樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

京都御苑で鳥見

2019年12月19日 | 野鳥
先週の土曜日に京都御苑で探鳥会を担当しました。ここで案内するのは久しぶりなので、前々日に下見しました。
例年見られるビンズイやトラツグミなど常連の冬鳥が、なぜかいません。普通種も少ない。担当者にとって、参加者の期待を背負って案内しているのに肝心の鳥がいないというのが最も苦しい状況です。「当日ちょっと苦労しそうだな~」と不安になってきました。
カメラを持参したものの収穫が少ないので、府立植物園まで足を伸ばしました。ここも探鳥で訪れるのは久ぶり。しかし、冬鳥の状況は京都御苑と同じく手応えがありません。



そして、本番当日。約30人が参加されました。中には、小さい娘さん2人を連れたお父さんが…。しかも、その姉妹が歩き疲れたら休めるようにと、折り畳みイスを担いでの参加です。優しいお父さんのおかげで、2人は写真のような「お姫様バードウオッチング」を楽しんでいました。上のお子さんは「将来は生物学者になりたい」そうです。



トラツグミは本番でも現れなかったものの、ビンズイはじっくり見ていただけました。アオゲラやミソサザイも登場しました。上空ではハイタカの雄と雌がゆっくり旋回してくれました。結果的には合計32種類の鳥を見聞することができ、みなさんにも喜んでいただけたようでほっとしました。
コメント (7)
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