樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

戸隠で鳥見

2023年06月01日 | 野鳥
月曜から昨日まで2泊3日で長野県と新潟県へ行ってきました。いつものように妻を温泉に預けて、その間バードウォチングを楽しむというパターン。3日ほど前まで雨の予報でしたが、私は晴れ男のようで、移動日の月曜のみ雨で後の2日間は絶好の鳥見日和となりました。
1日目は信州の戸隠。2000年の同じ時期に仲間3人で訪れて以来23年ぶり。火曜日の朝食前5時~7時とチェックアウト後の午前中、じっくりと森林植物園の中を歩きました。最初に現れたのはアカゲラ。細い木の幹をつついて虫を捕食しているようです。動画前半の雌は早朝、後半の雄は午前中に撮影したもの。この森はキツツキが多く、アカゲラやアオゲラの声、オオアカゲラのドラミングが何度か聞こえました。



「戸隠も昔に比べると鳥が少なくなった」という話を耳にしていたので、それほど期待はしていなかったものの、やはり「少ないな~」というのが実感でした。20年前はクロジの姿やコルリの声も見聞しましたが、今回は確認できませんでした。
むしろ、宿の前のシラカバで繁殖しているゴジュウカラの方が面白かった。オーナーの話では、ほぼ毎年繁殖しているそうで、再利用のためか時々アオゲラが巣穴をのぞきに来るとのこと。宿泊客が食事する食堂のすぐ前のシラカバで、人に馴れているのか警戒心が弱いようです。



宿を包む森にもキツツキが多く、オオアカゲラがアカゲラを追いかけていました。戸隠はキツツキの密度が高いようです。
コメント (1)
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