
日本テレビ「先端科学ミステリー、滝沢俊明のカイドク」13:30~14:30を拝見しています。その番組の中で私が注目したのは「不思議の国のアリス症候群!」です。
典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。 例えば、子供が自分の母親が自分より小さくなったように感じたり、蚊が数十 cm もあるように見えたりする。 自分の体は逆にそれぞれ大きく、または小さくなったように思うこともある。 外界が小さく感じられるものを小視症、大きく感じられるものを拡大視、ひずんで感じられるものを変視症 と呼ぶ場合もあるが、これらの呼称は眼底疾患など視覚そのもの障害による症状においても用いられている。
この症状にはさまざまなバリエーションがある。対象や位置が限定されており、例えば、人の顔以外を見たときにのみこの現象が現れたり、視野の右半分だけが 2 倍の大きさになったように感じたり、テレビに全身が映った人物の顔と体の比率が歪み、何頭身であるかを認識できなくなったりする。 大きさだけでなく色覚についても異常が起こることもあり、例えば自分の母親が緑色に見えたりする。またこの現象は視覚だけでなく触覚や身体イメージによっても起こり、自分の片方の耳だけが何倍にも大きくなったように感じられることもある。 さらに、空間の感覚だけでなく時間の感覚に関して類似した現象が起こることもあり、時間の進み方が速くなったり遅くなったりしたように感じる人もいる。 空中を浮遊するような感覚も特徴とし、現実感の喪失や離人症状も現れることがある。 現象は数分で終わることが多いが、何日も継続する場合もある。
この症状は、ヘルペスの一種のエプスタイン・バール (EB) ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の炎症での報告が多い。 EBウイルスは、日本では子供のころにほとんどの人が感染するもので、おそらくこのために、子供のころ一過性のこの症状を体験した人は比較的多い。 大人になっても不思議の国のアリス症候群を定常的にもつ人の多くは偏頭痛をもっている。 また、他のウイルスによる脳炎、てんかん、統合失調症の患者からも報告されることがある。さらにある種の向精神薬によってもこの症状が現れることがある。またまれにうつ病の前触れとなったという報告もある。ルイス・キャロルは偏頭痛に悩んでいたことが知られており、彼自身がこの症状をはじめとする作品内のエピソードを体験していたかもしれないとする推測がある。ウィクペディアフリー百科辞典引用。
※ルイス・キャロル1832~1898年、イングランド北西部チェーシャ州、ダーズべリ出身、イギリスの数学者、理論学者、写真家、作家、詩人と多彩な才能の持ち主です。
この不思議の国アリス症候群は日本でも多くの報告例があります。子どもの頃の脳症で高熱を発した後や、ヘルペスの一種のエプスタイン・バール (EB) ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の炎症などで発症することが多いのです。視覚的な認識に異変が生じることが多く、頭頂葉の物の位置や、大きさを認識する「視覚野」に何かの影響を与え、本来なら小さいものが、巨大に大きく見えるのです。また、モノの動きが速く見えたり、遅く見えたりします。これらから現在「アリスの国!」は実話の世界だと言う研究者が多くなったのです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、
典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。 例えば、子供が自分の母親が自分より小さくなったように感じたり、蚊が数十 cm もあるように見えたりする。 自分の体は逆にそれぞれ大きく、または小さくなったように思うこともある。 外界が小さく感じられるものを小視症、大きく感じられるものを拡大視、ひずんで感じられるものを変視症 と呼ぶ場合もあるが、これらの呼称は眼底疾患など視覚そのもの障害による症状においても用いられている。
この症状にはさまざまなバリエーションがある。対象や位置が限定されており、例えば、人の顔以外を見たときにのみこの現象が現れたり、視野の右半分だけが 2 倍の大きさになったように感じたり、テレビに全身が映った人物の顔と体の比率が歪み、何頭身であるかを認識できなくなったりする。 大きさだけでなく色覚についても異常が起こることもあり、例えば自分の母親が緑色に見えたりする。またこの現象は視覚だけでなく触覚や身体イメージによっても起こり、自分の片方の耳だけが何倍にも大きくなったように感じられることもある。 さらに、空間の感覚だけでなく時間の感覚に関して類似した現象が起こることもあり、時間の進み方が速くなったり遅くなったりしたように感じる人もいる。 空中を浮遊するような感覚も特徴とし、現実感の喪失や離人症状も現れることがある。 現象は数分で終わることが多いが、何日も継続する場合もある。
この症状は、ヘルペスの一種のエプスタイン・バール (EB) ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の炎症での報告が多い。 EBウイルスは、日本では子供のころにほとんどの人が感染するもので、おそらくこのために、子供のころ一過性のこの症状を体験した人は比較的多い。 大人になっても不思議の国のアリス症候群を定常的にもつ人の多くは偏頭痛をもっている。 また、他のウイルスによる脳炎、てんかん、統合失調症の患者からも報告されることがある。さらにある種の向精神薬によってもこの症状が現れることがある。またまれにうつ病の前触れとなったという報告もある。ルイス・キャロルは偏頭痛に悩んでいたことが知られており、彼自身がこの症状をはじめとする作品内のエピソードを体験していたかもしれないとする推測がある。ウィクペディアフリー百科辞典引用。
※ルイス・キャロル1832~1898年、イングランド北西部チェーシャ州、ダーズべリ出身、イギリスの数学者、理論学者、写真家、作家、詩人と多彩な才能の持ち主です。
この不思議の国アリス症候群は日本でも多くの報告例があります。子どもの頃の脳症で高熱を発した後や、ヘルペスの一種のエプスタイン・バール (EB) ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の炎症などで発症することが多いのです。視覚的な認識に異変が生じることが多く、頭頂葉の物の位置や、大きさを認識する「視覚野」に何かの影響を与え、本来なら小さいものが、巨大に大きく見えるのです。また、モノの動きが速く見えたり、遅く見えたりします。これらから現在「アリスの国!」は実話の世界だと言う研究者が多くなったのです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、