つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

冬林檎

2009-05-31 | 
 知り合いの俳人Tさんが、十年ぶりに句集を出版され、贈って下さいました。タイトルは、

鬼房逝く冬林檎ひたすらに噛み

から「冬林檎」とされました。
 彼女は80歳を越えてなお句作に励み、更に岐阜県俳句作家協会事務局長として、毎年県下の俳人の作品をまとめ、句集発行責任者の任務もはたしておられます。
 「冬林檎」の最初の頁には、書家である夫君による彼女の句の水墨作品が掲載。
地名のある私の好きな作品より

金星に近き斑雪の伊吹かな

春夕焼富士は妖気をまとひをり

焼岳の匂ひをはこぶ驟雨なり

木曾馬を見守りてをり朴の花

白梅や大和石仏やはらかに

(伊吹山も焼岳も昔登った山ですし、富士山麓にも大和にも度々出かけています)
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都忘れ

2009-05-30 | ガーデニング
 もうそろそろ花もおしまいの頃ですが、ミヤコワスレです。遠縁の人の庭で撮らせて貰いました。彼女のお母上はこの花が好きで、転勤(名古屋、東京、京都)の度に持って行かれたそうです。彼女の庭に都忘れが絶えない理由が分かりました。
 昔、承久の乱に敗れて佐渡へ流された順徳帝は、草むす佐渡の庭に紫の野菊が咲いているのを見つけ、「紫といえば都を代表する美しい色だったが、私はすべてをあきらめた。いつまでも私のそばで咲いてくれ。 都のことが忘れられるかもしれない。これを今日から都忘れと呼ぶことにしよう」と、なぐさめたという説話があります。花の名はここからきたようです。また、京を去るときにこの花を見て、「都を忘れることにしよう」と言ったことから この名前になった、との説もあります。
 日本原産。うす紫のものもあります。キク科。

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うなぎのサイフ

2009-05-28 | わが家
 友人から韓国みやげにうなぎの皮のサイフを頂きました。前に渡韓したとき高くて買えなかったものです。英語、韓国語、中国語、日本語の説明が添付。それによると、一般天然皮革より150%以上丈夫で使うほど軟らかくなるとか・・・
 また、ギリシァ神話では、魚の皮を持ち歩くと災いが避けられ、幸運に恵まれるとか・・・つまり、お守りのかわりになるようです。早速中身を入れ替えました。
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ロベリア

2009-05-27 | ガーデニング
 このロベリアも長良公園で撮影したもの。別名、ルリチョウソウと呼ぶように、小さな蝶のような形のした花を沢山咲かせます。キキョウ科。南アフリカ原産。紫が一般的ですが、白、ピンクもあるようです。これは、種から育てる一年草。姿は異なりますが、宿根ロベリアという種類もあるようです。
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左岸

2009-05-26 | 岐阜県
 「左岸」という名前の岐阜市内の喫茶店を友人に教えてもらいました。「長良川の左岸にあると言う意味ですか」と店主に聞くと、「いいえ、セーヌ河の左岸です」という答え。すっかり驚き、話が次々に発展してゆきました。
 店主の夫君は大学講師。美術が専門で若い頃パリに留学していた時、セーヌ河の左岸に下宿していたのだそうです。岐阜県美術館を30年余り前発足させたメンバーの一人でした。下の写真はお店の正面に飾ってあるリトグラフ。下のほうに凱旋門が見られ、パリということが分かりました。この巨大なリトグラフは19世紀のパリで、右下の部分には、まだエッフェル塔は建設されていません。
 上の写真は注文したチーズケーキ。ヨーグルトの味もミックスしとてもさわやかな味でした。建物も垢抜けしていて、隣にはご自宅の和風庭園と離れ座敷が見られます。
     
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京ことば

2009-05-25 | わが家
 京都からの来客がありました。話題が方言に及び、普通大阪弁とか岐阜弁とか言うように何々弁ですが、京都に限り、京都弁ではなくて、「京ことば」と言うのだそうです。妹婿もその言葉ですが、なんとなく丸みがあり婉曲的なものの言い方で、喧嘩にはなりません。皇族の言葉が発祥らしいです。1000年の都ですから外敵も多く、単刀直入に言葉を発っすれば争うことになるので、これも生活の知恵かもしれません。伝統的に身についているのでしょう。同じ「おおきに」というお礼の言葉も、京都の商家、花町、左京区とか右京区とか場所によっても微妙にイントネーションが違うようです。これは京都人しか聞き分けられないとか・・・写真は、頂いたとらやのお菓子。桜の形の最中が入っています。他に白色で梅の形のものもあります。
     
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ルピナス

2009-05-24 | ガーデニング
 町内の知人宅のルピナスです。この家の人は先代から花好きで、毎年いろいろな種を蒔いて花を咲かせておられます。白も紫もありましたが、赤が珍しいので撮りました。他にピンクもあるようです。葉の形が個性的。
 古代エジプト時代から栽培されている古参植物。食用、石鹸、薬草、牧草と幅広く使われてきました。別名 、昇藤(のぼりふじ)。藤に似た花が逆さに立って咲くところから。地中海沿岸・北アメリカ原産。マメ科。
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朴の木

2009-05-23 | ガーデニング
 ホオノキは、5/18にupしたユズリハと葉が似ていますが、白い大きな花が咲きます。写真は、町内のものですが、花が終わりかかっていました。葉は、高山名物の朴葉味噌などに使われます。ほおは、ほう(包)の意で、大きな葉に食べ物を盛ったことからの命名。葉は日本の樹木の葉の中では、最大かもしれません。長さ40cmにも達し、昔は今でいう紙皿やアルミホイルの用途として使われたようです。朴葉味噌のほかに朴葉焼きにも使われます。朴の木の葉に、刻んだ山菜と味噌をのせて炭火で焼いたもの。朴葉寿司も作られます。花には香りがあるそうですが高くて確かめられませんでした。幹の材は軟らかく均質で、今でも下駄の歯や家具の引き出し、版画用の板などに使われます。細工がしやすいので日本刀のさやにも用いられます。モクレン科。
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公民館短歌会 43

2009-05-22 | 短歌
 昨日は、むしむしした一日でしたが短歌会をいつもの公民館で開きました。公民館管理人から入口で手を消毒するように言われ、置いてあったスプレーを吹きかけました。ローカル公民館まで新型インフルエンザの影響が及んでいます。
 いつもこの時期には、兵庫県小野市から短歌大会の出詠依頼の用紙がたくさん送られて来ます。結社に配布するよう頼まれるので皆さんに配ります。ところが今年は、いつもより薄く、不審に思い開封すると歌会中止の連絡。前代未聞のこととなりました。歌人であり、医師でもあった故上田三四二先生の生誕地ということで、毎年盛大に短歌会が開催されていたのに・・・平成元年に癌で亡くなられた先生は京大出。専門は結核菌の研究でした。先生の歌は多くの人に今も愛されています。(写真は知人宅に巣をかけた燕)

今日の一首
今まさに脱皮はじむる天道虫畑の中の小さき宇宙    Hさん
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サラサドウダン

2009-05-20 | ガーデニング
 我家のサラサドウダンです。最近買い求めたものですが、ベニ(サラサ)ドウダン(昨年5/8にup)をこれまで度々枯らしていますので、あまり自信はありません。
 近畿以西で見られる白ドウダン、紅ドウダン、関東の秩父ドウダン、そして、東北から近畿の山地に生えるサラサドウダンがこれです。いずれも秋の紅葉が美しいです。サラサドウダンの花は、写真のように紅色の筋が入り、先端が少し紅色でなかなかの美しさです。白のドウダンツツジが4月に花を咲かせるのに対して、サラサドウダンは5-6月に花をつけます。ツツジ科。別名、フウリンツツジともいいます。
 
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