世界陸上に現れた馬

2005-08-15 21:49:32 | スポーツ
68b011cf.jpg(画像はTBSのアナログ放送から)

ヘルシンキ大会は、なぜか淡々と進んでいた。各競技とも、予想通りの結果が続き、女子棒高跳びでは、ロシアのイシンバエワ選手が予想通り世界記録を1センチ更新。5m01cm。18回目の世界記録更新とは、1cmずつ更新するのがもっとも賞金額が増えることを、ブブカから教わっているようだ。

そして、ヘルシンキ大会の最大のバトル。女子マラソンが終わった。ラドクリフ圧勝。2時間20分57秒。日本勢は今一歩力不足。もっとも注目していた「走るヤマダ電機」こと江田選手は17位。ヤマダ電機の話で締めるつもりだったが、不発。かわりにもう一つのバトルを発見。解説者だ。定番の増田明美の「果てしなく言葉が出てくる」おんな古館流はいつも通りだが、今回は「そうですねー、ラドクリフさんは、とってもはやいのですねえ~~~」と冗長な末尾を得意にしている千葉真子が登場。ついに、解説業界に新規勢力が参入。

聞いていると、二人の解説はまったくかみ合ってなく、お互いに勝手にしゃべっているように聞こえたのだが、案外にも千葉の話もわかり易い。特に、レース前にラドクリフのことを、「腕を振るだけでなく、首を前後に振って走る」と言っていたのだが、これがレースが始まると、よくわかった。右足を前に出すときに首を前に振るのだ。そして左足が前に出るときには、後ろに戻している。そう、これは「馬」そのものなのだ。そして、注意深く見ると、首を振って走るのはラドクリフだけなのだ。増田VS千葉のバトルも、今後、目が離せない。


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