つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

奈良だより 44

2010-04-30 | 国内旅行
 今回は奈良の前田さまの東北旅だよりです。私は青森へはもう48年も行っていません。とても羨ましい旅です。水芭蕉も学生時代、尾瀬で見ただけですから47年前のことになります。以下はメール。

 「弘前城と角館の桜が素晴らしいと以前から聞いていました。桜の名所吉野山の地元に住んでいながら、東北の桜を観ようと友人三家族で出掛けました。弘前城の桜は蕾膨らむ程度で、八甲田山に着けば雪が降っていました。
 酸ヶ湯温泉に泊まり、朝起きると車の上は雪が積もっていました。奥入瀬へ下る道中は雪の側壁の中を走りました。途中の睡蓮沼はすっぽりと雪を被り、スキーをする人たちで一杯でした。もちろん角館も桜は蕾のままでした。
 思わぬ儲け物もありました。雪の余り降らない大和の人間にとって雪景色は素晴らしかったです。さらに角館からの帰路、田代湖の近くで水芭蕉の群生に出会ったことと、翌日中尊寺で「かたかご」の花に出会えました。目的の桜には出会えませんでしたが、それ以上の収穫を得て楽しい三日間でした。」

(追記; 本日4/30歌舞伎座は閉館式を迎えます。東京にいた頃、歌舞伎座は地下鉄一本で行けました。あの建物を懐かしんでいます。)

睡蓮沼                                水芭蕉の群生


水芭蕉と座禅草                            カタカゴ(カタクリ)


カタカゴの群生                            猩々袴
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おゝ垣

2010-04-29 | 岐阜県
 大垣槌谷の定番のお菓子「おゝ垣」を頂きました。1/26にupした柿羊羹と同じメーカーのもの。これもかなりロングランです。カステラのようでカステラでないふわっとした皮に、3種類の餡がサンドしてあります。チョコ味、ゆず白餡と、オレンジマーマレード味。飽きない味ですね。

 大垣藩は戸田氏10万石の城下町。老舗も多いです。また芸術家も漢学者も出ています。駅近くには画家の守屋多々志の生家(味噌たまり醸造業) があり、駅から南にしばらく歩くと、守屋多々志美術館があります。岐阜市の加納藩にはそれほど著名な人はいないのですが、大垣と岩村藩には多いです。岩村藩には佐藤一斎(江戸時代の儒学者)とか・・・
 佐藤一斎のことは高校時代に習いました。倫理社会担当が、碩学の猿渡先生(2005.10.20にup) でしたので・・・恐らく他校ではここまで教えていないと思います。

 大垣藩には他に漢学者の梁川星巌がいます。岩村藩は今の恵那市。その近くの中津川市から画家の前田青邨と熊谷守一が出ています。守屋多々志は青邨の弟子。青邨の弟子は、他に先日亡くなった平山郁夫がいます。
        
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フユシラズ

2010-04-28 | ガーデニング
 このフユシラズは、3/2にupした大垣市墨俣の光受寺で撮りました。「冬知らず」と書いた方がぴったりの花です。地中海原産の真冬にも花をつける元気なキク。キンセンカのように明るいので、日本人には好まれます。1年草ですが次々タネを残して咲きます。 キク科。別名はカレンデュラ。日が差すと花が開き、日が陰る時、夕方には閉じます。 名前のとおり、耐寒性は強く、真冬でも次々と花をつけます。

下は、昨日に続く我家の牡丹です。一昨日撮影。今朝は昨日からの雨でうなだれています。今度は赤をupしました。15輪ほどが咲いています。
    
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トルコの石けん

2010-04-27 | 海外旅行
 石けんは、ブログ友のマダムレイコさんの手づくりのものを使用していて不要なのですが、このたび旅行社からトルコのものをプレゼントされました。薔薇の香料とオリーブオイルが使われています。少し匂いが強いですが・・・以前ギリシャの石けんをup(2006.6.3) しましたが、これは無香料でした。
 使用感はまあまあですが、洗い流した後も匂いが残るのはメーカーの好みなのでしょうか。窓の外の景色はオリーブ畑が広がっていたことからも、さかんにオリーブ石けんが作られているようでした。石けんもトルコ名物の1つで、皆さんたくさん買われていました。

 下の写真は我家の牡丹です。昨日撮影。この2枚は別のカメラで撮りましたので、ピンク色が微妙に異なります。
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教え子の訪問

2010-04-26 | わが家
 今年卒業し、就職したSくんが我家に近いこともあり、近況報告に立ち寄ってくれました。まずは教え子が順調に社会人第一歩を踏み出し、夫も安心していました。理工学部交通科学科で学んだ人らしく車マニアです。学生時代から現在も、愛車は写真の昭和62年型クラウン。お祖父様からのプレゼントらしいです。上司から「軽にせよ」と皮肉を言われることもあるらしいですが、国産の古い車が好きな彼は気に入っている様子。しかし、燃費があまりにも高いので、今別の車を探しています。
 それは、やはり同じ時代のニッサンプリンスグロリア。その時代の日本の車は、メーカーの気概のようなものが感じられるそうです。探すのが困難だったけれど何とか目鼻がついているとか・・・クラウンより更に目立つでしょうね。
              
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中国のナッツ

2010-04-25 | わが家
 友人の中国旅行のおみやげの中に、ナッツが2種類入っていました。上の写真は胡桃ですが、日本の胡桃のように殻が固くなくて、簡単に手でむくことができました。中身は日本と同じ形で同じ味。
 下のナッツは初めて見るものです。左の丸い皮を外すと、右のような実が出てきます。これも香ばしくてとても美味しいものでした。皮はとても固くてドライバーでこじあけました。日本の固い胡桃やこういうナッツを、リスや野鳥はどうやって開けるのかといつも思います。後記:もしかしたらこれは、マカダミアナッツかもしれません。
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オーニソガラム・ダビウム

2010-04-24 | ガーデニング
 夫の定年退職記念の花束を頂いて1ヵ月。まだオーニソガラム・ダビウムだけは元気に咲き続けています。他の花はだめになりましたが・・・
 美しいオレンジの星をピラミッド状に咲かせます。南アフリカ原産。ユリ科。茎の頭頂に5~8の花を固まってつけ、下から上へと咲き上がります。耐寒性はあまりないようです。このような色のオーニソガラムは、初めて見るもので、確認のため、また「撮れたてドットコム」に聞きました。

 下の写真は頂いた当初の花束。手前の白い花は八重のトルコキキョウ。奥のうす紫の花は、花菖蒲。オレンジの花の左の3輪は、八重のチューリップ。その右にかすかに見えるのが、咲き初めのオーニソガラム・ダビウム。葉は、モンステラ。麦の穂もありました。4回頂いた花束の中で、一番質素でしたが、一番好きです。(他は2/28,3/17,3/20にup)
        
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M先生ご夫妻 4

2010-04-23 | わが家
 一昨日一年ぶりに夫の恩師・M教授のお見舞いに行きました。御年94歳。M先生については、2005.7.3, 2005.7.5, 2008.8.10 にもupしています。そのお年とは思えないほどかくしゃくとしておられ、夫と専門用語で物理のお話をされると私は全然分かりません。

 病後のため医師であるご子息の家におられますが、夜になると自宅に置いてきた物理の実験書をイメージして、頭の中で実験されるそうです。専門は流体力学。奥様の専門は英文学。先生から折々パソコンで打たれた論文が届きます。今回は桜前線という言葉を最初に唱えた学者のこと。

 一昨年から短歌を「月見草」にM視川というペンネームで出詠。15年前からの会員・K素土氏とは、東大の同期生です。計らずも紙上でご対面ということになりました。お二人とも最高齢会員です。

 写真上は、プレゼントされたというノルディックスキー用のストックの装着方法を説明される先生。(右は奥様) 手に装着するベルトは着脱自由。ドイツ製とか・・・散歩のとき使われます。普通のスキーのストックは先端が尖っていて危険ですが、これは丸くなっています。
 テーブルに置いて置いてあるのは、夫の最終講義のレジュメ。先生に報告するため持参しました。
          
           ノルディックスキー用のストック
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玉椿

2010-04-22 | わが家
 友人が改築で暫く見られないという、世界遺産の1つ、姫路城に行きました。おみやげに頂いた姫路銘菓「玉椿」です。永らく兵庫県にいましたので、とても懐かしい味です。ひとつひとつ和紙にくるまれ、ピンクの御餅の中には黄色い餡が入っています。(写真中) 元禄年間開業。天保の時代、姫路藩の家老に推薦され、江戸で修業。当時最盛の菓匠に学び、考案されたお菓子です。いつ頂いても飽きない味です。

 下の写真は、カッパドキアのギョレメ野外博物館が世界遺産であることを示すプレート。トロイ遺跡は、後世人の手が入っているため、世界遺産に認定されていません。
 姫路城は何度も登城しましたが、当時はまだ世界遺産でなかったためプレートは見ていません。
        

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奈良だより 43

2010-04-21 | 文化
 前田様から恒例の奈良だよりが届きました。文中の忍性上人のお墓(五輪塔)は、鎌倉の極楽寺にもあり、私が東京にいたとき江ノ電に乗り、お参りして来ました。年に一度だけ四月に開帳されます。以下はメール。上の写真は、額安寺本堂。

 「奈良は平城遷都1300年祭一色です。県内各社寺が協賛で秘仏の公開などを行っていますが、日時が重なって選択が大変です。
 17日に大和郡山市の額安寺(カクアンジ)へ行きました。聖徳太子創建の寺で、寺号は推古天皇の命名と伝えられています。昭和57年に鎌倉五輪塔と呼ばれる五輪塔の修復作業の際に、忍性上人(後に後醍醐天皇から忍性菩薩の称号が贈られている)の骨蔵器が発見され、骨蔵器に刻まれた忍性菩薩の記録が歴史書の記録と一致する大変重要なものとされています。忍性菩薩は鎌倉の極楽寺で1303年に87歳で亡くなりましたが、遺言で遺骨は「極楽寺」「竹林寺」「額安寺」に分骨して埋葬したとされています。忍性菩薩の骨蔵器は記録通りに生駒市の「竹林寺」の五輪塔からも発見されております。
 忍性菩薩は「叡尊」に師事し、救癩施設「北山十八間戸」を作って救済事業を行ったことでも有名です。」

忍性骨壺                              本尊十一面観音


虚空蔵菩薩(重文)                             虚空蔵菩薩半跏像
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