追記・パセオ(紅梅地区)再開発計画については2005年1月12日の新聞報道から「紅梅地区で再開発計画」の記事にも書いていましたが、新しいビルの姿はこの2007年2月の報道でも分かりませんでした。敷地面積約4600平方メートルの上に建つ23階建の立方体だと思っていたのですが、10月17日の記事、「珈琲 みちくさ」に書いたように、商業施設3階の上にタワーが乗る構造らしいと分かりましたので追記しておきます。3階の屋上にはもしかすると緑豊かな庭園など作られるかも知れません(^o^) 「横浜都心部水・緑づくり市民アイディア」などにみられる緑化ビルのアイディアが各地で増えているそうです。
甲府「パセオ」再開発計画:複合高層ビル建設へ 県営駐車場なども解体 毎日新聞山梨版 2007年2月3日
◇5600平方メートルに23階建て
甲府市中心街の商業ビル「パセオ」(甲府市丸の内1)の地権者らが作る甲府紅梅地区市街地再開 発組合(宇佐美太郎理事長)は2日、同ビルと隣接する県営駐車場などを解体し、一帯に店舗や居住空間を備えた複合高層ビルを建設する再開発事業計画を発表 した。2010年10月に完成予定。中心街の空洞化が進む中、新たな集客と定住人口増加で再興を狙う。【中村有花】
再開発事業は、県営駐 車場とパセオを中心にした約5600平方メートルの区画が対象。地下1階地上23階建て高層ビル(敷地面積約4600平方メートル、延べ床面積約3万 6100平方メートル)建設を予定しており、総事業費は約90億円。約3割を国などの補助金でまかなう計画。地下1~地上3階は商業用店舗、4~7階は約 330台分の駐車場、8~23階は約140戸の分譲マンションとし、商業ゾーンで新たな集客を、居住ゾーンで定住人口増を図る。計画を発表した宇佐美理事 長は「新たな都市の魅力を作り上げ、中心街活性化の起爆材にしたい」と話した。
再開発は04年9月に同地区の再開発事業準備組合が結成さ れ、本格的にスタート。1月18日に県から市街地開発組合の設立認可を受けた。今後、地権者に権利を分配する権利変換計画を立て、今年8月に解体工事に着 手する予定。衣料品店や飲食店など、現在営業中の13の商業施設は、8月までに閉鎖する。
複合ビル高さは75メートル 2007年2月3日 読売新聞山梨版
甲府市中心部の「紅梅地区」で再開発事業を進める「甲府紅梅地区市街地再開発組合」(理事長=宇佐美太郎・オギノ常務取締役)は2日、事業概要を 公表した。店舗や住宅が入居する23階建て複合ビルが2010年に完成する予定で、ビルの高さ約75メートルはJR甲府駅の南側では最高。宇佐美理事長は「空洞化が進む市中心街の活性化の目玉となる」としている。
予定地は、同市丸の内の0・56ヘクタールで、現在は県営駐車場と商業ビル「パセオ」がある。
計画では、地下1階~地上3階に店舗、4階~7階に330台収容の駐車場、8~23階に住宅140戸が入居する。組合は、中心部の駐車場不足を補えるほか、「定住人口の増加にもつながる」としている。総事業費90億円のうち、3割は補助金。補助金の負担割合は国が半分、県と市がそれぞれ4分の1。残りは保留床の売却でまかなう。
再開発計画は、空洞化や建物の老朽化が進む中、パセオを運営するスーパー「オギノ」を中心に地権者が02年ごろから研究を重ねた末に浮上。04年に準備組合を設立し、先月、県から再開発組合の設立認可を受けた。8月に解体作業が始まり、着工は08年4月の予定だ。
甲府中心部の「パセオ」再開発、23階建て複合ビル建設へ 日本経済新聞甲信越版 2007年02月03日
甲府市中心部の商業ビル「パセオ」一帯の再開発計画を進める「甲府紅梅地区市街地再開発組合」(宇佐美太郎理事長)は2日、既存建物を取り壊し23階建ての複合ビルを建設すると発表した。埋蔵文化財調査などを経て来年4月に着工し、2010年3月の工事終了を目指す。
再開発の施行地区は5600平方メートルで、うち4600平方メートルの敷地に延べ床面積3万6100平方メートルのビルを建てる。地下1階から3階までに店舗が入り、4―7階が約330台分の駐車場、8階以上に140戸の分譲住宅を設ける。
甲府市中心部は郊外型店舗の相次ぐ進出などにより空洞化が進み、廃業する店舗が後を絶たない状況。複合ビルが完成すれば居住人口が増え商業地としても活性化することが見込まれ、中心市街地復興に向けた起爆剤として期待されている。
甲府・紅梅地区に23階建て複合ビル建設へ 再開発組合が発表 2010年完成目指す山梨日日新聞 2007年02月03日
甲府市丸の内1丁目の紅梅地区に複合ビルを建設する再開発事業で、同地区の地権者でつくる甲府紅梅地区市街地再開発組合(宇佐美太郎理事長)は2日、事業概要を発表した。計画によると、ビルは地下1階、地上23階建てで高さ約75メートル。店舗のほか、住宅約140戸を備える。8月にも同地区での解体工事に着手し、2010年3月のビル完成を目指している。 ビルは、地下1階-地上3階が店舗スペース、4-7階が駐車場(約330台分)、8-23階が住宅。住宅スペースには地権者の住宅ほか、分譲マンションなどを備える。総事業費は約90億円で、国や県、市の補助金や分譲マンションの売り上げなどを充てる。 組合では、地権者らの入居割合などを決める権利変換計画の作成後、解体工事に着手。2008年4月には建設工事に入る。工事着手に伴い、計画地内の商店は仮店舗で営業する。パセオは閉店となる。