つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

シューベルトの歌

2008-06-30 | 文化
 昨日と一昨日、放送大学でドイツ語教授から「シューベルトの歌」の講義を聞きました。遠くは岡山、富山、近くは三重、愛知と岐阜以外の人の聴講がかなり多かったです。私は他県に聴講に出かけたことはありませんが・・・
 学生時代ドイツ語の授業の中で、シューベルトの歌曲を教えて頂いたこともあり、選択しました。久しぶりにドイツ語の美しい響きに触れました。
 「菩提樹」は近藤朔風による名訳がありますが、事実と少し異なります。「泉にそいて繁る菩提樹・・・」泉に沿ってかなり繁っているというイメージですが、原語は、Am Brunnen vor dem Tore, Da steht ein Lindenbaum, ・・・木は一本しかありません。直訳では、、門外に井戸があり一本の菩提樹が・・・しかし、意訳され門も略されています。門がその頃はどんな意味があったのか、という時代背景も説明され、ビデオでフィッシャーディースカウの歌も聞かせて頂きました。(写真上)
 他に、魔王、ます、アヴェマリア、子守歌、さすらい、野ばら、セレナーデ・・・これらの解説を聞き、デースカウの他にアメリング、ヘルマンプライなどの美声も聴くことが出来、実に快い二日でした。若かったシューベルトは、ゲーテの詩にも多くの曲をつけました。その楽譜をゲーテに送りましたが、そのころゲーテは、大詩人であり、ワイマール国の首相のような立場であり、その楽譜を見ずシューベルトに送り返したとか・・・ピアノもないので聴くこともなく・・・
 下の写真は末永先生他の訳書、「なじかは知らねど」。在庫の本を皆に下さいました。どうもありがとうございます。ローレライの作曲者の伝記です。ヘルマンプライの序文がついています。

 なお、本日はブログ開始満5年となりました。5年前のgoo加入者は、6千でしたが、昨日は104万でした。
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秋田のもろこし

2008-06-29 | 国内旅行
 先日栗落雁をupした時、それとそっくりの形の秋田のもろこしをupすることを忘れていたことに気づきました。昨年の旅行の時、写真を撮ってそのままになっていました。ともに干菓子ですから、外観は落雁と似ていますが、もろこしは小豆の粉と砂糖を固めたもので、栗の味の落雁とは全然違います。
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玄海漬

2008-06-28 | 料理
 思いがけず、唐津が御実家というIさんから粕漬の詰め合わせが送られて来ました。玄海漬、貝柱粕漬、ちりあわび粕漬、海茸粕漬、山海漬、かりかり粕漬、かりかりわさび粕漬、野菜粕漬と8種類も入っています。玄海漬というのは、蕪骨、つまり鯨の軟骨をスライスして漬けたもの。初めて味わうもので、こりこりしています。海茸(うみたけ)は有明海独特の魚類らしく、これも初めてです。海のない岐阜県人としては珍しいものばかり。粕漬の粕も共に頂くのも珍しく、初物尽くしです。お酒とよく合いそうですが、飲めませんので、お惣菜として有り難く頂いています。Iさん、ありがとうございます。
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奈良だより 11

2008-06-27 | 歴史
 奈良の前田様から、日本最古の複数の動物が描かれた絵馬の写真が送られて来ました。次のコメントを添えて・・・

 「25日の朝刊で報道されましたが、平安時代のもので馬・牛・羊・犬・雄鶏の5種類が一枚の板に描かれていて、複数の動物が描かれている絵馬は日本で始めてのようです。町内には既に「一町遺跡」と名づけられた、有名な弥生式遺跡が存在しているため、今回は「一町西遺跡」と命名されました。来月には県立橿原考古博物館で二日間だけ一般に展示公開されますが、28日に町内住民に報告会と現物の展示をして頂くことになっています」
 前田様は、橿原市一町に住まわれ、この写真を6/3に入手されていましたが、自粛され、新聞掲載を待ち、送って下さいました。一町の京奈和自動車道予定地の発掘調査で、発見されたそうです。
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栗落雁 2

2008-06-26 | 国内旅行
 栗落雁「方寸」は、小布施の他に名古屋のデパートでも扱っています。今は現地に行かなくても、たいていどこかで見つかります。以前は大阪駅の全国みやげものコーナーに出向かないと、地方のものは手に入らなかったのですが・・・
 箱も面白いし、お菓子にレリーフされた篆書の文字も好感が持てます。 6/14にupしたものの他に、これとまた別のメーカーのものもありますが、味に大差はありません。
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オーニソガラム 2

2008-06-25 | ガーデニング
 奈良の前田様からオーニソガラムの写真も送られて来ました。アジア、南アフリカ原産。明治末期に渡来しました(一説では大正末期)。日本名は、大甘名(オオアマナ)。 ユリ科。オーニソガラムにもいろいろな品種があり、これは、マウントエベレストの白色種。 長野のホテルに宿泊したとき、これと同じ花がロビーに活けられていました。 シモツケソウ(バラ科、写真下)と共に・・・
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梅 2

2008-06-24 | ガーデニング
 これも10日ほど前ですが、庭の梅の収穫をしました。少ないながらも去年よりは豊作です。2006.5.24にupした梅は小梅ですが、これは大粒。樹齢は100年くらいはあると思われます。昔祖母は毎年梅干を作っていましたが、大量に実をならせていて恐らく60年前ころがピークだったのでしょう。今は虫害でならない年もあります。花は晩生で3月中旬咲き、薄いピンクの大輪です。(2006.3.16にup)
 梅は24時間冷凍し、蜂蜜、三温糖、黍砂糖などに浸け梅ジュースを作っています。日ごろから白砂糖は使用していません。
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ユスラウメ 2

2008-06-23 | ガーデニング
 10日ほど前、我家のユスラウメを収穫しました。さくらんぼよりやや小さく、少し酸味がありますが、ぐみほど酸っぱくはありません。中国原産。バラ科。春に桜に似た花が咲きます。(2006.4.24にup) 朝鮮語の「移徒楽(いさら)」がなまって「ゆすら」になったといわれています。
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公民館短歌会 33

2008-06-22 | 短歌
 梅雨のしぐれる6/19に、いつもの短歌会を開きました。この日の百人一首は季節と合わないものでしたが、順番で・・・

をぐら山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ  貞信公

 貞信公は、藤原忠平のこと。兄時平、仲平とともに三平と呼ばれ人気がありました。忠平は温厚でしたが、兄の時平は菅原道真をおとしいれて大宰府に追いやった人。

今日の一首

いつくしみ育てられしに愛し子が殺人鬼となる母の心思ふ  Hさん
 
 6/8の秋葉原無差別殺人事件は、日本中にショックを与えました。犯人は青森出身で、高校は青森高校。太宰治の後輩です。(6/19は、太宰治の60回目の命日で誕生日、桜桃忌、来年は生誕100年) 後に太宰は東大に入学する訳ですが、犯人がこの名門高校に入った時、親さんは後にこんな悲惨な日を迎えることになるとは、想像もしていなかったことでしょう。写真は、奈良の前田様から届いた山法師。

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古今伝授の里

2008-06-21 | 岐阜県
 宗祇水の次は、郡上市大和町の古今伝授の里を案内しました。10年振りでしたが、いつ来ても落ち着くところです。
 中世、約230年にわたりこの地を統治していた東氏(とうし)。しかし、その所在すら分からないまま430年過ぎました。昭和54年、ある工事の途中で遺跡を発見。発掘調査をすると、中世武将庭園であることが学術的にも判明。国の名勝指定を受けました。(写真下)
 昭和60年東家27代目当主から東家文書を寄贈され、東氏記念館がオープン(写真左上)。その文書と古今伝授関係の書籍や歌集約23000冊なども寄贈され、大和文庫、和歌文学館も設立。貴重な資料を目にすることが出来ます。
 郡上東氏9代目常縁(つねより)は、古今伝授の祖と言われています。もとは千葉の豪族出身で戦功としてこの地を与えられ、千葉より岐阜へ移られました。
 この時代は古今集は秘伝とされ、口伝などによって師から弟子に伝えられていました。なお、昨日の閲覧数は、552PV。訪問者数265IP。どうもありがとうございます。
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