終了間際の山梨県立考古博物館「ナスカ展」にやっと出かけることができました。
予想以上に素晴らしかった。
会場に入るまでは例の地上絵の大きなパノラマとその解説があるだけかと思っていたのです。
自慢じゃないけど私はペルーやナスカに関する考古学などまったく知識無し!調べもせずに出かけたのです(^_^;)
ところが展示は大変学術的で、薄暗い場内を一目見てすぐに入口に戻り、イヤホンで説明が聞けるガイドツールを借りました、500円、これはまさに必要経費、説明文を読むより展示物に集中して鑑賞できるのでありがたい(^o^)
ケーナやサンポーニャの原型のような楽器もあり、場内に流れるのは多分ケーナの音色だと思います。これに気が付いたのは先日フォルクローレのコンサートを鑑賞したお蔭です。
壺などの陶器類や織物など場内まるごとフォルクローレという雰囲気にひたりましたが、ドキッとしたのは実物の子供のミイラとその分析報告、DNAから得られた結果はルーツが日本人と同じ、アジア大陸からの民族大移動との事です。ミイラちゃんの顔をじっと見て心の中で手を合わせながらその場を離れました。
戦いで殺した敵の首を飾る風習・・・展示を見ながらスポーツ大会などの優勝「トロフィー」とは戦いで打ち取った相手の「首級」を意味していることに初めて気が付いたのです。優勝カップで祝い酒なんてのは浅井・朝倉の髑髏で酒を飲んだ信長と同じことをやってる訳だ。
さて期待の地上絵は13分ほどの映画での紹介でした。鳥や虫、魚などを模した絵柄では無く、平原全体に広がる直線や四角形などの方に私は昔から関心があるのです。絵はその中に点在しているのです。私はこの壮大な幾何模様を古代ナスカ人と宇宙人(エイリアン)との第三種接近遭遇の証しと信じています(^o^) 話が飛びますが「未知との遭遇」という映画は「法華経」の「見宝塔品」の具象化ということも。
駐車場は満車で臨時駐車場に回されましたが、博物館駐車場-玄関に通じる入口まで来たら空きが出来たらしくて車が入ってるじゃないですか。まぁいいか、100メートル程の違いだ(^o^)
玄関通路前の看板を記念撮影。背景にちらっと見えるのは考古博物館名物?のナウマン象の復元模型です。今回のナスカ展に合わせて色々なイベントがあったようですが、最終日一日前では全て終了という意味の掲示です。
お客様多数、展示物の前を一列横隊で少しずつ次に進んでいくという状況でした。
ロビーに展示されていた「ナスカぬりえ」は子供たちの作品でした。壷や置物の下絵に色を塗るというものでしょう、現物とは全く違う自由な色使いでした。
臨時駐車場は考古博物館とは道路(国道358号線)を隔てて反対側の「風土記の丘農産物直売所」裏手にありました。そこから考古博物館側に渡る横断歩道が無い、警備員さん達の誘導に従って皆さんと一緒に車道を渡りました。ここは中央高速道路甲府南インターの取り付け交差点なので車最優先(と言うより自動車専用道路)、考古博物館と農産物直売場を歩行者が行き来する事は全く想定せずに何年も経過してきた事が分かりました。「地下道くらい造っておけよ」とつぶやいた私(^o^)
さて、これで「ミュージアム甲斐ネットワーク スタンプラリー」のスタンプは2個目になりました、あと二つの予定は決まっています(^o^)
TBS 『世界遺産 ナスカ展―地上絵の創造者たち』によると、山梨の後は、熊本県立美術館 2007年12月14日~2008年1月27日、〔東京〕国立科学博物館 2008年2月5日~2008年2月24日となっています。これは良いタイミングで、弥生美術館の高畠華宵展、2008年1月3日(木)~3月30日(日)と重なってくれます、もう一度上野で見たいと思うナスカ展、2006年の開催ページが残っていました、展示内容が写真付きで紹介されています。
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