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☆征韓論

2006年08月02日 23時56分20秒 | 文学
「竜馬がゆく」は尊王攘夷というイデオロギーの話で、結局幕末にそれを乗り越えることが出来たのは坂本竜馬と勝海舟だけだった、という物語だったのではないかと思う。
その時代の大きな、というか多くの人に信じられている思想を超えるのは難しいことだと思う。
現代でいうと、うーん、血液型性格判断かなあ。この思想はなかなか越えられない。

いま読んでいる「翔ぶが如く」は征韓論がテーマになっている。
西郷隆盛は大丈夫かなあ。そうとうおかしい人のように思えるんだけど。
自殺願望が強いひとのように描かれている。
しかし予想に反しておもしろい。
出だしはいままで読んだ司馬遼太郎の中でもっともおもしろい。
このまま続けばいいなあ。でも続かないんだろうなあ。
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