よく20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の脳細胞が死滅するといわれてることを皆さんは聞いたことがあると思います。
また、私のように中年以降になると、人の名前が思い出せない、電話番号が暗記できないなどと嘆く人は多いと思うが、実は人の脳は加齢と共に記憶力が低下しているのでなく、記憶しているものを引き出す(思い出す)スピードが鈍くなっている。よって記憶力が低下したと実感するのです。
現に円周率計算の数字の暗記でギネスブック(世界記録)の保持者は、日本人で当時60歳になる男性でした。暗記した数字は何と10万桁にも及び、その数字を言うだけでも数時間かかったといいます。
ここで、皆さんがあまり知らない脳細胞の働きをご説明しよう!
それは、脳細胞は20歳を過ぎた頃から毎日10万という数で死滅すると高齢者になると脳が萎縮し、変形してしまうのではないかと心配される方が居られますが、人の脳細胞の数は140億あり、生涯でも数パーセントの死滅です、ですからペットMRIなどの脳画像で少しの空間、萎縮が確認出来る程度です。
また、脳神経細胞とは逆に高齢者になると増えて行く脳細胞があるのです。
それは「グリア細胞」と呼びます。
このグリア細胞には、ミクログリア細胞、オリゴデントグリア細胞、アストログリア細胞の3種類があります。
ミクログリア細胞の働きは、死滅した脳細胞や細菌などの異物を取り込み、脳内で免疫防御の役割を果たしております。
オリゴデントグリア細胞の働きは、細胞間の情報伝達をスムーズにする働きがあります。アストログリア細胞の働きは、血管壁から栄養分を吸収し、神経細胞に与えます。
また、グリア細胞は「膠」(にかわ)の意味があり、つまり接着剤の役割を果たすのです。
これら3種類のグリア細胞が神経細胞に栄養を送ったり、死滅した神経細胞を修復「可塑性」したり、神経細胞の働きを支えたりと「メンテナンス」をする役割を担っているのです。
人の脳を形成している細胞には大きく分けて「神経細胞」「グリア細胞」があることをご理解頂けたかと思います。
主に脳の働きを担っているのは140億ある神経細胞(ニューロンネットワーク)ですが、これに対してグリア細胞の数は神経細胞の10倍にも及びます。
よくテレビ番組や多くの脳科学者が「脳トレ」を脳を鍛錬し、脳を活性化させることが重要だと指摘するのは、加齢共に死滅する脳細胞の代わりにこのグリア細胞を増やすことが大切なのです。
脳の栄養素摂取、運動、思い出せなくても、思い出すまで諦めずに思い出す。
思い出したときに快感する。
また、好奇心を持って、私は歳だからと諦めず、色々なことにチャレンジする。これらが人の脳の「前頭葉」を活性化させるのです。つまり、脳トレは具体的にこの前頭葉を活性化させることなのです。
人の前頭葉は、五感からの情報の判断、統合、思考、創造性など様々な判断や認識などに関わっている。人の脳部でも最も重要な脳部位なのです。
歳を重ねると脳細胞の死滅から、記憶を引き出す能力が低下すると指摘しましたが、逆に高齢者になると体験記憶や順応性が高くなるため、若い頃と違った脳力になるのです。
現在、子供たちや若者たちの一部に体験不足や五感刺激の不足から、脳の認知力、判断などに異変が起こっている。これらを私は「感覚異変」と呼んでいますが、例えば、人工的な刺激の生活環境など、デジタル音(電子音)、デジタル映像、3D映像、人工甘味料、人工香料(合成香料)などの人工的な刺激が脳に送られているため、自然的な音や香り、刺激が理解できず、認識ができなくなるのが危惧されるのです。
私はこれら「現代人の五感が危ない!」と指摘し、テレビ番組、雑誌等など警鐘を鳴らしながら提唱しているのは、これら脳の低下、若くして衰える。働きが鈍くなっているので感覚異変が起こっていると考えられるのです。
ですから、幼い頃から、人工的な刺激だけでなく、自然界の音、やかましい音も臭い匂いも嗅ぎ、指で触って痛いと感じる。これら人工的(デジタル)な刺激と自然界の刺激(アナログ)の刺激を区別し、認識する必要性があるのです。
常にデジタル信号など、人工的な刺激ばかり脳に刺激を送っていると、誤った認識、自然的な刺激が理解できないなどは、身に迫る危機「危険回避能力」や集中力、洞察力、観察力、ひいては人とのコミュニケーション能力も低下します。これら様々な人の脳力、つまり脳の活性化に関わる問題でもあります。
これらに脳細胞の死滅が加速的進むと、低年齢化している脳の衰え、脳細胞の死滅も低年齢化しているのではないかと予想されるのです。
ですから、幼い頃から様々な体験をさせ、我慢も辛い体験もさせる。
これらが忍耐力として身につく、精神的にも強くなれるのです。
脳を鍛錬することは、心身共に健康で、何時までも若々しい脳で居られることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
また、私のように中年以降になると、人の名前が思い出せない、電話番号が暗記できないなどと嘆く人は多いと思うが、実は人の脳は加齢と共に記憶力が低下しているのでなく、記憶しているものを引き出す(思い出す)スピードが鈍くなっている。よって記憶力が低下したと実感するのです。
現に円周率計算の数字の暗記でギネスブック(世界記録)の保持者は、日本人で当時60歳になる男性でした。暗記した数字は何と10万桁にも及び、その数字を言うだけでも数時間かかったといいます。
ここで、皆さんがあまり知らない脳細胞の働きをご説明しよう!
それは、脳細胞は20歳を過ぎた頃から毎日10万という数で死滅すると高齢者になると脳が萎縮し、変形してしまうのではないかと心配される方が居られますが、人の脳細胞の数は140億あり、生涯でも数パーセントの死滅です、ですからペットMRIなどの脳画像で少しの空間、萎縮が確認出来る程度です。
また、脳神経細胞とは逆に高齢者になると増えて行く脳細胞があるのです。
それは「グリア細胞」と呼びます。
このグリア細胞には、ミクログリア細胞、オリゴデントグリア細胞、アストログリア細胞の3種類があります。
ミクログリア細胞の働きは、死滅した脳細胞や細菌などの異物を取り込み、脳内で免疫防御の役割を果たしております。
オリゴデントグリア細胞の働きは、細胞間の情報伝達をスムーズにする働きがあります。アストログリア細胞の働きは、血管壁から栄養分を吸収し、神経細胞に与えます。
また、グリア細胞は「膠」(にかわ)の意味があり、つまり接着剤の役割を果たすのです。
これら3種類のグリア細胞が神経細胞に栄養を送ったり、死滅した神経細胞を修復「可塑性」したり、神経細胞の働きを支えたりと「メンテナンス」をする役割を担っているのです。
人の脳を形成している細胞には大きく分けて「神経細胞」「グリア細胞」があることをご理解頂けたかと思います。
主に脳の働きを担っているのは140億ある神経細胞(ニューロンネットワーク)ですが、これに対してグリア細胞の数は神経細胞の10倍にも及びます。
よくテレビ番組や多くの脳科学者が「脳トレ」を脳を鍛錬し、脳を活性化させることが重要だと指摘するのは、加齢共に死滅する脳細胞の代わりにこのグリア細胞を増やすことが大切なのです。
脳の栄養素摂取、運動、思い出せなくても、思い出すまで諦めずに思い出す。
思い出したときに快感する。
また、好奇心を持って、私は歳だからと諦めず、色々なことにチャレンジする。これらが人の脳の「前頭葉」を活性化させるのです。つまり、脳トレは具体的にこの前頭葉を活性化させることなのです。
人の前頭葉は、五感からの情報の判断、統合、思考、創造性など様々な判断や認識などに関わっている。人の脳部でも最も重要な脳部位なのです。
歳を重ねると脳細胞の死滅から、記憶を引き出す能力が低下すると指摘しましたが、逆に高齢者になると体験記憶や順応性が高くなるため、若い頃と違った脳力になるのです。
現在、子供たちや若者たちの一部に体験不足や五感刺激の不足から、脳の認知力、判断などに異変が起こっている。これらを私は「感覚異変」と呼んでいますが、例えば、人工的な刺激の生活環境など、デジタル音(電子音)、デジタル映像、3D映像、人工甘味料、人工香料(合成香料)などの人工的な刺激が脳に送られているため、自然的な音や香り、刺激が理解できず、認識ができなくなるのが危惧されるのです。
私はこれら「現代人の五感が危ない!」と指摘し、テレビ番組、雑誌等など警鐘を鳴らしながら提唱しているのは、これら脳の低下、若くして衰える。働きが鈍くなっているので感覚異変が起こっていると考えられるのです。
ですから、幼い頃から、人工的な刺激だけでなく、自然界の音、やかましい音も臭い匂いも嗅ぎ、指で触って痛いと感じる。これら人工的(デジタル)な刺激と自然界の刺激(アナログ)の刺激を区別し、認識する必要性があるのです。
常にデジタル信号など、人工的な刺激ばかり脳に刺激を送っていると、誤った認識、自然的な刺激が理解できないなどは、身に迫る危機「危険回避能力」や集中力、洞察力、観察力、ひいては人とのコミュニケーション能力も低下します。これら様々な人の脳力、つまり脳の活性化に関わる問題でもあります。
これらに脳細胞の死滅が加速的進むと、低年齢化している脳の衰え、脳細胞の死滅も低年齢化しているのではないかと予想されるのです。
ですから、幼い頃から様々な体験をさせ、我慢も辛い体験もさせる。
これらが忍耐力として身につく、精神的にも強くなれるのです。
脳を鍛錬することは、心身共に健康で、何時までも若々しい脳で居られることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、