閉鎖社会で吹き出したパワハラ疑惑

2018-08-30 00:00:23 | 市民A
体操女子選手のコーチが暴力コーチとされ、選手ともども体操界から追放されそうな話が、さらに、突き詰めていくと、同選手が朝日生命体操クラブの副校長で体操協会強化部長の塚原千恵子氏と夫で朝日生命体操クラブ校長で体操協会副会長で金メダリストの塚原光男氏の両氏に、朝日生命体操クラブに移籍するように詰め寄られていたそうだ。

まあ、オリンピアンになれるかどうかは選考委員の胸一つということで、当落線上の選手は弱い立場になる。

実は、昨年の初めに、その朝日生命体操クラブの体育館を見せていただくことがあった。

2017年3月2日「朝日生命体操クラブで金メダリストの話を聞く

登場人物の校長も副校長も体育館にいて、光男校長から色々と話を聞く機会があった。当日は、リオ五輪で4位になった女子チームの一員だった杉原愛子さんも練習中で、このクラブの希望の星のような扱いだった。

なにしろ、体操クラブの運営は大変だということで、幼児教育にはじまる数多くの体操教室で大勢を集めて収益を上げ、それによって一流選手を育てなければならない。体操教室にこどもやシニアを集めるには、どうしてもオリンピアンが何人かいないと迫力がない。

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しかも、もともとは朝日生命がメセナとして直接運営していたものの、決算上の理由で、塚原夫妻(&直也氏)が中心の体操教室を朝日生命が応援するというように変わっているわけだ。

何しろ体育館は大きいし、場所は久我山。周りにはマンションが立ち並んでいる。いつ、売却対象になるのかもしれない。営業上、優秀選手の囲い込みは重要だ。例えばロンドン、リオと五輪の個人総合で2連覇した内村航平も、朝日生命所属だったのだが、大学卒業と同時にコナミに入社してしまう。

謀略の動機は十分にあるのだろう。