オールドタイマーズ発進?

2012-01-31 00:00:29 | 市民A
都知事が芥川賞選考委員を辞退して、「今回をもってやめる。全然刺激にならないから」との捨て台詞をはいたのだが、確かに、芥川賞の歴史の中で、「太陽の季節」と「限りなく透明に近いブルー」の二作は、『衝撃作』と名付けられる、というのが定説だが、一方、有名作家の中で、「芥川賞が生涯最高の作品ベスト3賞」に入るのが、「太陽」と「エーゲ海に捧ぐ」と「海峡の光」という説もある。内2人は、まだ生涯が終わったわけじゃないけど。

新鮮で衝撃的な芥川賞受賞というのも魅力的だが、もっとじっくりと、大小説家になるという方が、もっと重要な気もする。

ところで、辞退した本当の理由は、新党構想だったのだろう。亀、平、といった人たちと新党を組むらしい。本当に考え方が近いのかどうかも、私にはよくわからない。少し違うんじゃないかと思えなくもない。都知事というのは政治の現役だが、失業中の年配者を集めただけ、という感じもするし、投票する国民の方も国政と地方自治は別ということはわかっている。

だいたい、政策不明の新党構想なんかに集まるのは、現職で落選危機にある有名高齢議員ばかりじゃないだろうかとも思える。


ところで、南イタリアの海で客船が横倒しになったが、クレージー船長が海面下にある岩礁を見落とした結果と確信している。それにしても、海図を見れば、詳しく水深情報が記されているわけで、当初から「海図なき航海」を行ったのだろうと疑っている。

政界オールドタイマーズ多数を乗せた、重量級豪華客船の「海図なき航海」。戦艦大和のように片道燃料で突撃なのだろうか。もっとも戦艦大和の最後の特攻の時には呉基地内に海軍が過去から少しずつ秘蔵していた重油をまとめて積み込んだので何往復もできたはずとも言われている。軍隊とはそういうものらしい。