湯村の杜竹中英太郎記念館のホームページにある「お知らせ」から、河口湖美術館で始まる「ルオー連作版画展」を知りました。そこに書かれていた【ミュージアム甲斐・ネットワーク事業】という文字に、記憶の片隅にあるものが引っ掛かりました。
これは文化庁による公私立美術館・歴史博物館への支援を目的とする『芸術拠点形成事業(ミュージアムタウン構想の推進)』の平成19年度採択事業として、「甲斐の国博物館ネットワーク事業」が採択された事に端を発するようです。もちろん山梨県立博物館を中核とする「甲斐の国博物館ネットワーク事業実行委員会」による支援申請があったことは考えるまでもないでしょう。支援対象事業の2番目、「ミュージアムを核とした地域文化資源の整備・活用に係わる事業」に該当する訳です。
これも竹中英太郎記念館サイトにある「身延山と武田信玄展」ページから身延山宝物館サイトを訪問し、「南部実長公と武田信玄公」展のお知らせ(終了)ページの中に『甲斐の国博物館ネットワーク事業実行委員会では、「風林火山◆博物館めぐり」と題し、山梨県内の博物館の情報を発信しています。』と書かれている事から活動が進行中だとはっきりしました。
「甲斐の国@博物館めぐり」(ページタイトルは風林火山◆博物館めぐり)というホームページはこれまで知りませんでしたが、『2007(H19).2.16 甲斐の国博物館ネットワーク事業実行委員会の方針決定と共にこのホームページを立ち上げました.』とあります。タイトルロゴにも実行委員会の名前が入っています。ただ気になるのが「2007(H19).6.25」が最近の更新であること、「HP概要」ページに『このホームページは、無料で提供される民間のサーバーを利用していますが、その運営上、各ページの下のほうにコマーシャル・リンクが付きます。この点をご理解願います。 』と書かれている事です。恐らく仮のサイトだと考えました。
更に検索を続けて、道の駅とよとみふるさとメール: 2007年8月に「ミレー作品河口湖美術館へ ミュージアムネットで初の貸し出し」という記事を見つけ、これが山梨日日新聞8月30日掲載記事と判った事で、「ミュージアム甲斐・ネットワーク事業」との一致がはっきりしました。
山梨県庁の 知事政策室広聴広報課のニュースで『やまなし元気ナビ「ミュージアムが熱い」10/21(日)7:30-7:45(YBSテレビ)』があり、ここで『県内のすべてのエリアの様々な美術館・博物館103館が参加するミュージアム甲斐・ネットワークでは、情報交換を密にするため定期的に会議を開催したり、官・民それぞれの特徴を活かした集客向上事業に取り組んでいます。博物館所蔵の収蔵品にまつわる土地を巡る「収蔵品ゆかりツアー」やミレーの絵の貸し出しなどを通じて県民文化の向上を図る「アートミュージアム・ネットワーク事業」などが代表的な事業です。』が多分最新情報です。残念ながら私はテレビは見ていません。この103館の中に湯村の杜竹中英太郎記念館も参加されていて、そのことが上記のように身延山や河口湖美術館の広報をお手伝いすることにもなった事をしりました。
そしてようやく「甲斐の国 博物館ネットワーク」公式サイトに行きつきました。(今日現在、このサイトを私のブログでご紹介してよいかどうか迷います、未だテスト中という内容が複数見られ、スクリプトも不完全だからです)
山梨県内の美術館・博物館・資料館などをネットワークして益々活性化する、その一環に竹中英太郎記念館も加わっておられるのです、こんな素晴らしい事はありません! インターネットオタクの私としてはまさに我が意を得たりです(^o^)
仕事の合間に探した作業でしたので時間がかかりましたが、ようやく全貌が判明したので、とりあえずブログで記録しておきます。