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☆羽海野チカ「ハチミツとクローバー (2)~(5)」感想

2006年08月05日 22時42分48秒 | 漫画
ハチミツとクローバー (2)ハチミツとクローバー (3)ハチミツとクローバー (4)ハチミツとクローバー (5)
羽海野チカの「ハチミツとクローバー」の2巻から5巻を読んだ。
竹本、はぐみ、森田の三角関係は、ちょっとはぐみの背が小さすぎて無理が感じられるからかあまり進展しない。この関係を描くには、はぐみの背たけを1.3~1.5倍にしなければいけないんじゃないかと思う。この関係は森田が外国に行かされてちょっと中断。5巻の最後でやっと帰国する。
山田がマドンナのようになり、山田、真山、野宮の三角関係が中心に描かれる。
僕の好みで言えば、未亡人で犬好きな理花を中心とする、理花、真山、山田の三角関係、いわゆる「めぞん一刻」的な三角関係を描いて欲しいとは思う。そして理花にはこれから犬を飼い始めて死んだ夫の名前をつけて欲しい。
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☆鯨統一郎「パラドックス学園」感想

2006年08月05日 13時41分12秒 | 文学
パラドックス学園  開かれた密室鯨統一郎の「パラドックス学園 開かれた密室」を図書館で借りて読んだ。この前読んだ「ミステリアス学園」の続編です。
これはもう、ちょっといただけないな、というレベルじゃないかな。
またまた筒井康隆的だった。筒井康隆に肯定的なひとは愉しいかもしれない。
一箇所、最終章のエラリー・クイーンに関するところでは、あっと驚いた。これはやられた! と思った。
この驚きの感じはやはり筒井康隆の「ロートレック荘事件」と同じでした。
しかしミステリの感想は難しい。
中心部を言わないように避けながら周辺を辿りつつ感想を語るのは難しい。
まあ別にネタバレしたって構わないと思ってはいるんだけど、真相を言わないように努力はしております。

登場人物の、ポール・アルテもピーター・ラヴゼイも推理作家なんですね。知りませんが。
あと検屍官のスカーペッタはパトリシア・コーンウェルから。これは一冊だけ読んだことがあるのでなんとなく判った。
ニコラス刑事。これは俳優。
前の「ミステリアス学園」でも佐田刑事というのが出てきたと思う。これは佐田啓二(中井貴一パパ)からだったんだなあ、やっぱり。もうひとりの刑事の名前は忘れた。

ポー(またはポオ)はまた読んでみたい。
チェスタトンは読みたいと思いながら読めてない。新訳が出るのを待っている。
ブラウン神父シリーズがボルヘスの愛読書だと聞いてから読みたいとは思っているのだけれど。なかなか新訳が出ない。

鯨統一郎はあと、「タイムスリップ明治維新」と「タイムスリップ森鴎外」が気になるといえばなるが、読まないと思う。
こういうのは高橋源一郎でこりている。
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☆羽海野チカ「ハチミツとクローバー (1)」感想

2006年08月05日 00時44分11秒 | 漫画
ハチミツとクローバー (1)羽海野チカの「ハチミツとクローバー」の第1巻を読んだ。作者名は「うみの・ちか」と読むそうです。
恋する瞬間(いわゆる一目惚れ)とか、嫌いになりたいのになれないどうしようもない気持ち、とか少女漫画独特の感情に久しぶりに触れて驚く。司馬遼太郎には絶対に登場しない。自分の経験としてもないので、よくわからない。
男の子ってこんな感じで恋愛するのだろうか。しかし僕は男を代表しているわけではないので、そういうひともいるのかもしれない。たぶん大勢いるんだろう。
物語は片想いの連鎖のような形で続く。のだと思う。
以下、その関係を自分用にまとめておく。

    森田
     ↓
竹本→はぐみ→花本先生→理花←真山←山田
                  ↓
                 亡夫

片想いの連鎖の終着点が死んだ人間に辿り着くのは「めぞん一刻」と同じだ。ゴールはすでに失われている。
はぐみに魅力があまり感じられないが、読んでいくうちに変わるんだろうか。「東京ラブストーリー」の赤名リカには最後まで違和感を感じ続けたけれど。
周りからのプレッシャーを感じ続けているというところがこの女の子の感情への入り口だなあ。しかし小さすぎる。何歳なんだ。
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