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山田洋次監督『男はつらいよ お帰り 寅さん』

2021年03月24日 00時06分57秒 | 映画
山田洋次監督の『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観た。
「くるまや」の仏壇に寅さんの写真はなく、おいちゃんとおばちゃんと満男の死んだ妻の写真が飾られるので寅次郎は死んでないということなのだろうか。だれも寅次郎の現在やあるいは死に際について話をしないという不思議な空間だった。
吉岡秀隆と後藤久美子はどちらも眼光鋭くなった。なぜだろう。
この映画が公開されたときに見たNHKの特別番組で、自動車の車内で現在の満男(吉岡秀隆)が泣くシーンがあったように思うが無かった。カットされたのだろうか。
倍賞千恵子と夏木マリの声を聞くと宮崎駿を思い出す。
御前様が笹野高史になっていて、いい役者がいなくなったんだなあ、と思った。
橋爪功に非常に違和感を感じた。夏木マリはあんな男と結婚したのだろうか、違う気がするなあ、と思って調べると昔は寺尾聰だった。
吉永小百合も出るべきだったな。山田洋次は吉永小百合に出演交渉の長い手紙は書かなかったのだろうか。
桑田佳祐はいらなかったと思う。

とにかく不在ばかりを感じて「お帰り」というより「さよなら」だなと思った。
でもまあ懐かしい感じはして良かった。
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