表記するなら「いんだ、バニラスカイ」です。
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☆フロイト「夢と夢解釈」感想

2006年05月03日 14時57分19秒 | 文学
夢と夢解釈フロイトの「夢判断」を読むときは是非ともこの本も一緒に読もうと前から決めていた「夢と夢解釈」を読んだ。
「夢判断」はまだ途中だけど読んだ。
小論集で、なかでも「夢とテレパシー」という論文にもっとも期待していたが、思っていたほどはおもしろくなかった。フロイトは夢がオカルトと結びつくことを非常に警戒している。はっきり言って嫌っている。たぶん吉本ばななの「キッチン」を読ませたら青筋立てて反論するんじゃないだろうか。
僕はといえば、とっても興味がある。
超常現象がどういう仕組みで起こるのか空想するのは楽しい。
テレビ番組「TVのチカラ」の超能力捜査官であるクリス・ロビンソンとか注目してます。(クリス・ロビンソンを見るといつもトルーマン・カポーティと米良美一を思い出す。)
これから「夢判断」の続きを読みます。
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☆「あの頃ペニー・レインと」感想

2006年05月02日 12時48分44秒 | 映画
夢について考えていると夢を見るらしい。フロイトの本にも書いてあった。
今朝、飯島愛の夢を見た。彼女のデビュー曲「ナイショDE アイ!アイ!」についての夢だった気がする。声が普段の声と違うと思ったことを思い出した、というような夢だった。あまりはっきりとは思い出せない。
夢は前の日の記憶によって作られるってフロイトも言っているが、今回の夢は昨日見た「氷の微笑」の影響が大きいと思う。飯島愛とシャロン・ストーンは印象がかぶる。頭がよくてエロティック。もうそんなに若くない。
それと「氷の微笑」は吹き替えで見たが、シャロン・ストーンの声が「なんか変だ、合っていない」と妻が言っていたのが記憶に残っていたのだと思う。それと飯島愛のデビュー曲を深夜番組「ギルガメッシュないと」で聴いたときの記憶が重なったんだろう。

あの頃ペニー・レインと録画していたキャメロン・クロウ監督の「あの頃ペニー・レインと」を見た。
70年代のロック歌手の同行取材をした少年の話。
当時のロックのことはあまり知らないので、マニア的な見方は出来なかったけれど、青春恋愛映画としておもしろかった。
母親と息子の関係もよかった。
この当時を描く映画はポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」やマーク・クリストファー監督の「54(フィフティ★フォー)」やロバート・ゼメキス監督の「フォレスト・ガンプ 一期一会」といろいろあって、毎回ロックとドラッグ、セックスという3点セットで描かれる。
「あの頃ペニー・レインと」はその中でもいちばんクリーンな映画だった。あれだけ母親にドラッグをやっては駄目って言われたら、たとえ映画の中ででもできない。母の呪縛は強烈だ。
こんなに嫌な気分にさせない70年代ロック映画は珍しい。

主人公の少年ウィリアムをやったパトリック・フュジットが「アリスの恋」のころのジョディ・フォスターに見えたことと、その母親役のフランシス・マクドーマンドを最近よく見るなあということをちょっと思った。
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☆「氷の微笑」感想

2006年05月01日 21時10分48秒 | 映画
氷の微笑エロティックサスペンスの傑作「氷の微笑」の続編「Basic Instinct 2」がアメリカで大コケらしい。頑張れシャロン!
ということで前作ポール・バーホーベン監督の「氷の微笑」を謹んで拝見した。
アイスピックが凶器、ノーパンで組み替える脚、容疑者に欲情する刑事、容疑者によって書かれた小説をなぞるように進む犯行、レズビアン、心理学など、素敵なキーワードが並ぶ。のちの映画やドラマに与えた影響は大きい。

マイケル・ダグラスに腹の立つ映画だった。男はもっとしゃんと構えろっと叫びたくなった。彼は右往左往しすぎだ。アメリカで、「早撃ち」と呼ばれるのは男にとって相当に屈辱的なことなんだろうか。それともそんなエロティックな意味は隠されていないんだろうか。
最後、結局は誰が犯人なんだかよく判らないというのもこの映画の特徴だった。
今回、ほぼ10年ぶりくらいに見てもよく判らない。たぶん、よく判るようには作っていない。

本当は「メゾン・ド・ヒミコ」を借りに行ったのにレンタル中だったのです。それで、誰でもそうするだろうけど「氷の微笑」を借りた。シャロン・ストーンは「氷の微笑」に出演するために生まれてきた女優だと思った。
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