樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

黒い落ち葉

2019年12月05日 | 樹木
週末に栃の森に行ってきました。11月は参加できなかったので、2カ月ぶり。そして、今年最後の森歩き。
10月の台風による崖崩れで通行止めになり、いつもより3kmほど手前でキャンプしました。おかげで、往復約20km歩くことになりました。
当日は予想以上に寒く、車の中に断熱マットと敷布団と毛布2枚を敷き、毛布1枚と羽布団とこたつカバーを掛けて寝ましたが、それでも寒いので着ていたカシミヤセーターの上にフリースのジャケットを羽織って寝ました。同行メンバーによると、朝、飲み差しの缶コーヒーを飲もうとしたら凍っていたとのこと。
林内には4~5日前に降った雪が残っていました。今回、みなさまに冬枯れの森歩きの気分を味わっていただこうと、歩きながら動画を撮りましたのでご覧ください。




この森では何度もせせらぎを渡るので、いつも長靴です。時々出会う自然観察ツアーの参加者は高価なマウンテンシューズを履いておられますが、ホームセンターで売っている3000円程度の長靴の方が歩きやすいです。
紅葉はすでに終わり、足元には落ち葉がたくさん積み重なっています。ほとんどの葉は褐色ですが、中には黒い葉があります。いつも不思議に思うのですが、ミズキ(下)はなぜか赤や黄色ではなく黒く変色して落葉します。



紅葉はアントシアン、黄葉はやカロチノイドという色素によると説明されますが、黒葉はどういう仕組みなのでしょう。ハリギリ(下)も落葉すると黒くなります。



そう言えば、昔『黒い花びら』という歌が第1回レコード大賞を受賞しましたが、『黒い落ち葉』という歌もあるんですね。歌っているのはどちらも水原弘。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする