ピストンエンジンは永遠か!な?

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OHVの未来は?②

2005年10月06日 | consideration
valbe
これはショベルエンジンのバルブトレインです。こんな形で見るのは初めての方も多いのではないでしょうか?
カムシャフトと、それに動かされるバルブとの距離が随分遠いと思われるでしょう。ロッカーアームを使わないDOHCだとカムは直接バルブを押しますからね~。
ヘミヘッドのバルブの大きさにもビックリしますか?
この大きいバルブとタペット、プッシュロッド、ハイドロユニット、ロッカーアームが全部、慣性重量になるためにバルブスプリングは固く頑丈なものになっています。
このバルブスプリングの頑固さはプラグを抜いて、空キックをしても想像できます。デスモドロミックのドウカティはバルブを戻すのに小さなスプリングしか使っていないので、プラグを抜いてしまいますとクランクは手でクルクル回りますね。
デスモのドウカティが独特のフィーリングを持っているのと同じで、ハーレーの個性は固いバルブスプリングにも理由があるかもしれません。
ハーレーのフライホイールはかなり重いです。ショベルがパンより軽くなったといっても随分重いのです。
アイドリング時のように、キャブレターのスロットルバルブが閉まっているときは、燃焼は最小限ですから本当に回転を維持するだけですので、バルブスプリングを縮める仕事はフライホイールが行っているようなものですね。
もちろん、ピストンが吸入ガスを圧縮するのが最大の仕事ですが、バルブスプリングを縮める仕事量はそれの半分くらいではないでしょうか。

続く


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1 コメント

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普通バイクはエンジンの出力を動力として走りますが、 (ジャイアン)
2005-10-07 15:04:04
普通バイクはエンジンの出力を動力として走りますが、
ハーレーってエンジン内の燃焼はキッカケで、動いてしまえば車重も含めた慣性だけで走ってしまっている感がありますね(笑。

だから加減速が多い都内はすごく燃費悪くなるけど
田舎道は抜群にガス食わなくなるし、高速で法定速度を
守ってしまうと考えられない燃費で走ってしまいますね。

昔、東京の東のハズレから高速にのり長野の友人の所に行くのにスポで行きました。
給油は途中の諏訪でしたがチビタンクで行ってしまった事があります、
速度は55マイル(笑、諏訪まで207kmでぎりぎり7L入らず驚いた事があります。
当時のキャッチフレーズこのタンクでも200km走れるは本当でした、マフラーだけカーカーのドノーマルでしたが。
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