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ペロブスカイト!?

2015年04月05日 | 話題

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http://www.dentaku-museum.com/calc/calc/92-bunrui2/5-dengen/51-solarcell/solarcell.html


今では百均ショップでも売っていますが、1976年に発売された世界最初のソーラー電卓はシャープ製で284,000円と高価でした。これは受光部が背面にあり一旦ボタン電池に充電するようになっていたそうですが、ポケットに入るサイズにすることを優先したとも考えられます。

太陽電池自体はトランジスタ研究の副産物としてトランジスタ発明の7年後(1954年)、米ベル研究所のG・L・ピアソンらによって発明された。(http://www.dentaku-museum.com/calc/calc/92-bunrui2/5-dengen/51-solarcell/solarcell.html)とのことですが、身近な存在になったのはこのシャープのポケットソーラー電卓あたりからではないでしょうか。


ウイキペディア

ペロブスカイト構造(ペロブスカイトこうぞう)とは、結晶構造の一種である。ペロブスカイト(灰チタン石)[1]と同じ結晶構造をペロブスカイト構造と呼ぶ。例えば、BaTiO3(チタン酸バリウム)のように、RMO3 という3元系から成る遷移金属酸化物などが、この結晶構造をとる。(途中略)ペロブスカイト構造はシート状に並んだ MO2 八面体層と金属Rの層が交互に配置している。このような構造による2次元的な電気伝導が、高温超伝導において重要な役割を果す。(ウイキペディアより抜粋を転載)


と”ぺロブスカイト”は結晶構造の名称だと分かりましたが、

 

日本の研究者が開発した特殊な結晶構造を持つ太陽電池が、世界の注目を集めている。電圧が高く、簡単に作れるため、現在主流のシリコンを利用したものに比べて格段に安い太陽電池を作れる可能性があるためだ。ペンキのように自動車の車体に塗って発電することもできるという。大型の火力発電と競争することを目指して企業や研究者らが掲げてきた1キロワット時当たり7円という発電コストを「楽にクリアできる」との声も関係者から出ている。この太陽電池は、鉛や炭素などが「ペロブスカイト」と呼ばれる特殊な結晶構造になった物質。2006年、桐蔭横浜大の宮坂力教授らのチームが発電にも利用できることを報告した。当初は発電効率が低く、それほど注目されなかったが、12年に英オックスフォード大と共同で、10%を超える効率の太陽電池ができたと米科学誌サイエンスに発表すると、世界中で研究に火が付いた。

 

その後、各国から、高効率化したとの成果が次々と発表され、同誌は13年の十大成果の一つに選んだ。14年には、シリコン系と比べても引けを取らない約20%の効率に達した。まだ材料に有害な鉛を使わなければならないという課題があるが、「年内にも実用化に向けた試作品が発表されるのではないか」と宮坂教授はみる。ペロブスカイト太陽電池は、シリコン系に必要な真空や高温の製造設備が要らず、1平方メートル当たり150円程度の原材料を塗るだけで発電できるのが特徴。車体や建物の壁、IT機器などで利用が期待され、宮坂教授は「将来は、車体で発電した電気で走る車や、室内の明かりで作動するコンセントの要らないIT機器ができるかもしれない」と話している。(http://www.sankeibiz.jp/business/news/150404/bsc1504040500006-n1.htmより転載)

と、太陽電池が発明されて60年、身近になって40年経って姿かたちを変えつつありますが、塗料のように塗るだけで発電ができるようになると、空き地だったところや山の斜面などに設置してある巨大なソーラーパネルは増えずに済むかもしれません。


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