先日、京都府の山田知事が森林環境税を導入すると発表しました。来年度から5年間、府民税に600円上乗せして徴収するそうです。これによって得られる年間6億8000万円は、間伐など森林整備や木材消費の販売促進策に活用するとのこと。
正式名称は「豊かな森を育てる府民税」。名前はそれぞれ違いますが、これまですでに35県が同様の課税を実施しています。北海道、東京都、大阪府は導入していないので、県以外では京都府が初めて。ちなみに、最初に導入したのは2003年の高知県。
京都府は2008年頃から森林環境税の構想を打ち出していましたから、8年越しで実現することになるわけです。今回ようやく踏み切った要因の一つは、3年連続して発生した水害のようです。嵐山も水害に見舞われましたし、宇治も2年連続で被害が出ました。それを防ぐために森林整備をするという名目です。
下の動画は3年前のゲリラ豪雨で、わが家の前の道路が川になった様子。私がYouTubeに投稿した約650本の動画のうち断トツに再生回数が多く、8,170回も再生されています。
こうした自治体レベルの課税とは別に、環境省も似たような税制の導入を考えているようです。国民1人当たり1日1~2円を徴収するという「環境保全税」(仮称)。年間1000億円ほどの税収を目論んでいるようです。
その使いみちとして「トキやコウノトリが舞う国土づくり」「美しい日本の風景再生」などを挙げています。
もしこれが実施されると、京都府民にとっては合計で年間1000円以上の増税になります。お題目どおりに使われればいいのですが、「豊かな森」とか「トキやコウノトリ」とか「美しい日本の風景」など反論の余地がない美辞麗句が並ぶと、逆に「ホンマかいな?」と眉に唾を付けたくなります。
正式名称は「豊かな森を育てる府民税」。名前はそれぞれ違いますが、これまですでに35県が同様の課税を実施しています。北海道、東京都、大阪府は導入していないので、県以外では京都府が初めて。ちなみに、最初に導入したのは2003年の高知県。
京都府は2008年頃から森林環境税の構想を打ち出していましたから、8年越しで実現することになるわけです。今回ようやく踏み切った要因の一つは、3年連続して発生した水害のようです。嵐山も水害に見舞われましたし、宇治も2年連続で被害が出ました。それを防ぐために森林整備をするという名目です。
下の動画は3年前のゲリラ豪雨で、わが家の前の道路が川になった様子。私がYouTubeに投稿した約650本の動画のうち断トツに再生回数が多く、8,170回も再生されています。
こうした自治体レベルの課税とは別に、環境省も似たような税制の導入を考えているようです。国民1人当たり1日1~2円を徴収するという「環境保全税」(仮称)。年間1000億円ほどの税収を目論んでいるようです。
その使いみちとして「トキやコウノトリが舞う国土づくり」「美しい日本の風景再生」などを挙げています。
もしこれが実施されると、京都府民にとっては合計で年間1000円以上の増税になります。お題目どおりに使われればいいのですが、「豊かな森」とか「トキやコウノトリ」とか「美しい日本の風景」など反論の余地がない美辞麗句が並ぶと、逆に「ホンマかいな?」と眉に唾を付けたくなります。
私の場合、600円なら、ほんとにその通り使われるのであれば積極的に払ってもいいです。
2000円くらいまでならそう思うかな。
水と森戸のつながりを市民が意識するという点でも税金導入は意味があると思います。
京都府にはモデルフォレストというプロジェクトがあって、同じような趣旨で事業が行われているのですが、林業会社や観光産業の利権がからんでいるようでちょっと疑問なところもあります。