共同通信社 11月8日(木) 配信
「褒められると伸びる」は本当―。運動トレーニングをした際に他人から褒められると、上手に運動技能を取得できることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘(さだとう・のりひろ)教授(神経科学)らの研究グループが実験で明らかにし、米オンライン科学誌プロスワン11月7日号に発表した。
グループの田中悟志(たなか・さとし)名古屋工業大准教授(神経工学)は「褒めて伸ばすという言葉が科学的に証明された。教育やリハビリテーションの現場で応用できる」としている。
研究グループは右利きの成人男女48人に、キーボードの1から4のキーを使った5桁の数字を、左手で決められた順番でできるだけ早くたたく運動を覚えてもらい、運動直後に(1)自分が褒められる(2)他人が褒められるのを見る(3)自分の成績をグラフだけで見る―の3グループに分けた。
翌日、覚えた順番通りにキーボードを何回たたけるかを実験すると、運動直後に自分が褒められたグループは前日の練習から成績が20%伸びた一方、ほかの2グループは13~14%の伸びにとどまった。
これまでの研究で、うれしいことがあると、脳内で記憶の定着に重要な役割を果たすドーパミンが分泌されると判明しており、田中准教授は「褒められた分、記憶が残って動きが良くなったのではないか」と話している。
私も以前に提唱している。人の脳の快感を利用して、能力を伸ばすという方法を説明したことがあります。
大人に限らず、子供も、何かに取り組み、夢中になって頑張っていることに、褒められると気持ちよく、快感します。
但し、毎回のように褒められると、快感に繋がらずに、麻痺してしまいます。つまり、褒めるタイミングが重要となります。
例えば、子供がテストで好成績を取ったからと直ぐに褒めるのでなく、勉強に励んでいたプロセスを褒めてあげると、効果的です。
結果ではなく、頑張っている姿、様子のことをしっかりと観察して、褒めてあげることで、喜びと快感を覚えるのです。
私たち、大人でも、ちょっとしたことに気づいて褒められると気持ちよく、快感になります。人の脳は、快感はご褒美のような感覚で、脳内にはドーパミンという物質が分泌されることで、快感に繋がります。
このドーパミンは、脳内麻薬の一種で、気持ちよい感覚を得られます。ですから、一度でも快感を味わうと、もっと感じたいと脳は願うのです。
ですから、人から褒められると、快感に繋がり、もっと褒められたいと頑張るのです。
よく、「褒めて育てる」という、教訓はここから来ています。
但し、褒めることは良い刺激ですが、先ほど、説明したように、慢性的に褒めても、効果は麻痺してしまい、効果は薄くなります。たまに褒めるからよい刺激となり、そして、脳の潜在的能力が引き出されて、運動能力、記憶力など、様々な脳力が発揮されて、ベストな状態になれるのです。
また、褒められる行為は「気力の向上」に繋がるので、頑張れるのです。
そして、必死に頑張るようになるので、好成績に繋がったりするのです。
ですから、この人の脳の潜在的脳力を引き出すために、たまには、お子様も、大人の人でも、素敵だよとか、よくできたね! 綺麗だよなどと、一言でも良いので褒めてあげましょう!!
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、
「褒められると伸びる」は本当―。運動トレーニングをした際に他人から褒められると、上手に運動技能を取得できることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘(さだとう・のりひろ)教授(神経科学)らの研究グループが実験で明らかにし、米オンライン科学誌プロスワン11月7日号に発表した。
グループの田中悟志(たなか・さとし)名古屋工業大准教授(神経工学)は「褒めて伸ばすという言葉が科学的に証明された。教育やリハビリテーションの現場で応用できる」としている。
研究グループは右利きの成人男女48人に、キーボードの1から4のキーを使った5桁の数字を、左手で決められた順番でできるだけ早くたたく運動を覚えてもらい、運動直後に(1)自分が褒められる(2)他人が褒められるのを見る(3)自分の成績をグラフだけで見る―の3グループに分けた。
翌日、覚えた順番通りにキーボードを何回たたけるかを実験すると、運動直後に自分が褒められたグループは前日の練習から成績が20%伸びた一方、ほかの2グループは13~14%の伸びにとどまった。
これまでの研究で、うれしいことがあると、脳内で記憶の定着に重要な役割を果たすドーパミンが分泌されると判明しており、田中准教授は「褒められた分、記憶が残って動きが良くなったのではないか」と話している。
私も以前に提唱している。人の脳の快感を利用して、能力を伸ばすという方法を説明したことがあります。
大人に限らず、子供も、何かに取り組み、夢中になって頑張っていることに、褒められると気持ちよく、快感します。
但し、毎回のように褒められると、快感に繋がらずに、麻痺してしまいます。つまり、褒めるタイミングが重要となります。
例えば、子供がテストで好成績を取ったからと直ぐに褒めるのでなく、勉強に励んでいたプロセスを褒めてあげると、効果的です。
結果ではなく、頑張っている姿、様子のことをしっかりと観察して、褒めてあげることで、喜びと快感を覚えるのです。
私たち、大人でも、ちょっとしたことに気づいて褒められると気持ちよく、快感になります。人の脳は、快感はご褒美のような感覚で、脳内にはドーパミンという物質が分泌されることで、快感に繋がります。
このドーパミンは、脳内麻薬の一種で、気持ちよい感覚を得られます。ですから、一度でも快感を味わうと、もっと感じたいと脳は願うのです。
ですから、人から褒められると、快感に繋がり、もっと褒められたいと頑張るのです。
よく、「褒めて育てる」という、教訓はここから来ています。
但し、褒めることは良い刺激ですが、先ほど、説明したように、慢性的に褒めても、効果は麻痺してしまい、効果は薄くなります。たまに褒めるからよい刺激となり、そして、脳の潜在的能力が引き出されて、運動能力、記憶力など、様々な脳力が発揮されて、ベストな状態になれるのです。
また、褒められる行為は「気力の向上」に繋がるので、頑張れるのです。
そして、必死に頑張るようになるので、好成績に繋がったりするのです。
ですから、この人の脳の潜在的脳力を引き出すために、たまには、お子様も、大人の人でも、素敵だよとか、よくできたね! 綺麗だよなどと、一言でも良いので褒めてあげましょう!!
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、