教授たちからのサウンドメッセージ

2017-03-09 00:00:59 | 音楽(クラシック音楽他)
十日ほど前に、洗足学園音楽大学の前田ホールで教授の演奏会があった。場所は溝の口。地元では「ノクチ」と言っている。(*東急では『溝の口』と表記し、JRでは『武蔵溝ノ口』と『の』と『ノ』の違いがある)

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初めて洗足学園に近づくと、かなり斬新な建物が現れる。ドームと赤い箱ビル。あまり音楽大学には見えない。美術大学的だ。

大学構内の奥の方に創始者の名前を冠した前田ホールがある。こちらは重厚な感じがある。いわゆるシューボックス型といわれる直方体型のコンサートホールだ。

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内装は白を基調とし、大型のパイプオルガン付き。なんとなくオペラシティに似ているというか、オペラシティの方が似ているというべきなのだろう。

本日の演奏家は、ヴァイオリンでは「世界のミズノ」と呼ばれる水野佐知香教授と、電子オルガンでは「世界のアカツカ」と呼ばれる赤塚博美教授、マリンバでは「世界のカミヤ」と呼ばれる神谷百子教授。3人とも洗足の女性教授。そして作曲では「世界のワタナベ」と呼ばれる渡辺俊幸教授。

電子オルガンとかマリンバとか、普段あまり登場しない楽器のスゴ技が炸裂する。

しかし、普通に3つの楽器で協奏曲を演じようかと思っても、マリンバとヴァイオリンと電子オルガンの3種を選ぶとは、まったく予想外だ。電子ピアノの達人が、フィルハーモニー楽団一個師団分の働きをするわけだ。

そして、毎年3月11日が近づくと、どうしてもその日を意識した曲が演奏されるようだ。愛とか祈りとか希望とか。プログラムは、『シャコンヌ』に始まり、初演曲 『Prayer to the future world』 で終わる。


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