読むのが速いだけでしょう

2010-10-16 00:00:35 | しょうぎ
コンピューター対人間の将棋マッチの第二回戦はコンピューターの勝ちとなる。
もっとも第一回戦の渡辺竜王戦で、かなりコンピューターが肉薄していたわけで、それよりも人間側が弱い選手を出し、コンピューター側は、「迷った時は合議制」というようなルールを使ったのだから、人間が勝つと思っていた人はほとんどいないはず。

当然ながら、清水さんは前座であって、真打ち(つまり羽生名人)まで何段階踏むかというだけのことだろうと思っていた。ただ、羽生名人は強すぎるのだから、彼に負けたと言ってもコンピューターがプロより弱いということにはならないのだから、次の殉教者を探すのかもしれない。

しかし、一体、何が面白いのか、さっぱりわからないわけだ。もともと、「特定のソフト対特定棋士」が観たいのか、「コンピューター対人間」が観たいのか、そのあたりの区別がはっきりしないわけ。

コンピューターといってもソフトは人間が作るわけで、それも序盤は人間が長年かけて作った定跡を組み込んで、定跡から逸脱した部分を力任せにしらみつぶしで読む、というような態度だと、あまり独創性も感じない。

先日、「はやぶさ」が地球帰還した際、帰還途中で一時、太陽圏内の迷子になった。その時に行方を探すときなど、大量の計算を短時間に行う必要があったわけだ。そういう時にはもはや人間の仕事ではなくなっているわけだ。

まあ、さっさと羽生名人が登場して、一敗を喫した後の将棋界というのも、肩の重荷が取れて気楽になるのではないだろうか、とか思うわけだ。

その前に、名人の大仕事として、新人王戦の優勝者と記念対局を行うという仕事がある。

その新人王戦三番勝負の第二局はアマチュアの加來さんが返し1勝1敗。アマチュアと名人との対決まで、あと1勝である。


さて、10月9日出題分の解答は、こちら


今週の問題。易しいのか難しいのか、作者にはよくわからない、という典型的な問題かもしれない。



わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2010-10-17 17:29:04
最終手○●○の○手詰みです。
変化同手数があるので悩みました。
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Unknown (おおた葉一郎)
2010-10-17 20:58:07
蛇塚の坂本さま
正解です。変同はちょっとわかりません。
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