センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

オキシトシンホルモンの重要性!

2016-03-29 00:00:30 | 恋愛
オキシトシン (Oxytocin, OXT, OT) は視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンである (Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly)。
オキシトシンには末梢組織で働くホルモンとしての作用、中枢神経での神経伝達物質としての作用がある。
末梢組織では主に平滑筋の収縮に関与し、分娩時に子宮収縮させる。また乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促すなどの働きを持つ。このため臨床では子宮収縮薬や陣痛促進剤をはじめとして、さまざまな医学的場面で使用されてきており、その歴史は長い。最初は女性に特有な機能に必須なホルモンとして発見されたが、その後、男性にも普遍的に存在することが判明している。また、視床下部の室傍核 (PVN) や視索上核 (SON) にあるニューロンから分泌され、下垂体後葉をはじめ様々な脳の部位に作用し機能を調節している。
オキシトシンの分泌調節はまだわかっていないことが多いが、PVNやSONでのオキシトシン合成量が、血液中へのオキシトシン放出と関係していると考えられている。愛撫や抱擁などの皮膚接触や性交渉による子宮頚部への刺激によっても放出されるため、『抱擁ホルモン』と呼ばれることがある。

何らかの刺激によりPVNやSONのニューロンからオキシトシンが分泌されると、近隣や自己細胞のオキシトシン受容体を通じて、オキシトシン合成がさらに促進される。合成されたオキシトシンはさらに近隣細胞を刺激し、オキシトシン合成量は飛躍的に上がる。このポジティブフィードバックによりある一定の量が合成されると、やがて下垂体後葉にオキシトシンが分泌される。
末梢に放出されるオキシトシンは、神経伝達物質としてのオキシトシンと違いPVN、SONのニューロンでは分泌顆粒の中で前駆体として存在する。この前駆体が視床下部から下垂体後葉へと分泌されると酵素の作用により、オキシトシンになる。このオキシトシンは下垂体後葉に刺激が伝わったときに血液中に放出される。
オキシトシンの受容体は、Gタンパク質共役受容体でありGqタンパクと結合し、ホスホリパーゼCを活性化させる。バソプレシンとも強い親和性を持つ。中枢神経、子宮、乳腺のほか、腎臓、心臓、胸腺、膵臓、脂肪組織でも発現が確認されている。
ウィークペディアフリー百科事典より抜粋引用。

このオキシトシンは「愛情、信頼」などのホルモンとも呼ばれ、恋人同士、夫婦、親子関係などでは重要な「愛情ホルモン」です。
最近において、我が子への虐待などする親は60%以上が実母からと言われています。これらは愛情ホルモンのオキシトシンホルモンの脳内の分泌が減少しているからと考えられています。我が子を愛することが出来ないから、泣くとうるさい、言う事を聞かないとイライラして、暴力的になるのです。
これら信頼関係や愛情を感じるために重要なのが人の五感です。中でも「触覚」の感覚がこのオキシトシンホルモンを増やし、愛情という感覚に繋がるのです。
我が子を抱っこし、ハグすることで「スキンシップ」をすることで脳内にオキシトシンホルモンが分泌されるものです。
恋人同士でも、信頼や愛情を深めるために、お互いの目を見つめ合い、確かめ合うことや手を繫いで相手の方の温もりや女性の手の軟らかさなどを感覚で感じ取るスキンシップが大切なのです。
ところが、現代人はこれら人との関わり、スキンシップが不足しています。
我が子を抱くことが出来ない、目を見つめ合いながら会話することが出来ないなど虐待に繋がるケースが多々あります。
恋愛でもトラブルに成りやすいのは、これら「愛情ホルモン(オキシトシン)」が減少しているからと思われます。

愛する人の目を見つめ合い、手を握り、ハグする。愛する人の温もりや体臭さえ心地よいと思える関係が「相性のよい人」です。
これらの状態が「思い遣りと愛情」が湧き上がるのです。そして「自分より大切な人」と思えることが「愛」なのです。
ところが、最近の人たちは、自己満足、快楽などを目的に人を愛することが多いために、信頼や愛情に関しては希薄になっているので恋愛トラブルに成りやすいのだと思われます。
これらこそ愛情ホルモンの「オキシトシン」が分泌されていないとも言えるのです。
オキシトシンホルモンを増やすためには、自分よりも相手のことを大切に想い、思い遣り、労わって上げる。会話も相手の目を見て話し合い、デートしている時にも手を握り合い、愛を確認するためにスキンシップすることでオキシトシンホルモンは増加します。これらが分泌されると脳内で「信頼と愛情」の感情が湧き上がり、愛に満たされていると「幸福感」を感じて笑顔になれるということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦
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