2010年6月28日(月)午前0時から始まった高速道路の無料化社会実験が2011年6月19日(日)に終了とのことです。
このブログでは、2010.06.19 高速道路無料化社会実験、6月28日から を書いて、2010.06.21 高速道路無料化社会実験の方法でフォローして、最後に2010.06.27 韮崎IC-増穂ICの料金判明 を書いてこのテーマは終っていたと思います。
ETC利権に協力しても私自身のメリットは無いので無料化実験にはほとんど無関係でした。雪の時に所用で富士吉田に出かけた深夜の帰りに、安全のために遠回りでも中央道河口湖線を利用して大月-勝沼の料金で済んだこと、6月11日のイベントに出かける時に中部横断道を利用してみたことくらいです。
日本経済新聞地域ニュース > 関東・甲信越 >> 箱根新道、7月26日に恒久無料化 観光振興に期待(2011/6/9)に気が付きました。
国土交通省と中日本高速道路(NEXCO中日本)は箱根湯本から芦ノ湖周辺までをつなぐ一般有料道路「箱根新道」を7月26日から恒久的に無料にする。現在は政府の社会実験の一環で無料にしているが、6月19日終了するため、影響を懸念する声が出ていた。今回の無料化は7月25日に建設費の償還が完了するためで、地元からは観光振興につながるとの期待が出ている。
箱根新道は1962年に自動車専用道路として開通。芦ノ湖周辺へのアクセス改善などを目的に造られた。料金は普通車で250円。2010年に始まった政府の高速道路の無料化実験では、10年7~12月の1日当たりの交通量は実験前より7割増えた。
私は箱根新道を使うことは少なかったです。かなり昔ですが東名高速を富士ICで降りて仕事先に出かけ、帰りは国道1号か246で戻っていました。高速道路は時間を買うものだという気持ちだったのです。ドライブは一般道をのんびり走るのが好きでした。時には139号線で富士吉田-大月-八王子で都内に戻るコースも走り、それで山梨県の東部・北麓地域を知ったものです。
「無料化実験により、箱根では新たな観光ルートができた」(箱根町観光協会)という。それまで観光客は箱根湯本から小涌谷を通って芦ノ湖に至る国道1号を走ることが多く、観光シーズンは渋滞が慢性的に起きていた。だが、箱根新道の無料化で分散。観光振興の足かせなっていた地域内の渋滞が緩和されたという。
箱根新道の記憶はおぼろげですが、沿道に観光施設などがあったかどうか。箱根八里を越えるためのバイパスという感じしか覚えていません。箱根の1号線を深夜に走った時に濃霧に見舞われました。目の前にぼんやり見えるセンターラインを頼りにゆっくりと走行した記憶は鮮明です。深夜なので対向車も無く幸いでしたが、その時は箱根新道に入ればよかったと後悔しました。
観光客が分散化するというのはどういうことなのかな、久しぶりに箱根方面の探訪に出かけたくなりました。そう言えば箱根用水というのがあります、子供の頃に何かの授業で習ったのを思い出した。
一般に有料道路は借入金で建設し、利用者から徴収する通行料で償還する。償還が終わると原則無料開放される。日本道路公団が民営化後、NEXCO中日本の管轄内で無料化するのは箱根新道が初めてという。建設費の償還完了に伴い、運営主体はNEXCO中日本から国に移る。
山梨と埼玉秩父を結ぶ140号線(雁坂みち)雁坂トンネルの無料化は期待できないようです。箱根新道が普通車250円無料化で7割も増えたなら、この夏に雁坂トンネル無料化の社会実験をやってみたらいかがでしょうか。山梨環状道路北部・東部区間の計画進行はこの実験の結果による説得力も必要です。無料化実験の財源はとりあえず環状道路計画凍結で生み出すとか・・・
料金所で渡した社会実験のアンケート用紙に「道の駅みとみ」や埼玉側の「道の駅大滝温泉」などで記入して買物割引券交換で提出していただく方法なら道の駅も活性化する。