つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

都忘れ

2009-05-30 | ガーデニング
 もうそろそろ花もおしまいの頃ですが、ミヤコワスレです。遠縁の人の庭で撮らせて貰いました。彼女のお母上はこの花が好きで、転勤(名古屋、東京、京都)の度に持って行かれたそうです。彼女の庭に都忘れが絶えない理由が分かりました。
 昔、承久の乱に敗れて佐渡へ流された順徳帝は、草むす佐渡の庭に紫の野菊が咲いているのを見つけ、「紫といえば都を代表する美しい色だったが、私はすべてをあきらめた。いつまでも私のそばで咲いてくれ。 都のことが忘れられるかもしれない。これを今日から都忘れと呼ぶことにしよう」と、なぐさめたという説話があります。花の名はここからきたようです。また、京を去るときにこの花を見て、「都を忘れることにしよう」と言ったことから この名前になった、との説もあります。
 日本原産。うす紫のものもあります。キク科。

コメント (6)
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