ハーレーダビッドソンの古いモデルは、オイルラインだけではなく、場所により径の異なるゴムホースをアチコチに使っています。
画像のような長尺物は在庫もしやすく、価格もリーズナブルで良かったのですが・・・。
外観がツルっとした①とデコボコした②とありますが、①のほうは最近仕入れたもの。
2本をガソリンに漬けてみました。日付と時間にご注目を。
①のほうは、約30分で膨潤してしまいました。
このタイプのホースは2層のゴムの間に繊維が入って補強になっています。
表面がデコボコしているのは、繊維の編み目が浮き出ているのですが、ツルっとしている①はどうも巻きが弱いのか、それとも製造方法そのものが違うのか。
ゴムが2層になっているのは、ゴムの特性が油に強いのは耐候性が悪かったりすることに対処する方法だと思われますが、②の外側が特に耐油性が強いわけではないようです。
ガソリンに漬けておくと、画像のように外側が破れている部分は、 このようにブヨブヨになってしまいます。
ともあれ、①はガソリンのみならずオイルホースとしても役不足のようで、使っているうちに硬度が下がり、クランプの締結力が足りなくなって洩れが生じてしまいました。
資源高騰が理由なのか、他の理由もあるのか、先のタイヤバルブのように、ゴム部品の品質が低下している気配がありますので、品質が保証されていない場合は事前テストも必要かもしれません。