「あの頃ペニー・レインと」の冒頭は母と息子のこんな会話で始まる。
子 ―― 「アラバマ物語」の弁護士が父親の理想。彼は何でもできる。
母 ―― 例えば?
子 ―― 子育て、とか。
母 ―― 子育てはやってない。家政婦がやった。
それと「バニラ・スカイ」。理想の父親を表わすカットが一瞬だけ入り、それが「アラバマ物語」で公判中のグレゴリー・ペックだった記憶がある。まだ見てなかったけどそれが「アラバマ物語」であることは判った。「バニラ・スカイ」で記憶に残っているのはこのシーンと、主題歌の「ばばば、バニラスカイ」だけ。のちに「オープン・ユア・アイズ」を見て驚いた。リメイク前はこんなにおもしろいんだって。
キャメロン・クロウ監督の映画で見ているのはこの2作品だけなのに、どちらも「アラバマ物語」をとりあげていると言うことは相当好きなんだろうと思う。たぶん本当に彼の理想の父親なんだろう。
「アラバマ物語」は相当に凄い。もう凄すぎる。何度言っても足りない。凄すぎる。
白人と黒人の対立で、冤罪で、というので僕はずっと敬遠していたんだけど、見たら本当に凄かった。そういう映画はだいたい黒人が正しくて、そんなの初めから答えの判っている詰め将棋じゃないかって思うこともあるんだけど、この映画はそうでもない。現実というのはそんなに簡単なものじゃないと言っていると思う。現実の悲しみみたいなものがある。
子供の視点で描いているところがまたいいなあと思った。子供の視点映画にはだいたい点数が甘くはなるものです。「アトランティスのこころ」とかも好きだし。
でもこの映画を見て、最も似ているなあと思い出させた映画は「グーニーズ」でした。ブーの存在とかが。
いつかまた見たい。
(2006年5月5日 追記)
映画「バニラ・スカイ」の主題歌、Paul McCartneyの「Vanilla Sky」について、「ばばば、バニラスカイ」と書いてしまいましたが、これは私の完全な記憶違いでした。正しくは、
in the vanilla sky
ですので、音の数も違っています。日本語で表記するなら「いんだ、バニラスカイ」です。
子 ―― 「アラバマ物語」の弁護士が父親の理想。彼は何でもできる。
母 ―― 例えば?
子 ―― 子育て、とか。
母 ―― 子育てはやってない。家政婦がやった。
それと「バニラ・スカイ」。理想の父親を表わすカットが一瞬だけ入り、それが「アラバマ物語」で公判中のグレゴリー・ペックだった記憶がある。まだ見てなかったけどそれが「アラバマ物語」であることは判った。「バニラ・スカイ」で記憶に残っているのはこのシーンと、主題歌の「ばばば、バニラスカイ」だけ。のちに「オープン・ユア・アイズ」を見て驚いた。リメイク前はこんなにおもしろいんだって。
キャメロン・クロウ監督の映画で見ているのはこの2作品だけなのに、どちらも「アラバマ物語」をとりあげていると言うことは相当好きなんだろうと思う。たぶん本当に彼の理想の父親なんだろう。
「アラバマ物語」は相当に凄い。もう凄すぎる。何度言っても足りない。凄すぎる。
白人と黒人の対立で、冤罪で、というので僕はずっと敬遠していたんだけど、見たら本当に凄かった。そういう映画はだいたい黒人が正しくて、そんなの初めから答えの判っている詰め将棋じゃないかって思うこともあるんだけど、この映画はそうでもない。現実というのはそんなに簡単なものじゃないと言っていると思う。現実の悲しみみたいなものがある。
子供の視点で描いているところがまたいいなあと思った。子供の視点映画にはだいたい点数が甘くはなるものです。「アトランティスのこころ」とかも好きだし。
でもこの映画を見て、最も似ているなあと思い出させた映画は「グーニーズ」でした。ブーの存在とかが。
いつかまた見たい。
(2006年5月5日 追記)
映画「バニラ・スカイ」の主題歌、Paul McCartneyの「Vanilla Sky」について、「ばばば、バニラスカイ」と書いてしまいましたが、これは私の完全な記憶違いでした。正しくは、
in the vanilla sky
ですので、音の数も違っています。日本語で表記するなら「いんだ、バニラスカイ」です。