兼六園から21世紀美術館へ

2023-11-24 00:00:45 | たび
兼六園は江戸時代に前田藩の藩庭だった。といっても郊外の一戸建ての庭のように、藩主がハサミを持って木に登ってチョキパチするわけじゃない。日本三名園といえば、兼六園、後楽園、偕楽園といわれ、兼六園は今回が2度目。



三名園の一つの岡山の後楽園は池田藩の藩庭だった。池田家は鳥取と岡山に分かれて、合わせれば外様の大藩で、かなり幕府を意識していたはず。数年前に、池田藩の秘蔵品を展覧会で見た中にも、幕府の秘密のはずの大阪城の内部図面が入っていた。いざという時には一気に攻め込むつもりだったのだろう。新田開発に熱心で実質的な石高は多かったはずだが、立派な庭園を幕府のお庭番にチラ見させ、遊び惚けている無能大名を装っていたのではないかと推理したのだが、前田藩もそういうことなのかもしれない。

水戸の偕楽園にはまだ行ったことはないが、来年あたり行かねばならないだろう。

そして、雨の中、少しずつ冬の準備が進んでいるようだ。雪が降り積もると、さぞかし綺麗なのだろう。公園内は内外の観光客であふれている。松の手入れは植木屋でも別料金のこともあり、これが多い庭は本物だが、要所に松が配置されている。美しい苔を維持するために苔の間に溜まった落ち葉の除去作業など細かな作業もあるし維持は大変だ。



庭園内に地図が不足しているため21世紀美術館から離れた場所に出てしまったが、東京竹橋から移転になった国立工芸館が見えたが、竹橋では何度も通っていたので、今回は外観鑑賞だけにした(以前は国立近代美術館へ入場すると、おまけで行けたのに、これからはそうはいかない)。時間が押してきた最大の原因は、金沢駅でのあてのないコインロッカー待ち時間だ。



そして、21世紀美術館。実は前回に訪館した時にカフェテラスで食べた和栗のパフェがお目当てだったのだが、なにしろ寒いし、カフェは大混雑。メニューも確認できないので、次に向かう。日没時間も気になる。

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