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樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

フォレスター宇治

2009年03月30日 | 森林保護
宇治市には植物園とは別に森林公園があります。最近はご無沙汰していますが、私のツリーウォッチングのフィールドでもあります。
その森林公園で活動しているボランティアグループ「フォレスター宇治」の例会に一日体験で参加してきました。以前から森林ボランティアの活動や木工作業に興味があったからです。
現地に集合すると、まずラジオ体操。肉体労働が多いので、体を慣らすためでしょう。その後ヘルメットを被って、道具や荷物を担いで作業現場へ。ラジオ体操もヘルメットも何十年ぶりかでした。

       
                (久しぶりに被ったヘルメット)

この日の作業は、野鳥観察小屋の前に鳥が好きな実の成る樹を植えること。そして、周辺の危ない樹や枝を伐採すること。約30人のメンバーに混じって、穴を掘ったり、枝を伐ったりしてきました。
植えたのはナンテン、ピラカンサ、カキ、それに何故かクヌギとアジサイ。立ち木の切り方も教えてもらいました。鳥や小動物が水浴びする小さな人工池もドロを取り除いて、きれいに掃除しました。

       
                (野鳥観察小屋の前で植樹)

「趣味は鳥と樹を見ることです」と自己紹介したので、鳥の声を聞き分けたいというオバサンからいろいろ質問を受けました。また、作業中に他のメンバーと話すと、意外にも樹木に詳しい方が少ないようです。当然ですが、みなさん自然観察よりもボランティアに重点を置いておられます。

       
                (動物たちのお風呂場の掃除)

今回のような活動なら私にも続けられそうなので仲間に入れてもらおうと思います。一人の高齢の男性が小さいクワのような道具でスギの枝の皮を剥いで、何かの材料を作っていました。私は木工をやってみたいので、次の例会ではあのオジサンと仲良くなろーっと。
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どんぐり銀行

2007年10月24日 | 森林保護
朝の散歩コース、大吉山の遊歩道にたくさんのドングリが落ちていました。ひと口に「ドングリ」と言ってもいろいろ種類がありますが、これはコナラのドングリ。

      

このドングリを拾い集めて預けると、通帳を発行し、たくさん貯まれば苗木として払い戻してくれる銀行があります。香川県が運営する「どんぐり銀行」で、平成4年に緑化事業の一環として高松市で「創業」されました。
預け入れ期間は毎年10月~12月。コナラやアラカシのドングリは1個1D(ドングリのDを使った通貨単位)、クヌギやアベマキのドングリは1個10Dとして計算されます。苗木の払い戻しは翌年の3月。
平成17年度は約82万個のドングリが預けられ、222人に2,367本の苗木が払い戻されたそうです。苗木のほか絵本やポストカードなどと交換することもできます。
預け入れたドングリは、県の森林センターで「運用」されたり、治山工事での緑化に「融資」されたり、食体験やクラフトの材料に活用されているとか。
この銀行はその後いくつかの自治体にも広がり、和歌山県では「かしの木バンク」という名前で実施されています。
なかなかおもしろい銀行でしょ? どんぐり銀行の詳細はこちら
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