ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

深夜ラジオがツマラナイ理由

2012-12-27 04:04:23 | 脳みその日常
時々、ラジオの深夜放送を聞きます。でも、近年の深夜放送は本当にツマラン。なぜなんでしょうか。DJのトークが面白くないから? それとも若者の話題にワシがついていけないから?

いろいろ考えてみたのですが、気づいたことがあります。近年のDJってのはタレントやお笑い芸人などが務めていますね。まあ、誰がやってもいいんですが、致命的なのは放送に聴取者がほとんど参加する「場」がないこと。

今のDJのスタンスってのは、深夜に自分の話をするだけ。たとえひとりのDJであっても、だいたい同席する放送作家などと「勝手に」盛り上がっています。

もちろん、ハガキやメールによる投稿も読みますが、そんなのは番組全体の割合からすると非常に少ない。つまり聴取者が放っておかれているのです。DJが面白い話をしたところで、聴取者が共感できるわけがない。だって共通の話題じゃないんですから。

その点、昔の深夜放送は面白かったですね。聴取者からのハガキによるコーナーが番組の大半を占めていて、なんていうのかな、DJと聴取者が一体となって番組を作っていたという記憶があります。

その一方、深夜、密かに人気があるのは「ラジオ深夜便」だそうな。これは高齢者に絶大な支持を受けているそうです。なぜそんなに人気があるのか。パーソナリティはいわゆるNHKのアナウンサーなのですが、タレントのような面白さはありません。

でも、聴取者との対話をするという昔のスタイルはそのままなのです。パーソナリティが勝手に自分語りをしないから聴取者も楽しく聞けるのかもしれないですね。もっとも、ワシはそのプログラム内容にあまり興味がないので聞きませんが…。

それにしても民放の深夜放送はどんどんトークの内容が下品になっています。若者にとってシモネタは受けるのかもしれませんが、見方を変えればDJがそれに頼らないと聴取者をつなぎ止められないのであれば、それはDJのトーク力のなさを示しているにほかなりません。残念なのはDJ自身がそこに気づいていないこと。いや、もっとカスなのは番組を演出する放送作家なのでしょうけどね。

嗚呼、昔みたいな深夜放送をやってくれないかな。
コメント