先日、テレビで木製スーパーカーを紹介していました。岡山県の家具メーカーが製作したもので、ボディはタモ、内装はヒノキ、床はモミ。175ccのエンジンを積み、最高速度は80km、3人乗りです。こちらで動画が見られます。
木と乗物というテーマでこれまで祇園祭の鉾や木製飛行機を紹介した私ですが、この木製スーパーカーには度肝を抜かれました。実際にナンバーを取得し、高速道路も走れるところがスゴイ!
(本論とは無縁ですが、京大宇治キャンパスに展示されていた木の自転車)
ところが、もっとびっくりすることがありました。先週、近くの京大宇治キャンパスで行われたバイオマスのセミナーに出席した際、ある教授の講演でこんなことを聞きました。
樹木など植物を構成しているナノファイバーを使えば、自動車のボディがつくれるというのです。しかも、机上の空論ではなく、すでに産学協同のプロジェクトが始まっているとのこと。
金属やプラスチックはもちろん、ガラスやゴムに代わる素材も可能で、車のボディから内装、窓、タイヤにいたるまでナノファイバーでつくれるそうです。石油や金属など地下資源ではなく、間伐材やトウモロコシの芯など未利用の植物資源から、自動車はもちろん家電製品や建材もつくれるのです。
ナノファイバー製の樹脂サンプルも見せてもらいました。暗い会場で撮影したので不鮮明ですが、固くて白いタイルのようでした。軽いのに鉄鋼並みの強度があるそうです。
近い将来、植物由来の素材でつくった車が、植物由来のバイオ燃料で走るという時代が来るかも知れません。
木と乗物というテーマでこれまで祇園祭の鉾や木製飛行機を紹介した私ですが、この木製スーパーカーには度肝を抜かれました。実際にナンバーを取得し、高速道路も走れるところがスゴイ!
(本論とは無縁ですが、京大宇治キャンパスに展示されていた木の自転車)
ところが、もっとびっくりすることがありました。先週、近くの京大宇治キャンパスで行われたバイオマスのセミナーに出席した際、ある教授の講演でこんなことを聞きました。
樹木など植物を構成しているナノファイバーを使えば、自動車のボディがつくれるというのです。しかも、机上の空論ではなく、すでに産学協同のプロジェクトが始まっているとのこと。
金属やプラスチックはもちろん、ガラスやゴムに代わる素材も可能で、車のボディから内装、窓、タイヤにいたるまでナノファイバーでつくれるそうです。石油や金属など地下資源ではなく、間伐材やトウモロコシの芯など未利用の植物資源から、自動車はもちろん家電製品や建材もつくれるのです。
ナノファイバー製の樹脂サンプルも見せてもらいました。暗い会場で撮影したので不鮮明ですが、固くて白いタイルのようでした。軽いのに鉄鋼並みの強度があるそうです。
近い将来、植物由来の素材でつくった車が、植物由来のバイオ燃料で走るという時代が来るかも知れません。
木材をもっともっと活用する世の中になればいいですね。
自分の人生より長いということが、耐えられない人が多いのでしょうか・・・