穴子料理でも教えれば

2018-08-24 00:00:22 | あじ
ウナギが高騰してしまい、とても口に入らない。先日、ある千葉県のゴルフ場の昼食付パック6250円というコースに行ったのだが、パックの昼食に+1000円で「国産うな重」を選べたのだが、熟考の末、回避した。注文してから20~30分でテーブルにでてくるウナギって、冷凍としか思えない。

それで、後日、大手町に午後1で用件があって、昼食を探すのだが、暑いので冷房の効いた地下を彷徨って、「88」という和食店に入る。88といっても元プロ野球監督が引退して開業した店に背番号店名を付けたわけではない。四国料理ということでお遍路さんにちなんだようだ。もっともメニューが88種類のわけではない。

ランチということで1000円前後のメニューが並び、950円の対価として、「穴子せいろ蒸し御膳」をいただく。

anago


そもそも、穴子はウナギの廉価版のように思われているようだが、穴子の方が好きな人だっている。天ぷらで食べるなら絶対に穴子が上だ。

穴子をウナギのような長冊型にして蒲焼にしたら、どうみても2軍の味だが、小さく刻んでから蒸してみるとあっさりしていてウナギには真似のできない味である。

思えば、ウナギが減ったのは、中国や台湾の人たちがウナギの味を覚えたためと言われるのだが、切り身を油で揚げたりしているわけだ。なまず料理と同じように調理している。もし、中国人が蒲焼にすることを選べば、もっとウナギは減るだろう。

一方、穴子を食べているとは聞いていないのだから、おいしい穴子の料理法を中国で普及させれば、「ウナギより美味い」ということになるのではないだろうか。さらにいいことに穴子は、川の下流とか排水が流れる場所のような混濁した海が好きなのだ。無限にたくさん獲れるのではないだろうか。