あるREITの優待に驚く!

2015-07-29 00:00:43 | 投資
結構REITを何種類も持っている。REITの最大のメリットは、100種類近いREITがそれぞれ、別の決算月であり、さらに年2回配当で、配当率が高いこと。

 1.このため、配当目当てで決算月の1~2ヶ月前に買って、配当を受け取るとすぐに、転がす人が多い。

 2.一方、1を目当てに買い込む人の前に買っておいて、配当日の前に高騰した時に売りぬける人も多い。

 3.また、全然違う観点で、不動産投機は実際にやると売買手数料や、利益に対する所得税が高いため、疑似不動産売買として取り組む人もいる。

私の場合、主に(2)だったのだが、そういう銘柄は外国人投資家の比率が高いことになる。

ただ、ちょっと目を付けたのは、これらの方針とはまったく異なる銘柄で、あるヘルスケア関係のREIT。ヘルスケアといえば病院とかメンタルクリニックというようなものがイメージされるが、それらが投資対象になるとは到底思えないのだが、このREITが扱っているのは、「老人ホーム」。

一応「ニッポンに、心強い未来を。」というフレーズが表出されているのだが、まったくギャグにしか聞こえない。年金では足りず、預貯金も含めて、毎月絞りあげていく施設だ。体のいい振り込め詐欺みたいなビジネスともいえる。このREITはニチイ、ワタミをはじめ8つのオペレーターの16の物件を保有している。1256室だ。しかし、実は外国人の保有比率はわずか3.5%。要するに、長い期間に少しずつ配当で出資者に返そうというコンセプトなのだろう。そういうのも持っていてもいいかな。

といいながら、REIT自体、買ってから少し上がったものの、その後ジリジリとダウンを続けるという情けない状態で、たぶん年末になって損切り候補になるような気がするが、配当と一緒に、投資主優待(いわゆる株主優待)があることを知る。

yutai


あまりに奇妙な優待なので、何度も読み直したのだが、やはり奇妙なのだが、

老人ホーム体験入居無料券(1泊2日食事券付き)


これが、4つのオペレーターから出ている。さらに1つのオペレーターからは日帰り(昼食付き)見学券が。

しかも、使用方法をみると、何度でも使えるようだ。しかも北は福島から南は北九州まで全国にある。

これなら、旅行に行く時にホテル代わりに利用することだってできるはずだ。

気が向けば、そこのホームに入ればいい。入居料から10~20万円の割引もあるようだ。