若者、高齢者に多く。
日本救急学会は2006年に熱中症患者に関する調査を実質した。全国の救命救急センターなど66施設、528症例を分析したといろ、年代別では20歳前後が最も多く、ついで60歳代だった。若年層は75%が1度(軽度)だったが、高齢者は39%弱が3度(重度)と重症化しやすかった。
真夏の炎天下でスポーツをしていて倒れるイメージが強い熱中症だが、実は気温がそれほど高くなくても、湿度が高い日には気をつけなければならない。
若者は運動による発症が多いが、汗をかく機能が衰えている高齢者は室内で発症することも少なくない。
熱中症の症状(環境省の熱中症環境保険マニュアル)。
重傷度の分類、 主な症状。
1度(軽度)→脳への血液が瞬間的に不十分となり、目眩や失神といった立ちくらみがでる。発汗による塩分欠乏で筋肉痛や筋肉の硬直(こむら返り)が起きる2度(中度)→熱疲労といわれる状態で頭痛や気分の不快、吐き気、倦怠感、慮脱感がでる。
3度(重度)呼びかけへの反応がおかしく、体に引きつけがある。まっすぐ歩けないなど、意識障害や痙攣、手足の運動障害が出る。体に触ると熱いという高体温状態。6/26(金)日経新聞より引用。
私は先週の土曜日にいつものように家内と大手スーパーに買いものに行ったら、高齢者の男性がシャツもびしょぬれ状態で汗を流し、脱水状態寸前であり、ガードマンと店員が椅子に座らせていたので、私は店員にスポーツドリンクと冷たいタオルを用意して欲しいと頼み、その高齢者の男性にスポーツドリンクを飲ませ、首筋などを冷やし、応急処置を施した。幸い熱中症の手前で済んだので症状は軽度の一歩手前だった。
その日は、天気も良く、湿気も高かったので午前中でも油断は出来ないのです。子どもの場合は、発汗機能が弱いため、夏場の暑い日の野外では、麦わら帽子や顔の汗を拭くタオルを持参、また、スポーツドリンクなどまめに飲ませます。但し、赤ちゃんや幼い子どもにはスポーツドリンクの飲ませすぎに注意も必要です。
確かに、大量の汗を流したときには、塩分の入ったドリンクが良いのですが、飲み過ぎには注意も必要です。出来れば、子どもには200mlの小さいものを用意し、それでも足りない場合は、ブドウ糖が入ったサイダーなどでも良いです。子どもの場合は、熱中症に疾患すると汗が急に止まります。そして、顔だけが赤くなり、首から下は青白くなりますから、すぐに分かります。
このようなときには、すぐに涼しい場所に行き、水分補給をさせて下さい。
大人の場合でも、熱中症の症状には、個人差もあれますが、急に汗が止まったり、大量の汗が流れ、その後寒気が襲うような感覚になる場合もあります。
重度になると手足の運動障害、痙攣も頻繁に起こります。
立っていて急に目眩がして、倒れたり、頭が痛くなり、吐き気も現れます。
このようなときには、無理せず、近くの人に助けを呼び、涼しい場所に移動します。また、介助に当たった人は、野外の場合でしたら日陰を探し、移動します。近くに建物があればエアコンの効いた室内が良いのですが、無ければ何度も良いので顔に風を送ります。次にスポーツドリンクでしたら自動販売的でも購入できますから用意します。出来ればこのときにぬれたタオルを用意、氷が用意が出来れば尚更ですが、首や脇の下、股の内側など太い血管を冷やします。具合の経緯を実ながら救急車の手配をします。これら手順良く行えば軽い症状でしたら改善します。
では、熱中症はなぜ起こるのでしょうか?それは、人の脳「視床下部」という脳部が体温調節や自律神経の働きに関わっている生命維持に欠かせない脳部です。幼い子どもではこの視床下部の未発達、高齢者では衰えから体温調整が鈍感になることから起こるのです。
また、若年性では鍛錬不足、一年中快適な空間で過ごしているとこの視床下部が鍛錬されないので、涼しい室内から急に暑い野外に出たら、視床下部の働きが低下し、体温調節が出来なくなるのです。
例えば、炎天下の野外で野球して、ビールなどのアルコールを飲むとすぐに汗として流れ、まめに水分補給しないと脱水状態になります。
野外だけではありません。冷房の無い室内での長時間の作業や炎天下での作業、建設業などの人たちも特にとび職のような高所の作業で熱中症に疾患すると落下などの危険も高まります。やはり、汗が出てもよいのでまめな水分補給、塩分補給をします。また、涼しい洋服に心がけることも大切です。
現在は発汗しやすい洋服など、ハイテク商品も販売されております。
このように熱中症を甘く見ないことです。自分は大丈夫だと過信しないことです。
熱中症でもっとも怖いのは体温の急激な上昇、39度以上体温が上がると意識が薄れてきます。そして、40度以上体温が上昇すると危険です。それは、体温が42度などに上昇すると人の脳は溶け出す状態、これが脳死状態で死亡するのが熱中症の怖いところです。年間30人から40人が死亡しているのはこのような状態から起こるものです。
7月に入り、梅雨時でも急に気温が上がったときには、まめな水分補給、汗を拭き取るタオルを用意し、睡眠も大切です。なにより体を徐々に夏場の暑さに慣らしてゆく体力作りも重要です。冷房は冷えすぎに注意し、炎天下での作業では高齢者の人たちは無理をしないことである。
まもなく、梅雨があければ暑い夏が来ます。炎天下での外出、スポーツではまめな水分補給、タオルで汗をまめに拭き、食事にも注意をし、体力をつけて乗り切ることである。そしてなにより、視床下部の鍛錬が体温調節を正常化させてくれることを私から提唱致します。
日本救急学会は2006年に熱中症患者に関する調査を実質した。全国の救命救急センターなど66施設、528症例を分析したといろ、年代別では20歳前後が最も多く、ついで60歳代だった。若年層は75%が1度(軽度)だったが、高齢者は39%弱が3度(重度)と重症化しやすかった。
真夏の炎天下でスポーツをしていて倒れるイメージが強い熱中症だが、実は気温がそれほど高くなくても、湿度が高い日には気をつけなければならない。
若者は運動による発症が多いが、汗をかく機能が衰えている高齢者は室内で発症することも少なくない。
熱中症の症状(環境省の熱中症環境保険マニュアル)。
重傷度の分類、 主な症状。
1度(軽度)→脳への血液が瞬間的に不十分となり、目眩や失神といった立ちくらみがでる。発汗による塩分欠乏で筋肉痛や筋肉の硬直(こむら返り)が起きる2度(中度)→熱疲労といわれる状態で頭痛や気分の不快、吐き気、倦怠感、慮脱感がでる。
3度(重度)呼びかけへの反応がおかしく、体に引きつけがある。まっすぐ歩けないなど、意識障害や痙攣、手足の運動障害が出る。体に触ると熱いという高体温状態。6/26(金)日経新聞より引用。
私は先週の土曜日にいつものように家内と大手スーパーに買いものに行ったら、高齢者の男性がシャツもびしょぬれ状態で汗を流し、脱水状態寸前であり、ガードマンと店員が椅子に座らせていたので、私は店員にスポーツドリンクと冷たいタオルを用意して欲しいと頼み、その高齢者の男性にスポーツドリンクを飲ませ、首筋などを冷やし、応急処置を施した。幸い熱中症の手前で済んだので症状は軽度の一歩手前だった。
その日は、天気も良く、湿気も高かったので午前中でも油断は出来ないのです。子どもの場合は、発汗機能が弱いため、夏場の暑い日の野外では、麦わら帽子や顔の汗を拭くタオルを持参、また、スポーツドリンクなどまめに飲ませます。但し、赤ちゃんや幼い子どもにはスポーツドリンクの飲ませすぎに注意も必要です。
確かに、大量の汗を流したときには、塩分の入ったドリンクが良いのですが、飲み過ぎには注意も必要です。出来れば、子どもには200mlの小さいものを用意し、それでも足りない場合は、ブドウ糖が入ったサイダーなどでも良いです。子どもの場合は、熱中症に疾患すると汗が急に止まります。そして、顔だけが赤くなり、首から下は青白くなりますから、すぐに分かります。
このようなときには、すぐに涼しい場所に行き、水分補給をさせて下さい。
大人の場合でも、熱中症の症状には、個人差もあれますが、急に汗が止まったり、大量の汗が流れ、その後寒気が襲うような感覚になる場合もあります。
重度になると手足の運動障害、痙攣も頻繁に起こります。
立っていて急に目眩がして、倒れたり、頭が痛くなり、吐き気も現れます。
このようなときには、無理せず、近くの人に助けを呼び、涼しい場所に移動します。また、介助に当たった人は、野外の場合でしたら日陰を探し、移動します。近くに建物があればエアコンの効いた室内が良いのですが、無ければ何度も良いので顔に風を送ります。次にスポーツドリンクでしたら自動販売的でも購入できますから用意します。出来ればこのときにぬれたタオルを用意、氷が用意が出来れば尚更ですが、首や脇の下、股の内側など太い血管を冷やします。具合の経緯を実ながら救急車の手配をします。これら手順良く行えば軽い症状でしたら改善します。
では、熱中症はなぜ起こるのでしょうか?それは、人の脳「視床下部」という脳部が体温調節や自律神経の働きに関わっている生命維持に欠かせない脳部です。幼い子どもではこの視床下部の未発達、高齢者では衰えから体温調整が鈍感になることから起こるのです。
また、若年性では鍛錬不足、一年中快適な空間で過ごしているとこの視床下部が鍛錬されないので、涼しい室内から急に暑い野外に出たら、視床下部の働きが低下し、体温調節が出来なくなるのです。
例えば、炎天下の野外で野球して、ビールなどのアルコールを飲むとすぐに汗として流れ、まめに水分補給しないと脱水状態になります。
野外だけではありません。冷房の無い室内での長時間の作業や炎天下での作業、建設業などの人たちも特にとび職のような高所の作業で熱中症に疾患すると落下などの危険も高まります。やはり、汗が出てもよいのでまめな水分補給、塩分補給をします。また、涼しい洋服に心がけることも大切です。
現在は発汗しやすい洋服など、ハイテク商品も販売されております。
このように熱中症を甘く見ないことです。自分は大丈夫だと過信しないことです。
熱中症でもっとも怖いのは体温の急激な上昇、39度以上体温が上がると意識が薄れてきます。そして、40度以上体温が上昇すると危険です。それは、体温が42度などに上昇すると人の脳は溶け出す状態、これが脳死状態で死亡するのが熱中症の怖いところです。年間30人から40人が死亡しているのはこのような状態から起こるものです。
7月に入り、梅雨時でも急に気温が上がったときには、まめな水分補給、汗を拭き取るタオルを用意し、睡眠も大切です。なにより体を徐々に夏場の暑さに慣らしてゆく体力作りも重要です。冷房は冷えすぎに注意し、炎天下での作業では高齢者の人たちは無理をしないことである。
まもなく、梅雨があければ暑い夏が来ます。炎天下での外出、スポーツではまめな水分補給、タオルで汗をまめに拭き、食事にも注意をし、体力をつけて乗り切ることである。そしてなにより、視床下部の鍛錬が体温調節を正常化させてくれることを私から提唱致します。