ハンドブックシリーズの謎

2015-07-11 00:00:02 | しょうぎ
浦野真彦さんの7手詰ハンドブック2を購入して解き始める。まえがきの中で平成23年に発行した前篇と比べて、難易度は同じと書かれているが、なんとなく前の方が難しかった印象がある。あるいは、私の解図力が上がったのか。そんなはずはないだろう。

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ただ、易しい問題にまぎれて、いくつかの難問が含まれていて、あいている時間が5分あるから、とりあえず5題解いて、というような考えは当たらない。10分考えてもわからない問題もあり、数時間たってからあらためて考え直して妙手に気付くような場合もある。

ところで、本書は浅川書房の発刊だが、著者は過去に5手詰ハンドブックを2冊出していることになっているのだが、自分の書棚には5手詰ハンドブックが3冊ある。うち2冊は日本将棋連盟の発行で1冊が浅川書房だ。

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となると、5手詰は全部で4冊あるのか、3冊なのか、あるいは2冊なのかよくわからなくなる。時間をかけて調べてみればいいのだが、同じ内容の本を2冊買ったにもかかわらず、気付いてないのかもしれない。


さて、6月27日出題作の解答。

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▲1四歩 △同玉 ▲2四香 △1三歩 ▲1四馬 △同玉 ▲1五歩 △1三玉 ▲2五桂まで9手詰。

打歩詰打開のために、歩打の王手を最終手にしないように工夫する手筋である。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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中段浮遊玉という嫌われやすい問題。プカプカ風に流され、そのままになる。普通の人間ってこういう一生を送るものだろうか。着地点なし。ああ無情。

わかったと思われた方は、最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。