今の私の家にはありませんが、子どもの頃の家にはこけしがいくつかあって、タンスの上やガラスケースの中に並んでいました。昔は旅行みやげとしてよく買われていたんですね。
以前、ある百貨店で開催された「東北の伝統工芸展」でこけしの製作実演があったので見に行きました。こけしには興味ありませんが、材料にミズキが使われると聞いていたので、一度見たかったのです。
こけしの製作実演
こけしの本場である東北には11系統のこけしの流派があり、それぞれに形や表情、色使いが違うそうです。しかし、材料は「ミズキもしくはイタヤカエデ」と決まっています。青森県のこけし産地・黒石市には「こけしの森林」があり、ミズキやイタヤカエデが植林されています。
イタヤカエデは有用材で家具やスポーツ用品などに幅広く使われますが、ミズキは他の用途はほとんどなくて、唯一こけしの主要材料として利用される程度です。イタヤカエデもそうですが、生地が白いのでこけしに最適なのだと思います。
このコケシも多分ミズキ
木材だけでなく樹木としても、同じミズキ科のハナミズキやヤマボウシは街路樹や庭木によく使われるのに、本家のミズキはほとんど注目されません。みなさんも、ミズキと聞いても花や樹形が思い浮かばないでしょう?
そのくせ、女性の名前として「みずき」はよく使われます。多分ハナミズキをイメージした命名なんでしょうね。
そんな影の薄い存在ですが、初夏には森で白い花をたくさん咲かせます。下の写真は私が通っている栃の森のミズキ。じっくり見てやってください。
以前、ある百貨店で開催された「東北の伝統工芸展」でこけしの製作実演があったので見に行きました。こけしには興味ありませんが、材料にミズキが使われると聞いていたので、一度見たかったのです。
こけしの製作実演
こけしの本場である東北には11系統のこけしの流派があり、それぞれに形や表情、色使いが違うそうです。しかし、材料は「ミズキもしくはイタヤカエデ」と決まっています。青森県のこけし産地・黒石市には「こけしの森林」があり、ミズキやイタヤカエデが植林されています。
イタヤカエデは有用材で家具やスポーツ用品などに幅広く使われますが、ミズキは他の用途はほとんどなくて、唯一こけしの主要材料として利用される程度です。イタヤカエデもそうですが、生地が白いのでこけしに最適なのだと思います。
このコケシも多分ミズキ
木材だけでなく樹木としても、同じミズキ科のハナミズキやヤマボウシは街路樹や庭木によく使われるのに、本家のミズキはほとんど注目されません。みなさんも、ミズキと聞いても花や樹形が思い浮かばないでしょう?
そのくせ、女性の名前として「みずき」はよく使われます。多分ハナミズキをイメージした命名なんでしょうね。
そんな影の薄い存在ですが、初夏には森で白い花をたくさん咲かせます。下の写真は私が通っている栃の森のミズキ。じっくり見てやってください。
あ、私は白い花を思い浮かべました(笑)。
A公園では少ないので逆に花が咲くと目立ちますが、
遠目で見るとナナカマドの花に似ています。
幼木が多い割には大きな木が少ないと感じています。
でも確かに、材の用途は私も初めて聞きましたが
それが割と身近なこけしに使われていたのですね。
ミズキはそういえば木を触ると固そうというイメージがあります。
こけしの森があるというのもならではですね。
そういえばうちもこけし昔は幾つかありました(笑)。
私が通う栃の森ではけっこう大きな木がたくさんあって、なぜかミズキに熊の爪あとがたくさん残っています。
確かにナナカマドの似ていますね、遠目で見ると。枝が真横に伸びて、階段状になっているので、見分けやすい樹形ではあります。