樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

鳥相

2013年02月08日 | 野鳥
昨日はルーターが故障したためネットが利用できず、記事がアップできませんでした。定期的にご覧いただいている方にはご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
さて、一定のエリアにどんな鳥が生息しているかを「鳥相」といいますが、今回の「鳥相」は人間でいう「人相」、鳥の顔つきの話です。
例えば、コサメビタキやエゾビタキ、ジョウビタキのメスなどは、誰が見ても「可愛い~」と思える鳥相です。下は京都御苑で出会ったルリビタキの若鳥ですが、つぶらな瞳と無邪気な顔は幼児のようでとても可愛いです。



一般的に「ヒタキ」の名がつく種類には可愛い鳥が多いです。
一方、鳥相の悪い鳥もいます。その代表格はシメ。一見すると、あごひげを生やしてサングラスをかけた強面です。



体形もずんぐりしていてふてぶてしい印象があるうえに、木に止まる姿勢が直立型なので威張っているように見えます。シメは顔と体形、姿勢でかなり損をしているのではないでしょうか。
シメよりもっと鳥相が悪いのに、それほど憎まれていない鳥もいます。ヒレンジャクやキレンジャクは、あごひげ、サングラスに加えて、尖がったヘアスタイル。これが人間なら近寄りがたいですが、なぜかシメほど憎らしくない。



でも、1羽ではそうでもないのに、動画の後半にあったように群れになると、よからぬ輩の集団みたいでちょっと怖いですね。
シメもじっくり観察すると可愛いんですが、私はやっぱりヒタキの方が好感度高いです。
コメント (2)
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