緊急事態宣言の効果とは

2021-02-01 00:00:18 | 市民A
疫学研究者でもなければ、数理計算のプロでもないし、どちらかというと感染阻止にマイナスのことをやっているような気もするので大きな声では言えないが、あまり信用のない政権が「緊急事態です」といって、それで感染者が逓減していくのはなぜだろうかということだが、実感を書いてみる。

そもそも飲食店で夜遅くまでノーマスクで密状態になれば感染リスクが高くなるのはわかったことだが、もっと具体的に考えると、いわゆる「ウイルス・スプレッダー」という人は2種類あると思っている。

一番目は、医学的なスプレッダーで、以前から言われているように、丈夫な人で、かつ免疫力があまり強くなく、その結果、肺炎等の症状があまり出ず、気が付かないうちに拡散してしまう人たち。他人にうつしやすい一方、外に出歩かなければうつす相手もいない。

二番目のスプレッダーは、学術的に特定することは、色々と難しいことがあるが、誰しも知っている行動様式の人たちがいる。

普通、少人数で集まって密なる宴会というのは3人以上7、8人ぐらいだろうか。仮に4人として想像してもらいたいが、そういう時に、場の5割以上をしゃべっている人がいるはず。組み合わせによっては8割くらいしゃべり続けている人もいる。他のメンバーは、基本的に聞いているというか聞いていない人もいる。特にアルコールが入ると饒舌になる人もいる。

話に酔うというか・・・隣のテーブルの赤の他人にまで危険が及んでいる。この一年でもそういうことが数回あった。(一回は新幹線の通路を挟んだ席の4人が、シートを回して飲んでいるのだが、唾を飛ばしてしゃべっているのは、ほぼ一人の中老のオジサンだった。もう一回は山梨のホテルのレストランで、時間オーバーなのに携帯電話で知人を呼び出してさらに続けようとしていたオバサン。)年齢層に関係なく一割ぐらいはいる。

ただ、そういう人たちも、基本的には悪人ではなく、パーソナリティなので、なんとも注意しにくい。さらにそういう人が友人だと「宴会をしよう」と言われると本音は嫌でも断りにくい。友人じゃなくなるかもしれないからだ。誰だって無限に多くの友人がいるわけじゃない。たまたま酒飲みの友人だっているわけだ。友人は大切だ。

だからこそ、政府公認の「緊急事態宣言」が発令されると、友人の気分を損ねることなく遠慮なく断れるわけだ。

一方、こっそりではあっても友人を飲み屋に誘いにくいわけだ。緊急事態下でもどうやって友人と飲み屋に行こうかと思案している人も、少しは、いる。JUN一氏とか。