昨日、大垣のある議員さんの互礼会に出たら、元杉並区長の山田宏氏の講演がありました。トップ当選の議員さんですから人脈もあり、こういう方のお話が聞けます。テーマは、「日本の将来と地方自治の将来」。
講師は京大を出られたあと松下政経塾で学ばれました。昨年秋新幹線で、前原大臣(松下塾の後輩)が向こうから見つけて近づき、「先輩、・・・」と挨拶。あの時、尖閣諸島付近で衝突してきた中国漁船の船長を逮捕したと自慢していたのに・・・そのまま行くと思っていたら、民主党は今はとんでもない方向になってしまったと嘆いておられました。次は話の一端です。
ユーチューブを流した人を処罰するとは何事か。これで日本は国境に甘いということを世界に示してしまった。海外にいる日本人も軽蔑されるであろう。ロシアも、中国も、韓国も、北朝鮮もしばらくしたらトップがすべて変わる。国内での問題が危くなれば、国境拡張に方向づけて人気を得ようとするだろう。日本が餌食になるのは日の目を見ている。平和ボケになるまで日本が60年も安全だったのは、米国に守られてきたからである。
すでに中国では、近々数百隻の船を尖閣諸島に上陸させる計画があるという。じわじわと攻めて来ると言うのに、このままでいいのか。
ではどうすればよいのか。日本人に次の3つが必要である。一に宗教心。二に道徳。三に日本の素晴らしい過去の歴史を学ぶ。これは、会田雄次氏の言葉だそうです。
驚いたことは、戦前の教育勅語は、明治政府がこんな内容でよいのかと、各国の言葉に翻訳し、世界中に問うたということ。今ここまでの教育はなされているでしょうか。
この日は、1月23日。123の日でした。山田氏は区長の時、子供たちに表彰状を渡されることがありました。その子供の名前の読めないケースが多くて、驚かれていました。親は子供をペットに思っているのかと嘆いておられました。ある時「一二三」という子を「ひふみ」と読んだら、間違いだと正されたそうです。「ワルツ」に・・・
そして、「英雄」は、「ひでお」ではなくて、「ヒーロー」に・・
区長在任の11年間、杉並区の成人式は荒れたことがなかったそうです。荒れるどころか、区長の話に涙する女性も見られたそうです。下の写真は、休憩時間のアトラクション