ハプスブルグ家の葬儀

2011-07-19 00:00:27 | 市民A
今月16日、オーストリアの首都ウィーンで行われたある葬儀をめぐり、オーストリア国内には賛否両論がおこっているようだ。

葬儀の主は、7月4日に亡くなったオットー・ハプスブルグ氏。98歳と長命であった。元オーストリア皇太子である。元皇太子という言い方は、父親のカール1世の時に、第一次大戦がおこり、その結果敗戦国オーストリアの国王は退位をし、一応、そこで帝政が終了したから。副社長になったけれど会社が倒産したようなものだ。



その元皇太子の盛大な葬儀に国家予算の一部を使うのに対して、国民が賛成したり、反対したりという状況だと思う。さらに、国王を追い出した時の状況からして、帝政賛成論と反対論とがあるのだろうか。

そして少し調べていると、オットーとかカールという名前は、ハプズブルグ家には非常に多い。例えば、亡くなったオットーの息子はカールだし、オットーの父親カール1世の父親はオットーだし、そのオットーの父親は、カールだ。

さらに調べると、亡くなったオットー元皇太子には8人の兄弟姉妹がいて、もう一人だけ長命なものがいる。フェリックスという弟で94歳である。こちらは、いまだにオーストリア政府と争っていて、皇位について、皇位請求権を放棄する気はないそうだ。メキシコシティで静かに出番を待っているらしい。


で、・・

日本が、仮に1945年の敗戦の時、天皇制を廃止していたらどうなるかということ。

廃止した制度であっても、皇位請求制度とかのこっているのだろうか、あるいは新天皇を担いだ勢力(三島由紀夫総統とか)が勃興して、革命でも企てるのだろうか。


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