センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

緑茶が脳に対して驚くべき効果を発揮する可能性

2006-10-25 21:03:14 | 感覚
1日2杯以上飲めば頭の冴えを保つのに役立つという試験結果
【2月17日】緑茶をよく飲む高齢者は飲まない人に比べて頭が冴えている可能性がある。この知見は『American Journal of Clinical Nutrition』2月1日号に掲載された日本の試験に基づいている。
この試験は、年齢70歳以上の日本人約1,000人を対象としたものであった。被験者は、記憶、見当識、命令遂行能力、注意からなる意識状態の試験を受け、また緑茶等の飲料をどの程度の頻度で飲むかを研究者に申告した。
上記の試験スコアに基づいた場合、緑茶を最も多く飲むと申告した群では、認知障害を示す割合が最も低かったと栗山進一, MD, PhDらは記述している。
栗山博士は、東北大学医学部(日本、仙台)社会医学講座公衆衛生学分野に勤務している。
どのくらいの緑茶が有効か?
栗山博士の試験では、1日2杯以上緑茶を飲むことは、認知障害のリスクが最も低いことと相関した。
1杯の緑茶を飲む回数が週3回以下の人と比較した場合、1日2杯以上緑茶を飲む人では試験スコアが認知障害範囲である割合が54%低かった。
これよりも緑茶を飲む回数が低い場合でも結果はそれほど悪くはなく、1杯の緑茶を週4-6回飲む人では、1杯の緑茶を飲む回数が週3回以下の人に比べ認知障害を示す割合が38%低かった。
コーヒー、紅茶、ウーロン茶では同じ結果は認められなかった。緑茶は日本では一般的な飲料である。参加者10人中7に以上が緑茶を1日に2杯以上飲むと報告した。
*茶葉の知識
本試験では緑茶が高齢者の頭脳の冴えの原因であることは証明されていない。
研究者らは試験のためにお茶の飲み方を変えるようにはせず、その代わりに認知能力試験のスコアと茶の摂取習慣を調査した。
データは1回のみ収集されたため、参加者の茶の摂取習慣が生涯続いているものかどうか、また試験スコアが経時的に変化したかどうかは不明である。
栗山博士らは、認知障害に関連する因子として糖尿病、喫煙、高年齢等を考慮した。また、身体活動、社会とのつながり、魚および野菜および摂取状況、自己申告による全体的な健康状態など意義がある可能性がある習慣について調整した。
上記のすべての因子について考慮した後でも、依然として高度の緑茶の摂取は認知障害のリスクが低いことに関連があったことを研究者らは示している。
*次の段階
「われわれの知る限り、この試験は、緑茶の摂取とヒトの認知機能との関係を検討した最初の試験である」と栗山博士らは記述している。
緑茶に含まれる天然化合物、特にEGCG(エピガロカテキン-3-ガレート)という化学物質が動物における脳疾患の実験において有望であることが示されていると同博士らは指摘している。
しかし、緑茶に含まれる他の成分が脳に役立っている可能性もあると研究者らは記述している。
例えば、日本人はしばしば緑茶を飲みながら社交する。社交的であることは脳に良いことである可能性があると栗山博士らは指摘している。
さらに、健康な人は緑茶を飲む割合が高いのかもしれないと同博士らは付言している。もしそうであるなら、健康状態がよいので脳も健康である、ということであるかもしれない。
2006年2月2日、医療ニュースより引用、
今月13日のブログで毎日5杯、緑茶で長寿・・・脳梗塞の死亡率が大幅低下という内容で紹介したが、今回は脳の活性化に良い飲み物であるという説である。
確かに循環器系の疾患予防にお茶に効果があることは研究でわかっている。
緑茶は血液の流れを良くし、血栓予防やとくに脳の毛細血管などの梗塞の予防に効果があると同時に、脳細胞の活性化にも関わっているようである。
緑茶にはコーヒーほどではないが、カフェインも含まれている。カフェインは脳を覚醒し、眠気防止などの効果がある。
カフェインの摂りすぎは良くないが、緑茶を一日に3杯以上は全くと言ってもよいほど無関係といえよう。
また、日本人はとくに高齢者の人達が緑茶を飲むときには、人との会話や来客したときの「もてなし」として「緑茶」を何杯か飲ませる。
そして、会話が進み笑いも同時に発生する。このような効果のほうが具体的には脳の活性化に良い効果を生んでいるのだと思う。
ただ、健康のために一人で緑茶を飲むより、仲の良い友達や話し相手と一緒に飲む緑茶は美味しいし、何より、脳の活性化に繋がっている。また、人の脳の活性化に重要な「鍵」は「笑い」である。人の笑いは快感に繋がり、幸福感や楽しさなどの思考になっている。この思考が大切なのである。
現に、健康で笑いながらの食事や緑茶はとても美味しく感じる。同じ料理と緑茶を飲んでも、元気が無いときや落ち込んでいるときには「美味しく感じない」
人の味覚はこのように「感情」によっても左右される感覚である。また、このように感情は脳の活性化にも左右しているのである。
だから、前向きな生き方や思考、笑いなどの快感は人の脳への御褒美のようなものである。そのためには「健康体と健康脳」が重要である。
良く言われる諺に「病は気から」という言葉は、この脳生理学から来ている諺でもある。ストレスを溜めずに、前向きに思考し、笑いと対話など人生を楽しむという考え方はもっとも脳を活性化される良い方法であることを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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