海老原辰夫詰将棋手筋集4

2017-09-23 00:00:12 | しょうぎ
海老原辰夫詰将棋手筋集4が届く。5手詰で100題。

短手数だと、どうしても既視感が生じたり、運が悪いと「同一作あり!」と糾弾されたりすることがある。

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本作、実は前半部で結構苦戦した。なんとなく感覚が合わずに第一感が入らない。

後半になってわかってきたのは、パターンがあること。五手詰は先手の指し手が3手となるが、初手で、敵味方の駒が利いている場所に捨て駒を打って、同〇というように取らせて質駒化する。3手目はその反対側から「王手!」と飛車か角行を打ち、王の逃げ方を間違えると質駒を取って、5手駒余り状態にして、別の場所に敵玉を追って、5手目にとどめを刺す。(念のため、初手と五手目も「王手!」です)

普通はわざわざ質駒を作ったら、その駒を取って再使用するのだが、それでは7手以上になる。取らない質駒というのが老舗の技ということなのだろう。


さて、9月9日出題作の解答。

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掲出図を取り違えたため、謎の5五歩になってしまった。盤上の2六に攻め方の歩を置けば5五歩は有効になる。本図なら不要だった。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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地下トンネルの両側から攻められる独裁者の図。といっても片側は待ち伏せだけだけど。

わかったと思われた方はコメント欄に、最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2017-09-26 10:07:00
最終手○○○の○○手詰みと成りました。
桂の存在大きい。
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Unknown (おおた葉一郎)
2017-09-26 10:07:33
坂本様
正解です。
ちなみに、本図を左に5筋動かしても(玉が9一)、良かったことに、後で気付きました。
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