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ピストンエンジンは永遠か!な?

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水で発電!

2008年06月13日 | テクノロジー

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昨晩のワールドビジネスサテライトの”トレたま”のところでチョコッとやっていましたね。

画期的なシステムですから、本来ならもっと大きく取り上げても良いのですが、現場で取材?したならではの裏話?によると、発表会の前日に3時間も掛けて取材をした局があったらしいのですが、後に電話が掛かってきて「本当か信じられないので放映できない」と。

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実は、発表会が始まる前は会場は異様な雰囲気に包まれていました。

これは"水からエネルギーを生み出す”というフレーズに惹かれて来たものの、どこか信じられない思いがあったのでしょう。

ワタシも、エネルギー保存の法則がひっくり返るのかと思いながら行きました。

詳細はTechOn(ttp://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080612/153229/?ref=ML)(登録しないと読めないかも)に掲載してありますし、その中のコメントではムチャクチャ言われています。

しかし、ワタシはココまでの原理は理解できない素人ですから、前後関係!?から読み解くしかありません。

画像のスタックは実験前は水を注入前で、注目のもとで水を注入して発電開始です。もっとも後で聞いた話では、完全ドライから水を入れて発電を開始するのに丸1日を要すそうです。

ここで欺く可能性があることを発見(あくまでも可能性)、それは日立マクセルが発表しているシステムで、水とアルミニウム粉末を使って水素を発生させる燃料電池で、つまり、予めアルミニウム粉を仕込んでおいて、水だけを注入すれば・・・・

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やはり、現場に立ち会わなければ情報は得られません。

ワタシが平澤社長を信じるのは(ココで一回お会いしただけですが)、数々の質問に淡々と答え、利点だけを強調する姿勢ではないからです。

まず、自動車メーカーに協力を要請していましたが、第3者があらゆる角度から検証すれば”ばれないウソ”はないでしょうし、だまし続けることは不可能でしょう。

次に「凄い発明ですね」と言われると、「いや、燃料電池という概念を考えたほうがすごいし、我々のはダイレクトエタノールに似たシステムで、ただアレは一酸化炭素が出ますから。NTTさんのアクアフェアリーは参考にさせていただきました」と謙虚に受け流していました。

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車両は、タケオカ自動車工芸から販売されているインド製を買ってきたと。

白いほうが”WES”で、手前の黒いほうがキャパシタです。WESの弱点はやはり出力が小さいことで、発電した電力を使ってそのまま走るわけには行きませんから、キャパシタやバッテリーが必要です。

営業的には”水で走るクルマ”というのはインパクトがありますけれど、それが疑惑を生むもとであれば、”水を使う燃料電池”のほうが良かったかもしれません。

ワタシの希望としては、解決を時間に任せないで、第3者機関に検証していただきたいですね。

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