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☆関川夏央「おじさんはなぜ時代小説が好きか」感想

2006年08月08日 22時25分28秒 | 文学
おじさんはなぜ時代小説が好きか関川夏央の「おじさんはなぜ時代小説が好きか」(岩波書店)を図書館で借りて読んだ。
山本周五郎「樅ノ木は残った」、吉川英治「宮本武蔵」、司馬遼太郎「燃えよ剣」、藤沢周平「蝉しぐれ」「又蔵の火」、山田風太郎「八犬伝」、それから長谷川伸、村上元三、森鴎外などの作品について触れられています。
興味のあるところはそれなりに熱心に読んだけれど(特に「燃えよ剣」)、そうじゃないところは適当にしか読んでいません(特に長谷川伸、村上元三)。
藤沢周平はおもしろそうだと思った。
このまま、時代小説や歴史小説を読み続けていくと最後には鴎外の史伝ものに行きつくのだろうか。そして、森鴎外はやっぱり「渋江抽斎」。誰がなんといっても「渋江抽斎」。それ以外の史伝ものが一番良いなんて言うひとは認めない。あたしゃ認めないよ。と石川淳のように言い始めるのだろうか。
森鴎外全集はすでに準備してあるからいいけれど。

関川夏央は「戦中派天才老人・山田風太郎」に続いて二冊目。
このひとは近代文学、現代文学、それにそこで描かれる内面、近代的自我というものを心の底から信頼していない。はっきり言うと、憎んでいるんじゃないかなあ。
めんどくさそうなひとだなあ、と思い少しだけ興味を惹かれる。
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☆羽海野チカ「ハチミツとクローバー (6)」感想

2006年08月08日 01時01分47秒 | 漫画
ハチミツとクローバー (6)羽海野チカの「ハチミツとクローバー」の6巻を読んだ。
あまり進展はなかった。
竹本は自分探しの自転車旅行中。
森田はふたたび海外。
はぐみは田舎に暮らそうかと思っている。
理花が全く登場しなかった。つまらん。

今日はふと魔夜峰央の漫画「パタリロ!」が読みたくなる。
しかし調べてみると、79巻まで発売されていて現在も連載中らしい。驚いた。
これは、無理だ。と諦める。

BS2で「アニメ夜話」がやっていて途中まで見た。
今日は今敏監督の「千年女優」だった。この映画は以前途中まで見てやめてしまった。
番組での紹介を見てもあまり心惹かれず、テレビをきった。
歴史上の出来事のなかで虚構の人物が活躍するというところだけは興味を持った。
最近そんなのばっかり読んでいるし、興味がある。
司馬遼太郎の「翔ぶが如く」と「坂の上の雲」が終わったら、荒俣宏の「帝都物語」を読むべきなんじゃないかと思っている。
「帝都物語」を読めば、明治の終わりから昭和73年(!)までカバーできる。これはすごい。
後半に三島由紀夫が出る、しかも転生する、というのも惹かれる。
三島由紀夫が転生するということは脇腹に三つの黒子(ほくろ)があるはずだ。あるに違いない。なければおかしい。
これは「オーメン」のダミアンに666のしるしがあるのと同じだ。
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