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ICT工夫

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ミュージアム甲斐、地域の決断、発進!

2007-11-10 11:14:07 | アート・文化

Yafo071107452 11月7日、甲府富士屋ホテルで開催された「山梨総合研究所創立10周年記念事業 明日の山梨考えるフォーラム&メッセ」において、NPOなどが出展しているメッセに「ミュージアム甲斐ネットワーク」のブース(というかテーブル)があったのです。時間がなくてリーフレット一枚を入手しただけで私はフォーラム会場に入ってしまったのですが、このリーフレットの画像は 湯村の杜 竹中英太郎記念館のページ に掲載されています。リストを見ると「ネットワーク発進!」時の参加は104館になっています、竹中英太郎記念館はもとより 山梨市の横溝正史館 も含まれています。

Yafo10thbook先日の記事に書いたように、公式サイトは未だテスト段階のようですから、今後はリンク集なども充実してくると思います。竹中英太郎記念館の館長さんが日記にお書きになっているように、スタンプラリーも始まっています。景品がボールペンではなくもっと永く記念になる物だと良いのにという気もしますが、私はスタンプ4つを確保できる美術館など訪問予定を組んでいます(^o^)
公式サイト確認-ミュージアム甲斐ネットワーク

尚、7日の山梨総研イベントで配布された「創立10周年記念誌」も素晴らしいものでした。後日ご紹介する予定です。 (この表紙の絵は葛飾北斎の冨嶽三十六景から「山下白雨」、山梨県立博物館所蔵、原画の色はもちろん違います)

A4版128ページ、巻末には1998年4月1日設立以来の年表もあり、世界-日本-山梨-総研の活動が対比できるようになっていて、山梨の状況がよく分かっていない私には便利なものです。

年表と本文を見ていて思い出したのですが、2002年の創立5周年事業、このときに湯村の常磐ホテルへ内山節(哲学者)、出島二郎(金沢)、中谷健太郎(湯布院)、お三方の鼎談というかシンポジウムというか、これを聞きに出かけた事を思い出しました。この事をどこかに書いたような気もするのですが、これが私にとって街づくりに関心を抱いたきっかけかも知れません。内山さんの関係論、中谷さんの湯布院活性化のお話が強く印象に残っています。中谷さんを検索していたら見つけた記事『全国の町づくりで失敗しているところは、ことごとく住民不在で、官の一人歩きの町づくりを進めたところだ。』とありました、甲府市中心市街地活性化を想います。

記憶を確かにするために出島さんを検索してみたら、「地域の遺伝子をみがく」、これはまさかあの時の記録じゃないとは思いますが、読んでみたい。先日の桜座フォーラムに関係する出島さんの著作、「長浜物語 町衆と黒壁の十五年」もありました。メッセにも出ていた「甲斐絹座」に記事・・・・そうだ、この鼎談の時に出島さんは郡内の織物のことを話しておられた記憶が甦ります・・・またTO DOの滞貨が増えてしまった・・・(^_^;)


「ホテルクラウンパレス甲府」に変身

2007-11-09 22:13:09 | ニュース

10月18日のブログ記事、「ウェルシティ甲府の運営先決定」の続報になります。2007年11月9日の毎日新聞山梨版の記事で分かりました。関係先のリンクは10月18日記事にあります。


厚生年金会館「ウェルシティ甲府」の運営主体が変わり、12月5日から「ホテルクラウンパレス甲府」として生まれ変わる。サービス内容に変更はないが、新運営会社は「融通を利かせるサービスで、従来より売り上げ30%増を目指す」と意気込んでいる。
 98年に設立された「ホテルマネージメントインターナショナル(HMI)」(本社・神戸市)で、今回が36軒目のホテル運営となる。同会館は現在、▽客室47▽レストラン▽宴会場・会議室8▽結婚式場・チャペル--を備えている。
 「ウェルシティ」は全国にあるが、各地で採算割れを起こしたことを受け、売却などを前提に施設の管理・運営が「厚生年金事業振興団」から「年金・健康保険福祉施設整理機構」に移転。甲府の施設は、一般競争入札で横浜市の投資会社「シンリョー」が取得し、HMIが運営を受託した。


国民年金については社会保険庁の問題が未だ不透明な気がしますが、厚生年金の運営方法につい私は全く知りませんので、関連施設の採算割れが年金給付に関係するのかどうかも私には不明ですし関心も薄いです。**財団とか**機構とかどうせ中央官庁天下りであろう人々が色々やっていることが次々に破綻していったという状況を忘れずにいることは必要と感じるのみ。

とにかく、甲府にまたひとつ全国チェーンのホテルが誕生するということですね。


山梨テクノフェア2007

2007-11-08 23:27:00 | インターネット

記事タイトルを略しましたが正式には「山梨テクノフェア&マルチメディアエキスポ2007」、2007年11月15日(木)~17日(土)に「アイメッセやまなし」で開催されます。

今日まであちこち確認してきましたが、(財)やまなし産業支援機構の中に 2,516KBのPDFファイルで掲載されている案内が唯一のものと思えます。さすが知事が言われるように「県内のハードウエアとしてはかなりしっかりしたものが、ギガネットワーク、ギガレベルのしっかりしたものができている」から、アップロードは簡単でしょうし、私のようにADSLの最低レベルでアクセスする者でもなんとかダウンロードは出来ますが、モバイルでは無理かも知れません。

上の画像は必要な部分だけ切り出してみたもの、クリックすれば拡大します。個々のプレゼンテーションの場所も内容も不明ですが行ってみれば判るでしょう。内容の一部は「IT経営キャラバン隊がやってくる」に書いたことから推測できます。
11月17日開催、「ものづくり体験教室」、山梨青年工業会が協力団体です。
11月17日開催、2007年度ロボコンやまなし オフィシャルホームページがあります。
11月17日に入賞作品発表会、「やまなしビジネスプランコンテスト」募集のページです。これは山梨県中小企業サポートセンターが関係しています。

面白そうなテーマが17日(土)に集中していますが、3日間、皆勤できるかな(^o^)
しかし、私が甲府に来て何回目になるか、毎度のテクノフェア&マルチメディアエキスポの広報を見るにつけ、「情報満載都市やまなし」を目指される横内知事のご苦労は続くのでしょうか、山梨にITプロ不在とも思えないのですがプロ中のプロであるべき人々の姿がなかなか見えてきません。紙ベースの広報に素晴らしい力をお持ちの方々は大勢おられることは判ります。


「情報ハイウェイ活用を」と提言

2007-11-08 22:58:00 | インターネット

2007年11月08日の山梨日日新聞によると 情報通信産業の山梨県内への誘致策などを協議してきた「県情報政策アドバイザー会議」(議長・甕昭男テレコムエンジニアリングセンター理事長)は7日までに提言書をまとめ、横内正明知事に提出した。との事です。
この件については2007年5月10日にこのブログで「情報政策アドバイザー会議」の第1回会議に関連して書いていました。その後の情報は確認していませんが半年で結論が出たようです。提言を読まないうちにコメントするのはいけないと思いますが、山梨県情報ハイウェイに関しては正直言ってツッコミどころ満載なのですが、この情報ハイウェイ活用問題は最初のスタートから間違えてしまった、どうも横内知事の責任ではないと思えるのです。むしろ困難な後処理と再構築をせねばならないのでアドバイザー会議を設置されたのだと、私には思えます。県庁ホームページから無秩序な発信が続いていることから見えるように山梨県庁にはCIO(最高情報責任者)の役割を果たしている人がいないように思えます。


(山梨日日新聞記事) 県が整備した光ファイバーによる高速情報通信基盤「情報ハイウェイ」の有効活用や、情報通信企業の立地を支援するための補助制度の創設などを提案している。
 提言は「山梨ICT(情報通信技術)戦略に向けて」と題し、県の情報化を全国トップレベルに引き上げるための施策を例示。このうち、優先的に取り組むべき事項として、情報ハイウェイを東京都や静岡、長野県と接続するとともに、現在は都内や大阪府内に集中しているインターネットエクスチェンジ(プロバイダーなどの接続ポイント)を県内に整備する必要性を示した。
 また、ICT化を担う人材育成を産学官連携で進めることを提案。最新技術を習得するため、先進企業への派遣や国外企業、大学との連携も示した。


良いタイミングだと思います、11月15日~17日は山梨テクノフェア&マルチメディアエキスポ2007が開催されます。提言の公開がこれに間に合って欲しいです。

平成19年11月7日の山梨県知事記者会見記録では、以下の内容が掲載されています。

●「山梨県情報政策アドバイザー会議の提言について」
(知事) 情報政策アドバイザー会議の提言がまとまりましたので、発表させていただきます。
 本県の情報通信産業の振興を図るということは、私の公約にも入っている大きな課題であります。情報通信分野では本県ゆかりの方々で、大変活躍しておられる方々が何人もおります。そういう方々にお集まりをいただいて、情報政策アドバイザー会議というものを5月に設けまして、今日まで4回開催いたしました。皆さんお忙しい方々ですから東京事務所で開催をして、私自身も興味のあるテーマでありますので参加をいたしました。
 今回、その提言として取りまとめられたものであります。内容は、また詳細については、情報政策課の方から説明があると思いますけれども、内容の前に、別紙というのがついていますか、メンバーですが、これをご覧いただきたいと思います。甕(もたい)さんという方はテレコムエンジニアリングセンターの理事長さん、この方は、かつての郵政省の通信部長をおやりになった方ですね。山梨大学のご出身で、山梨県の情報政策についてかねてから色々とアドバイスをいただいている方であります。それから日銀の国際局長をしておられる、元甲府支店長の出沢(いでさわ)さん。それから、今は協和エクシオの副社長をやっておられますが、この間までNTTドコモの副社長をしておられた石川さん、この方も山梨県のご出身で、山梨大学のご出身の方です。それから山梨大学の教授の新藤久和先生。それから日本電気の執行役員専務の広崎膨太郎さんという方。この方は特に山梨県のご出身ということではないんですけれど、日本電気は甲府日本電気があり、山梨県には大変ゆかりがあるということがありまして、甕理事長の紹介で入っていただいたわけであります。他にオブザーバーとして、総務省の総務審議官、電気通信関係・郵政通信関係の総元締めをしておられる鈴木さん、山梨県のご出身の方であります。それから北村さんという中央コリドー高速通信実験プロジェクト推進協議会ということで、長く中央道沿線に高規格の光ファイバーを敷いて高速通信実験をやろうという計画がありますけれども、それを推進しておられる方です。それから山梨大学の研究支援・社会連携部長の田中さん。それからデジタルアライアンスと言いまして、県が敷設をいたしました情報ハイウェイの管理をしている会社がありますが、その社長をしている鈴木さん。そんなメンバーで議論したところであります。

 提言の内容につきましては、本県の情報化を全国トップレベルに押し上げて、「情報満載都市やまなし」を実現するということでありまして、具体的には、基盤インフラの整備・情報通信基盤の整備ですね、それから情報通信産業の集積、公共・民間アプリケーションの連携、人材育成の四つの視点から施策の方向性が示されているところであります。
 そこで、これらを効果的に推進していくために、優先的に取り組みを進める事業としてリーディングプロジェクトというものを位置づけております。その内容としては、基盤インフラ・高度情報化拠点の整備と情報ハイウェイの利活用、産・学・官の連携強化、情報通信産業の集積を促進する支援制度の充実などについて提言をしております。

 この提言に示されたプロジェクトにつきましては、今、策定作業を進めおります「行動計画」の中に具体的な事業として盛り込んでいくと同時に可能な限り来年度予算にも反映をしていきたいと考えております。

 このA3版に概要版がありますけれども、山梨県の状況としては情報通信産業は、必ずしも高い水準にあるわけではありません。確か情報通信産業の従事者というのは、全国の0.3%くらいでしたか、全国的に見ても情報通信産業の集積というのは大変弱い県であります。そういう背景があって、しかし、左側に山梨県の状況というところにありますように、県における取り組みとしては、平成18年に民間にも開放している情報ハイウェイというものが運営されておりまして、これは各県に比べても自慢することができるものであります。
 したがって、県内のハードウエアとしてはかなりしっかりしたものが、ギガネットワーク、ギガレベルのしっかりしたものができているということであります。

 そして三番目にありますように、情報産業の振興策として、現在は製造業等の立地については企業立地奨励金がありますけれども、情報産業については特に企業誘致についての支援制度がないという状態であります。そういうような背景の基で、右側に参りましてリーディングプロジェクトと書いてありますけれども、こういうような施策を推進することによって、山梨県の情報化を全国トップレベルに押し上げていきたいということであります。

 まず、基盤インフラ・高度情報化拠点の整備と情報ハイウエイの利活用の推進では、地域IXの整備、地域IXはご存知と思いますが、インターネット・エクスチェンジですね。その拠点であります。今、みんな東京に一旦行って、また戻ってくると。こういうネットワークになっていますから、東京と山梨県の間のインターネットの通信が、なんらかの事情で不都合が生じますと、山梨のインターネットが活用できないような状態になるということから、できるだけ地域、地域でインターネットのエクスチェンジを、交換の拠点を作って行く必要があるということで、地域IXの整備があります。

 それから、高度情報化拠点の整備ということで、どこかに高度情報化のための拠点的なものを一つしっかりとしたものを作る必要があるということであります。

 それから、情報ハイウェイの有効活用ということで、ギガネットワークの情報ハイウェイがあるわけですから、これをできるだけ民間に活用してもらうということでありまして、例えば、本県のいくつかの工業団地に立地している企業については、高速インターネット通信が必要なわけです。しかしながら工業団地によっては高速通信ができないところがあるんです。それは情報ハイウェイに接続すればできるようになるんですね。そういうことも含めて、情報ハイウェイをできるだけ活用していく方策を進めるべきだということであります。

 それから、産・学・官の連携強化とありますが、産・学・官、山梨大学を始めとする学と、そして県庁と、そして産業界というものが連携していくということでありまして、とりわけ人材育成のために協調していったらどうかということであります。山梨大学は中国の浙江大学と提携を結んでおりますけれども、そういう所との提携の中で高度なICT人材を育成をするというようなことを産・学・官で連携していったらどうかということであります。

 次に、情報通信産業の集積を促進する支援制度とありますけれども、先ほど申しましたように、情報関連産業の立地については支援制度はありませんので、製造業の立地奨励金に準ずるような支援制度を設けたらどうかということであります。
 最後に推進体制として、フォーラムを開催すると同時に、推進室を設置してはどうかという提言であります。詳細については後ほど、情報政策課の方で説明をしてもらいますけれども、こういう提言がされまして、これをできるだけ実現をすることによって、本県の情報化を更に推進していきたいと考えております。以上であります。


この件はいずれホームページの方でまとめるつもりですが、記者さんによる質疑応答は以下の通りとなっています。


<質疑応答>

(記者) 提言の中にいくつか、県に対して実現して欲しいというものもあると思うんですが、例えば情報ハイウェイの低廉価格での提供であるとか、先ほど知事もおっしゃいました支援制度の充実、また推進室の設置などがあるんですが、そのことについて改めて、今、提言を受けて知事としてどのようにお考えなのか教えてください。

(知事) 先ほど申しましたように、山梨県が作った情報ハイウェイのネットワークは全国的にも誇ってもいい、ギガレベルの容量の大きいものなんですね。だから、これをできるだけ民間の人にも活用してもらうということが課題なんです。
 先ほど申しましたように工業団地の中には、これにアクセスできなくて、依然として高速インターネットも使えないという工場があるわけです。これがまた企業立地に制約になっているということもありますので、この情報ハイウェイの民間のアクセスを促進していくということが必要だと思っております。
 それは県として支援措置も考えなければいけませんけれど、まずはこういうものがあるということのPRをよく民間企業にして、知らない人が多いものですから、民間企業でもっと企業間の取引ですとかにこういうものを使うようにPR活動をまずやることが大事だと思っております。

(記者) 支援制度の創設とか、推進室の設置についてはどうでしょうか。

(知事) これは予算レベルの問題ですから、今の段階でそれをやりますということまでは、私としてはまだ申し上げるのを差し控えさせていただきたいと思います。そういう提言がなされております。これは誠意をもって対応していかなければならないと思っております。
 情報産業が山梨県では集積の程度が非常に低いですね。例えば、情報通信産業のソフト系のIT産業の事業所の数というのは、山梨県は181箇所、全国が35,957箇所ですから、(全国の)0.5%程度でしょうか。隣の長野県あたりは632あるとか、富山県でも288とか、石川県でも390と、比べても、県が小さいということもありますけれども、情報産業の集積が低いという状況であります。
 他方で、新聞などでも最近取りざたされておりますけれども、いわゆるデータセンターと言われるものについては、かなり東京の中心部から郊外へ、更には地方へ分散しようという動きが具体的に出てきています。そういうものの受け皿として、山梨県というのは大いにあり得るわけで、そのための何らかの支援方策というものは考えられてもいいのではないかと思っております。


地域の決断、傍聴記

2007-11-07 22:11:00 | 街づくり
11月7日に甲府富士屋ホテルで開催された「山梨総合研究所創立10周年記念事業 明日の山梨考えるフォーラム&メッセ」に出かけました。

Yafo071107455 ちょっと早目に出たのですが、「事例発表(13:30~)」に間に合えばよいと途中ブランチでゆっくりしているうちにハッと気が付いた、てっ!メッセがあるじゃん、これは早い時間から始まってるのではないか、それを見学した後で13時半からフォーラムだ! 急いでホテルに向かいましたが時間が迫っていてメッセを覗いた程度でフォーラム会場に入りました。

Yafo071107458 事例発表に入る前に主催者挨拶、来賓の祝辞があり、ここで横内正明知事も出席されて祝辞を述べられました。

事例発表は20分ずつパワーポイントを駆使した分かりやすい事業紹介でしたが、ホームページが再構築中らしい「三洋機工」の発表は極細繊維不織布製造技術についてで、この不織布で作られた花粉症用マスクが既存の製品に比べて絶大なフィルター効果があることが示されました。幸いにも私は花粉症ではないのですが、このような布製品の応用は色々な方面に考えられるのだろうと想像します。
「キープ協会」の「森療時間」はホームページの「KEEP FOR THE FUTURE」バナーから入れます。清里は昔々合宿で行った事があるくらいで、未だこれからの楽しみにとってあります(^o^)

Yafo071107479「NPO法人スペースふう」の食器リユース事業は今回初めて具体的なお話を聞きました。「リユース」というアイディアを産み出すまでと、その後のご苦労などはNPO活動を理解し育てる周囲の人々の重要さも感じさせるものでした。イベント主催者としては紙コップなどの方が経費は安く済みます。レンタル料金はホームページに紹介されていますから、市販の紙製品と比較できます。ポイントはトータルな環境コストに思いを馳せる主催者、ユーザーの意識の問題です。これはレジ袋有料化とマイバッグ使用推進のプロジェクトでも同じことです。目に見える部分利益と見えない全体利益を考える感性はあらゆる機会に鍛えられるものだと感じました。

Yafo071107473「月江寺昭和のまちづくり」の事例は甲府市中心市街地活性化との関係もあって興味深く聞きました。あの界隈は車で道を間違えて裏道に迷いこんだ事がありますが歩いたことはありません、時間をとって訪れてみたいと思います。パワーポイントで拝見した昭和のレトロ風景に心が惹かれます。

Yafo071107485 『分権時代、地域の決断~連携・協働・自立に向けて~』 と題するシンポジウムはお馴染み伊藤洋先生のコーディネイトでパネリストの方々の濃いお話が聞けました。平川南さんの「甲斐」とは「交(かひ)」、すなわち東海道と東山道とを交わらせる役目を大和朝廷から与えられた土地というのが語源であるとの話は目からウロコの思いでした。確かに県立博物館のテーマの中に昔から外との交流が盛んだったという特長が描かれていたように思います。

清水市出身の竹内宏さんからは子供のころから山梨に高い文化の香りを感じてきたというお話もあり、池田政子さんがキタリモンとして、中にいては気が付かない山梨の素晴らしさを外から見る目で見直す大切さについても語られていたと思います。外に出て成功した人々への高い評価が、内にいて努力し成功することへの動機づけにもなる事が大切と感じます。今日の話には出ませんでしたが、出る杭は打つという気風があるなら、そこを考え直す事で山梨は大きな活力を生み出すと、キタリモンの一人として私は思います。

Yafo071107487 山梨総合研究所の渡辺利夫理事長は伊藤先生からの問いかけとして、東アジアから見た山梨という事を話されました。私は甲府に来て最初のインターネットサーチで山梨総合研究所の存在を知り、そこに渡辺利夫先生のお名前を見て驚いたのですが、じかにお話を聞くのは初めてです。中国や韓国から見た山梨は自然が豊かな土地ということだそうです。意外な気がしましたが、現地の状況は山紫水明の絵画にあるようなものとは違うのだそうです。だから山梨に来て緑豊かなさまに感嘆するということです。その点は私も同じ(^o^) その緑の山々に囲まれ過ぎていて街なかに緑地公園が少ない甲府、というのも外と内からの見る目の違いかも知れません。

交(かひ)の国である甲斐の「分権時代、地域の決断」とはまさに、出自にとらわれない多様な人々との連携・協働をベースにした自立を目指すことだと、私は感じました。だからこそのインターネット活用、情報ハイウェイを真に民間活用にもっていくことだと、これはインターネット・オタクの我田引水です(^o^)

追記・山梨県サイトに「やまなしの森林セラピー」ホームページがあります。ここには「3 森林セラピーの対象と効果的な療法メニュー」などの詳細が掲載されていてキープ協会の「森療時間」も含まれています。


ミュージアム甲斐・ネットワーク事業

2007-11-06 23:32:10 | 竹中英太郎記念館

湯村の杜竹中英太郎記念館のホームページにある「お知らせ」から、河口湖美術館で始まる「ルオー連作版画展」を知りました。そこに書かれていた【ミュージアム甲斐・ネットワーク事業】という文字に、記憶の片隅にあるものが引っ掛かりました。

これは文化庁による公私立美術館・歴史博物館への支援を目的とする『芸術拠点形成事業(ミュージアムタウン構想の推進)』の平成19年度採択事業として、「甲斐の国博物館ネットワーク事業」が採択された事に端を発するようです。もちろん山梨県立博物館を中核とする「甲斐の国博物館ネットワーク事業実行委員会」による支援申請があったことは考えるまでもないでしょう。支援対象事業の2番目、「ミュージアムを核とした地域文化資源の整備・活用に係わる事業」に該当する訳です。

これも竹中英太郎記念館サイトにある「身延山と武田信玄展」ページから身延山宝物館サイトを訪問し、「南部実長公と武田信玄公」展のお知らせ(終了)ページの中に『甲斐の国博物館ネットワーク事業実行委員会では、「風林火山◆博物館めぐり」と題し、山梨県内の博物館の情報を発信しています。』と書かれている事から活動が進行中だとはっきりしました。

「甲斐の国@博物館めぐり」(ページタイトルは風林火山◆博物館めぐり)というホームページはこれまで知りませんでしたが、『2007(H19).2.16 甲斐の国博物館ネットワーク事業実行委員会の方針決定と共にこのホームページを立ち上げました.』とあります。タイトルロゴにも実行委員会の名前が入っています。ただ気になるのが「2007(H19).6.25」が最近の更新であること、「HP概要」ページに『このホームページは、無料で提供される民間のサーバーを利用していますが、その運営上、各ページの下のほうにコマーシャル・リンクが付きます。この点をご理解願います。 』と書かれている事です。恐らく仮のサイトだと考えました。

更に検索を続けて、道の駅とよとみふるさとメール: 2007年8月に「ミレー作品河口湖美術館へ ミュージアムネットで初の貸し出し」という記事を見つけ、これが山梨日日新聞8月30日掲載記事と判った事で、「ミュージアム甲斐・ネットワーク事業」との一致がはっきりしました。
山梨県庁の 知事政策室広聴広報課のニュースで『やまなし元気ナビ「ミュージアムが熱い」10/21(日)7:30-7:45(YBSテレビ)』があり、ここで『県内のすべてのエリアの様々な美術館・博物館103館が参加するミュージアム甲斐・ネットワークでは、情報交換を密にするため定期的に会議を開催したり、官・民それぞれの特徴を活かした集客向上事業に取り組んでいます。博物館所蔵の収蔵品にまつわる土地を巡る「収蔵品ゆかりツアー」やミレーの絵の貸し出しなどを通じて県民文化の向上を図る「アートミュージアム・ネットワーク事業」などが代表的な事業です。』が多分最新情報です。残念ながら私はテレビは見ていません。この103館の中に湯村の杜竹中英太郎記念館も参加されていて、そのことが上記のように身延山や河口湖美術館の広報をお手伝いすることにもなった事をしりました。

そしてようやく「甲斐の国 博物館ネットワーク」公式サイトに行きつきました。(今日現在、このサイトを私のブログでご紹介してよいかどうか迷います、未だテスト中という内容が複数見られ、スクリプトも不完全だからです)
山梨県内の美術館・博物館・資料館などをネットワークして益々活性化する、その一環に竹中英太郎記念館も加わっておられるのです、こんな素晴らしい事はありません! インターネットオタクの私としてはまさに我が意を得たりです(^o^)

仕事の合間に探した作業でしたので時間がかかりましたが、ようやく全貌が判明したので、とりあえずブログで記録しておきます。


山梨菊花展@舞鶴城公園

2007-11-06 15:35:00 | アート・文化
Kiku0711a舞鶴城公園の自由広場(遊亀橋から入った所)で山梨菊花展が11月1日から12日(月)まで開催されています。
私は花卉園芸には全くの素人ですが菊花展は東京にいた頃に一度だけ親戚の年寄りをお連れした事があり、菊人形も見ています、しかしその時の記憶は定かではありません。
11月には菊花展があることは昨年知っていましたので今年は行ってみようと情報を確認していました。
Kiku0711h
遊亀橋を渡って公園に入った右の広場に二列のよしず張りが並んでいてそこが会場でした。
なんとも目を見張るばかりで写真をご覧いただくしか書くことがないです

Kiku0711b Kiku0711c
菊人形こそありませんでしたが、このように均一に花を咲かせるには大変な手間がかかるだろうと想像できます。

Kiku0711d Kiku0711e
こんな大輪の菊の花というのは見た記憶が消えていますから、ただ珍しく美しく、ふと、無気味でもあるものでした。

Kiku0711f Kiku0711g
「だるま作り」とか「福助作り」という技法もある事をしりましたが、菊の盆栽を見たのも初めてでした。
山梨には花の公園が多数あることは知っていますが、どこにも出かけた事がありません。桜の花見には出かけても、桃の花見はまだ知らないのです。明野のヒマワリも写真だけ・・・せっかく山梨にいるのにどうした事だと我ながら呆れます。
菊の写真を「パソコンを捨てて外に出よう!」 という文字と共にモニター壁紙にして表示させておこうかと思う・・・・


『県内に住む菊の愛好家らで作る「山梨菊の花会」(浅川祐二会長)の会員約120人が、丹精を込めて育てた菊約450鉢を展示。春先に芽を挿した後、夏~秋に袋をかぶせて日照時間を調節したり、養花材を使って茎の丈をそろえたりしながら、美しい菊に仕上げるという。』(2007年11月9日の毎日新聞山梨版より) 取材のプロさんはさすがに違いますね、私が訊けなかったことをおさえていらっしゃる・・・


一刀斎、医食同源チキンカレー

2007-11-05 23:14:00 | 逸店逸品

まさかカレー専門店で「医食同源」の文字を見るとは思わなかった「チキンカレーの一刀斎」です。
毎日新聞山梨版の記事で知りまして、舞鶴城公園の菊花展を見るついでに立ち寄りました。名指しでお店を探して訪ねたのは「いなり寿司の清水家」さんに続いての体験です。

Ittosai_a シンプルなチキンカレーを注文しましたが、うん、この懐かしい雰囲気からすぐに思い出したのが渋谷百軒店(ひゃっけんだな)にある「ムルギー」です。今でもあるかなと検索したら「ムルギー」だけでこのとおりヒットです。
それはともかく、スパイスが効いた実に良い味でした。

Ittosai_a

壁にはスパイスの効能書きが張り出されていて、なるほど医食同源は中国料理だけじゃない事が判りました。香辛料を求めてインドを目指した大航海時代の歴史まで思い浮かべるとは大袈裟ですが(^o^) 最近の私は体調不良でブートキャンプよりは医食同源で立直したいと考えているところです。

チキンカレー500円(税込み)、その大盛り600円、特盛り700円、毎日新聞が紹介したオムカレーは680円から順次100円増しです。あぁ、これでまた思い出しました、有楽町の京橋よりにカレー専門店があって、ここでは量の表現に「多い」=「大井」から始まり、「大森」、「蒲田」という具合に品川から先のJRの駅名を使っていた・・・店名は失念、検索語の組み合わせで苦心しましたが、ヒット・・・辛夷飯(カライライス)@銀座とかニューキャッスルがこれですよ!
最近自分で作ることはありませんが、カレーにはコダワリがあります。カレーライスとライスカレーの違いは何かという大問題は子供時代に友達と論争したし・・・、じゃが芋が丸ごと入っていて驚いたのが確か新宿中村屋のカレーだったし・・・、カレーの話はきりがない。

Ittosai_c お店の場所は電話で確認してから出かけました。岡島百貨店の紅梅通り入口の斜め前の位置でした。ちょっと急な階段を昇った二階です。

オリオン通りや岡島へ出かけていて、なぜ今までこのお店に気が付かなかったのだろうかと思いましたが、脇目も振らず目的地に向かう性格の私かと(^_^;) 毎日新聞の記事をご参考まで・・・・


◇「チキンカレー」一筋--「一刀斎」=甲府市丸の内1の15の5
平日は午前11時~午後8時、土日祝日は午前11時~売り切れ。不定休。電話055・222・6767。
甲府市中心部に店を構えるチキンカレーの専門店。岩下弘人店長が会社勤めしていた経験から、「昼食は早く、安く」を目指し中心メニューはチキンカレーのみ。一つのメニューに絞って“勝負”しようと、店名は一刀流の開祖・伊東一刀斎から取った。  開店した02年当時、ファストフード店で価格破壊が進んでいた影響を受け、チキンカレーの通常サイズはワンコイン(500円)とお手軽価格に設定。その後も値段は据え置く姿勢を崩さない。
 カレーは「他の店があまりやっていないものを」と、インド風の辛口。煮込んで寝かせた方がうまみが増すヨーロッパ風とは異なり、インド風は「出来たてが一番」として、毎朝午前5時に仕込みを開始。タマネギを約2時間半炒めた後、十数種類のスパイスを入れて5時間かけて当日に提供する。
 客のリクエストに応え、ご飯の上にオムレツを置いた「オムカレー」(680円)や通常サイズの1・6倍ある特盛り(200円増し)をメニューに加えた。「オムカレー」はまろやかな味で、一度食べるとはまって毎日食べにくる熱狂的なファンも。チキンカレーの通常サイズで、昼食時間帯以外のテークアウトも行っている。


緑が丘球場と環状道路北部区間

2007-11-05 19:49:54 | 街づくり

2007年10月24日の毎日新聞山梨版で『甲府市営緑が丘球場:「春の関東大会で使用を」 県高野連が市に申し入れ』、山梨日日新聞で、『緑が丘球場 硬式 野球の使用を要請 県高野連が甲府市に 結論出ず再協議へ』と報じていた記事がありました。

問題になっていることは、内野スタンドのフェンスが低く9月の高校野球秋季大会で硬球が民家に飛び込み、市側は住民から硬球の使用中止かフェンスの拡張を求められているというものです。フェンスの拡張には多額の経費がかかるなどで甲府市としてははっきりした回答が出せないでいる事が報じられました。

この球場では私もスタンドに座って観戦した事があり、緑が丘は近くに府中五山(甲府五山)のひとつ、法泉寺もあって私としては珍しくよく知っている場所です。山の手通りが混雑する時に湯村の竹中英太郎記念館に抜ける裏道も熟知している(^o^)

記事を読みながら何かひっかかるものを感じたのですが今日になって思い出しました。それは環状道路北部区間から緑が丘に出る道路の計画があるのをどこかで見たということです。
国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所サイトに新山梨環状道路北部区間というホームページが出来ています。新山梨環状道路のホームページも別にあります。

計画路線図などを探していくうちに「中心市街地活性化への支援」というページも初めて見て、この話は知らなかった事に気が付きました。このページにある「資料:平成13年度甲府市中心市街地活性化基本計画(甲府市)」、これは現在の中心市街地活性化計画の前身であるTMOのことです。「平成9年度中心市街地の再生と交通計画(岡並木  監修)」、これは知らなかったので後で調べてみますが・・・・、これは別件の中心市街地活性化関連です。

それはともかく、私がおぼろげな記憶にあるのは確か北部計画区間の積翠寺の辺りから緑が丘に抜けてくる新しい道の計画図なのです。ああ、これで公園は分断されるのかな、アルプス通りと環状道路がここで連絡するのか、など感じた記憶です。曖昧な事でブログに書くのもまずいなと思いますが、新しい道路計画があるなら、それを踏まえた球場フェンス問題の解決策もあるのかも知れないということで、メモ代わりに書いておきます。


IT経営キャラバン隊がやってくる

2007-11-04 23:26:00 | インターネット

11月15日(木)~17日(土)に山梨テクノフェア&マルチメディアエキスポ2007がアイメッセ山梨で開催されますが、この日程に合わせて、IT経営キャラバン隊が甲府に来る予定のようです。参照-IT経営キャラバン隊スケジュール(予定)

「IT経営キャラバン隊」については、発起人が12団体・企業として以下の通り広報されています。

日本国の「ICT」が、というよりここでは単に「IT」と言い切っておきたいのですが、見事にウィンテルであることをここまではっきり打ち出された事は知りませんでした。これではさすがに総務、通産など表立って参画出来ずに全て外郭団体に任せたのです。
『来日した米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は、「今回の全国IT推進計画を含め、日本への投資を倍増させる。4~5年後には日本における中小企業向けのアプリケーション市場は、劇的に変わるだろう」と、意気込みを語った。・・・キャラバンに用いるバスはマイクロソフトが無償で提供した。』(日経ITPro記事、2006-11-06 より) どうせなら、NTT、NEC、日立、富士通も相乗りしておけば、誰の目にも日本国 e-Japan  の姿が見えるのに(^o^)

有名なサイト、All About に「IT経営キャラバン隊がやってきた」があります。
マイクロソフト株式会社、「全国IT推進計画2007」記者発表会(日経ITPro 2006-11-10)
マイクロソフトCEO,バルマー氏の日本滞在20時間を追う(日経ITPro 2006-11-10)

11月14日(水)はマイクロソフトの月例セキュリティ情報公開日です、私はこちらも忘れず処理してからキャラバンをお迎えします。山梨での詳細が分かれば補足情報を書く予定。

ICTの要点は今、手元にあるツール(ハード、ソフト)をどのように効果的に使うかということ、効果的に使っているかどうかを確認することですが、なによりも「効果的」の意味を理解出来ずには何も始まらないわけです。すなわち情報とは何か、それをどのように扱うべきか、それが原点にあります。それが見えてきてから、それではツールとして何をどのように使うのが良いかが判ってきます。先日も書きましたが、何故-何-どこ-いつ-誰-どんな方法という基本を踏まえねばなりません。