”朝吼夕嘆・晴走雨読”

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「たまぐすくの丘に」(新星出版):新垣匡子著

2017年12月29日 | 「Weekly 読書感想」

                                  
 久し振りに息も切らせず読了した書。というのは著者が沖縄県大宜味村出身の経営者として著名な故・宮城仁四朗氏の長女の自分史。私より11歳年長の著者、本書には私が中学・高校を過ごした沖縄県真和志村安謝村の隣地の懐かしい岡野、勢理客、銘苅等の地名だけでなく、知人、何と私の中学同期の次男義明君の誕生や7人兄弟姉妹の末っ子で関東城丘同窓会副会長を共に務めた玲子さんの名前も出て来る。それだけでなく、戦後沖縄を支えた政財界の著名人の名前も累々とも出て来て、まるで我が時代の沖縄の戦後史を辿る様でした。それにしても女性ながら、製糖、製塩、琉煙、セメントと戦後沖縄の製造業を立ち上げた伝説の経営者・尊父・宮城仁四朗氏に劣らぬ著者の起業スピリットには感嘆です。結婚、5名のお子さんを育てて後に戦後沖縄で初の介護施設「仁愛会」を設立、育成、理事長としてその経営をお子さんに承継する等の経営マインドには感嘆。しかも88歳の今年、この自分史を連綿と書き上げたスピリット!さながら戦後沖縄の伝説・起業経営者の宮城仁四朗氏の承継と言うべきか!
 本書は私と共に関東城丘同窓会で副会長を務める著者の妹・宮城仁四郎氏末娘・柳井玲子さんから頂いたもの!柳井さん、貴重な御本、有難うございました。
                                     
          (著者のご尊父・宮城仁四郎銅像~2016年5月大宜味村で)

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