最近、ハクセキレイは「コンビニ鳥」と呼ばれているそうです。都市環境に慣れ、コンビニの駐車場で人の食べこぼしを餌にするようになったからのようで、さらに「近づいても逃げないからかわいい」とか、逆に「車が近づいても逃げないので危ない」とも言われています。下の動画は近くの宇治川で撮ったハクセキレイ。
そのハクセキレイよりも、さらに図太いのがウソ。戦前に活躍した野鳥研究家・仁部富之助が以下のようなことを書き残しています。ウソは桜の蕾を食べるので、どれくらいの量を摂取するか調べるために銃で撃ちます(当時は研究のために鳥を撃って調べるのが当たり前でした)。下の動画は桜の蕾を食べるウソ。
私が姿をみせて1発あびせるときはあたふたと逃げてしまうが、隠れて撃つと逃げも隠れもせず平気で食い続けることである。そこである日、火薬の量をぐっと減らし、弾も細かい12号を詰め、若杉の密林に隠れながら20数羽一団の2、3羽ずつ重なったところを狙い1発で2羽落とした。
このとき他の連中はしばらく食いかたを止め「ああびっくりした」と言いたげな態度を示したが、それから10分間と経たないうちに何事もなかったように再びぼりぼり啄(ついば)み始める。そしてしばらくの間をおき2発目に3羽、3発目に1羽、4発目に4羽と連れがつぎつぎと姿を消すのであるが、例の態度で平気の平左で食い続けるのには呆(あき)れて物が言えなかった。
そして、最後に次のように書いています。
彼らは図太いのか、間抜けなのか、鈍感というのか。(中略)いやいや鳥社会の大バカの、いのち知らずの標本ということができよう。
銃で撃ってもウソが逃げないというのは信じられませんが、仁部の調査フィールドは秋田県なので、地域差や時代の差があるのかもしれません。
そのハクセキレイよりも、さらに図太いのがウソ。戦前に活躍した野鳥研究家・仁部富之助が以下のようなことを書き残しています。ウソは桜の蕾を食べるので、どれくらいの量を摂取するか調べるために銃で撃ちます(当時は研究のために鳥を撃って調べるのが当たり前でした)。下の動画は桜の蕾を食べるウソ。
私が姿をみせて1発あびせるときはあたふたと逃げてしまうが、隠れて撃つと逃げも隠れもせず平気で食い続けることである。そこである日、火薬の量をぐっと減らし、弾も細かい12号を詰め、若杉の密林に隠れながら20数羽一団の2、3羽ずつ重なったところを狙い1発で2羽落とした。
このとき他の連中はしばらく食いかたを止め「ああびっくりした」と言いたげな態度を示したが、それから10分間と経たないうちに何事もなかったように再びぼりぼり啄(ついば)み始める。そしてしばらくの間をおき2発目に3羽、3発目に1羽、4発目に4羽と連れがつぎつぎと姿を消すのであるが、例の態度で平気の平左で食い続けるのには呆(あき)れて物が言えなかった。
そして、最後に次のように書いています。
彼らは図太いのか、間抜けなのか、鈍感というのか。(中略)いやいや鳥社会の大バカの、いのち知らずの標本ということができよう。
銃で撃ってもウソが逃げないというのは信じられませんが、仁部の調査フィールドは秋田県なので、地域差や時代の差があるのかもしれません。
今年はこちら亜種アカウソがたくさん来ていて
亜種ウソが珍しいくらいです。
私の感じでは、ウソは8mくらいまでは逃げないけどそこより近づくと一気に逃げる、です。
ただ桜の芽を食べている時だけ少し距離が短くなるかな。
アカウソはまだ遭遇したことないです。今シーズンはまだウソを見てないですね。