つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

心を育てる性教育

2011-02-28 | 社会
 久しぶりに、17年の看護教育をされてきたF先生(京都市在住)の性教育講座を聞きました。これまでも度々訴えて来られたのですが、まだどんどん日本のHIV感染が上昇しているそうです。
 世界的に見るとアフリカが患者の8割らしいのですが、増えているのは、先進国では日本だけ。それも上昇が止まらないので、このことにCIAも注目しているとか・・・とても恥かしいことに・・・でも女子高校生は援助交際を止めないので、性病の感染数もうなぎのぼりです。エイズの怖さもクラミジアの怖さも何も知らないで・・・エイズに感染すればいずれ死を迎えることになるし、クラミジアは不妊症になることも・・・

 今の若い女性は20歳までに性交渉をもたないと恥であり、結婚も出来ないという、とんでもない妄想を持っています。俗悪漫画にそそのかされて・・・親も学校も注意しないまま最悪の状況になっています。

 アメリカは一歩進んでいて、5年前から「自己抑制教育プログラム」にかなりの予算を投入。講演活動をしたおかげで成果を出して、少女の妊娠率が45%から5%に減りました。以前は、子供が子供を産むので保育所が足りなくなっていたのです。

 F先生のお子さんの知り合いの女子高校生が援助交際のため、エイズに感染。それを恨んだその女子高校生は次から次へと男性と交渉を持ち、翌朝立ち去る前にこんなメモを残すのです。「ようこそエイズ」と・・・

 この身近にあった話に驚いたF先生は、京都の高校中心に講演活動を始められました。もう50回も続けられています。生徒たちの感想は、「何人と交わっても空しさばかりだ、もっと早く聞きたかった」というものもあったそうです。

 先生の結論は家庭で夫婦仲良くすることが解決策であるということ。家庭に不満が多いと異性に走るということも、事実のようです。
 エイズ感染の人数の割合も統計的に見ると、女性は年少者に多く、男性は中高年に多いのです。これは援助交際の現実と一致しています。

 今学校でどんな性教育がなされているかを注視する必要があります。文部科学省は、その内容を校長や教師に任せています。中には、「授業を親に話してはいけない」というとんでもない教師もいるそうです。
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公民館短歌会 62

2011-02-27 | 短歌
 今月の短歌会は、私のギリシャ旅行のため一週間遅れで開きました。上の写真は、皆さんにお詫びの意味で食べて頂いた乾燥いちぢくです。今回はおみやげにとても困りました。何でも日本のものの方がおいしくて・・・この乾燥果物も日本には中国製が出回っていますが、これよりはましかと思い、買い求めました。下は別の包装のもの。

 今月のSさんの歌は、高齢のメンバーにとっては皆さん身に覚えのあることらしく、他人事とは思えないような雰囲気でした。

物忘れせしこと「ボケた」といひやれば本気になりて怒る夫は       Sさん

        

   
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国際交流ひなまつり会 4

2011-02-26 | ボランティア
 今年も我が家で、WFWP国際交流ひなまつり会を開催しました。例年お琴と尺八の演奏をMさんご夫婦にして頂いています。下の写真で、モンゴル語で歌を歌っているのは弁論大会で一位のモンゴル留学生のツォルトメチグさん。ベトナム人のフエン・グェンさん(大会二位) は生春巻き料理を持参。会の終わりにはビンゴゲームを楽しみました。
 最下段の写真は、友人の手作りの空缶利用のブローチ。とても空缶とは思えないほどの出来栄えでした。


右端はフエン・グェンさん                           生春巻き

              
               手作り料理
     
     
     Mさんご夫妻の演奏

 
モンゴル語の歌を披露                ビンゴゲーム

        
        空缶利用のプローチ
      
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奈良だより 79

2011-02-25 | 国内旅行
 今回の旅は老母が確実に留守できるか分からないことやらで、事前にお知らせしなかったこともあり、奈良の前田さまから大和の雪だよりを頂いてしまい申し訳ないことでした。少し遅れましたが、2/14の雪の写真をupします。以下はメール。

 「2月11日の建国記念日に続いて今日14日も午後から雪が降り続いています。前回は積雪10cmでしたが、今夜はすでに10cmを超えています。朝までにどれほど積もるのやら?11日は朝から雪でしたので、明日香へ写真を撮りに行きました。雪が降り続いていて見通しが悪く、あまりいい写真が撮れませんでした。「雪の八釣山」は柿本人麿の262番歌{矢釣山 木立も見えず 降りまがふ 雪のさわける 朝樂も}そのものです。 藁塚は稲淵の棚田で撮りました。石舞台は雪が降っているのですが、粉雪なのであまり雪が写りません。猿石と亀石は飛鳥文化資料館の庭でレプリカを撮影しました。」

   
   石舞台

         
         雪の八釣山

    
    猿石

          
          亀石
          
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ギリシャ紀行 5

2011-02-24 | 海外旅行
 旅の最後は、アテネのパルテノン神殿です。(写真上)15年前から補修工事が始まり、まだ25年はかかるそうです。トルコに支配されていた時、火薬が爆発したりして壊滅的な被害を受け、その落ちた部分は英国大使が自国に持ち去りました。15年前に訪ねた大英博物館の宝物の数々が思い出されます。そこには、ギリシャから持ち帰った美術品を展示する特別なコーナーもあるのです。
 主要な装飾はアテネには殆どありません。ガイドも返還を訴えながらも100年はだめだろうと諦め気味。だってそれをギリシャに返還したら、取られた中国も日本も黙ってはいないだろうから・・・
 アクロポリス博物館は撮影禁止。図録の日本語版はなくて、下の写真は英語版。昨年建設されたところで、日本語版はまだ作られていないのです。

 神殿の近くにはディオニソス劇場や、イロド・アティコス音楽堂があり、今もここで公演されています。平幹二郎や野村万斎も出演したそうです。雨の心配はないらしく・・・今回の旅も雨にあわずラッキーでした。

 ギリシャ紀行をとりあえず終わることにして、アテネを走っていたトラムとトロリーバスをupします。

 ホテルでは、BBC放送を見ていたのですが、いまいましいことに日本についてのニュースは、捕鯨とシーシェパードに関するものでした。どこまで日本を攻撃したら気がすむのでしょう。

 帰りは、行きと同じように中東のアブダビで乗り継ぎ、北京経由でした。帰国した翌日20日のニュースで中東のリビアが騒乱状態と知りびっくり。無事だったことに胸をなでおろしました。悪くすれば空港閉鎖かもしれなかったのです。9.11の同時多発テロの時のように・・・添乗員のWさんは、その時米国にいなかったのに空港閉鎖にあい、5日も足止めをくったそうです。

      
      破風(はふ)の装飾のないパルテノン神殿

             
             イロド・アティコス音楽堂

                     
                      世界遺産の表示

      
      アクロポリス博物館の図録

                 
                  博物館見学の親子連れ

             
             アテネの近代オリンピックの競技場

    
    アテネのトラム

                 
                 アテネのトロリーバス
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ギリシャ紀行 4

2011-02-23 | 海外旅行
 旅も終盤となり、この日はエーゲ海クルーズ。シーズンオフで人は少なく、ゆっくり教会などを散策しました。船内ではからずも夫の誕生祝をして頂き思い出深いものになりました。これまでの旅行は大学の休暇しか出来なかったので、いつも旅行中にバースディーを迎えられる人をラッキーなことと羨んでいました。

 島にもイオニア式の柱が残る遺跡があります。これも多分トルコ軍に破壊されたのでしょう。トルコから独立しようとした勇士の記念碑もあります。今もトルコの旗を爆破させるお祭りもあるようです。

 島に限らず、ギリシャの観光地には多くの猫がいて、客におねだりをします。犬もいますが、予防注射はしていないと獣医師の武部先生から聞いているので、近寄らないようにしていました。日本と違い、捕獲はしません。

 ある島にはピスタチオの木と生産工場があり、そこで花の写真をコピーしました。今は枯木ですが、いちじくと似た形の木が植栽されています。地中海の気候にあうということで、シリアからもたらされました。

 下段の写真は、コリントス運河。この前日に寄ったのですが、紹介が遅れました。110年ほど前に、ハンガリー人によって掘られた運河。比較的新しく構築されたものです。めまいがするほどの深さでした。(131m) 運河の脇には、設立記念碑があり、ギリシャ語、ドイツ語、英語の三ヶ国語の文字が刻まれています。

 最下段は、更に新しいリオーアンディリオ大橋。

   
     船のまわりを飛ぶユリカモメ

       
        バースディーを祝される夫

           
            街路樹のオレンジ


島の教会のイコン                    島を散歩する猫


おねだりの猫                       鳩の色もさまざまです


島に残る遺跡                      ピスタチオの花

     
     コリントス運河

         
          リオーアンディリオ大橋

       
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ギリシャ紀行 3

2011-02-22 | 海外旅行
 5日目は、古代オリンピックの発祥地、オリンピアです。上の写真は競技場跡。下の写真はその入口です。石の門がわずかに残っています。体育館跡は礎石しかありません。
 オリンピア博物館には、数々の大理石彫像があります。鼻がそがれていることが多いのですが、これは異教徒が破壊するからとか・・・
 太陽から採火されるオリンピックの聖火式は、世界中に中継されます。しかし、その映像はリハーサルのもので、実際の式典は、神聖なものということで撮影は許されません。

 BC776年から393年まで、4年毎に開かれた古代オリンピックは、運動競技ばかりではなく、詩の暗誦とか哲学の討論も行われ、近代オリンピックとは少し違います。
 遺跡の中にも外にも野生のアネモネが咲いていました。

 この日は、ミケーネ文明発祥地、ミケーネの遺跡も巡りました。写真は王墓ですが、天井部分の巨石は、奈良の石舞台を思わせます。

 ギリシャ料理はお米がよく使われます。写真の料理も、ピーマンやトマトの中にリゾットらしきものが詰められています。ロールキャベツにも・・・普通はミンチだけ詰めるのですが・・・
 左奥は天然オレンジ100%のジュース。オレンジの中には、ブラッドオレンジと言う赤い品種もあります。外側は普通なのですが・・・
 旅行中一度だけシーフードが出ました。地中海に面していても、海草がないため磯の香りはしません。

 旅に出る前、経済が破綻している国はどういう状況かしら、という疑問がありました。しかし、世界遺産には世界中から観光客が来ているし、何も変わっていない様子でした。観光資源を大切にしているように見受けられました。
 2月は、修学旅行のシーズンですので、イタリアやフランスからの中学生や高校生の団体が見られました。国内の小学生の団体にも会いました。先生の説明される言葉で国が分かります。

  
  競技場入口

       
       体育館跡

             
              聖火の採火台

                      
                      オリンピック施設遺跡

             
             オリンピア博物館にて

                 
                 野生アネモネ

          
          ミケーネ遺跡

               
               ギリシャ料理

                   
                   ロールキャベツ


ブラッドオレンジ

        
        シーフードフライ
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ギリシャ紀行 2

2011-02-21 | 海外旅行
 ギリシャ世界遺産最初の訪問地は、メテオラ。ギリシャ正教の修道士が修行した、岩山の修道院です。14世紀には24棟もあったのですが今は、6棟しかありません。トルコ軍に破壊されてしまいました。今でも黒い衣装を着て、ひげをたくわえた修道士の姿が見られます。当時は階段もなく、下の写真のようにロープで出入りしていました。洞窟の中の教会は撮影禁止。入口のイコンと祠だけupします。

 ギリシャ正教にはなくなてはならないイコンの製作場面も見ることが出来ました。大変精密に描かれるため、腕を固定しています。この写真の女性も絵画の専門教育を受けています。

 イコンは、東京・お茶の水のニコライ堂で見たことがあります。これは山下りんによるものと記憶しています。

 次は、我らこそが「大地のへそ」に住んでいると思っていたデルフィです。殆どが破壊され、宝庫だけが原型を留めています。一部が補修されていますが・・・イオニア式柱の残る遺跡の中にも、アーモンドの花が咲いていました。白も薄いピンクもありましたが、これはアーモンドの品種による違いだそうです。

 デルフィ考古学博物館の目玉は下の写真の御者。BC475年当時としては大変精密に造られています。恐らく足などは直接型をとったのではないかと言われています。皿には乙女が竪琴を弾く絵が描かれていて、左上の烏も吉祥のしるしとか・・・




イコン                           洞窟の祠

        
        イコン製作中の女性

 
世界遺産を示すプレート                  大地のへそを現す彫刻

        
         デルフィ博物館の戦争場面のレリーフ


博物館展示の皿                博物館の御者の銅像


デルフィ遺跡                            遺跡内の宝庫

      

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ギリシャ紀行 1

2011-02-20 | 海外旅行
 12日より19日まで、世界遺産見聞の目的で、ギリシャに旅して来ました。、紀元前に美術も哲学も世界の中心であった時代もあったのに、戦争の犠牲になり多くの美術品が破壊されたことが惜しまれます。

 中部国際空港から、アラブ首長国連邦のエティハド航空で、北京に出発。給油後、首長国連邦首都のアブダビに向かい、アテネ行きの小型機に乗り換えです。機内の放送は、英語、アラビア語、中国語に日本語。飛行機は西に向かうので日没後すぐ日の出です。機内食のデザートはこれまでで初めてのもので、ケーキの粉末の下には、プリンとプラムが入っています。上の写真は、中部国際空港内の電飾。

 一日目は、アテネより355km離れたカランパカに宿泊。ホテルにはギリシャらしく、銅製のミロのヴィーナスの胸像が飾られています。暖炉の火も暖かでした。

      
      日没後まもなくの日の出

          
          アブダビ空港

                
                アラビア半島上空

   
   機内食のデザート

        
        ホテルロビーのヴィーナス胸像

               
               ホテルの暖炉




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お孫さんとの版画展

2011-02-11 | 文化
 2/6の予告通り、友人の五藤さんのご主人とお孫さんが版画展を開かれましたので、初日の今日出かけました。お孫さんのたいちくんは小一ですが、とてもその年齢とは思えないほどうまくて感心しました。とにかくお幸せなお二人です。
 五藤氏の作品は、英国、カナダ、ニュージランドなど、国内では姫路城、書写山、信州などの情景の他に、仏像も出品。仏像は、ギター奏者の写真の後に写っています。

 ギター演奏も耳に心地よく、奏者ともお話が出来ました。なんと岐阜出身の荘村清志さんと同じ年で、彼が東京に引っ越すまで習っておられたとか・・・ロマンス(禁じられた遊びのテーマ曲)も素晴らしかったです。(荘村清志さんはその後スペインに留学)

 6年前、スタートのホール「杉」(さん)は、画廊としてだけでなく、コンサート会場にも使われるらしく、音響効果も考えて設計されているようです。13日まで。

たいちくんの作品                          おじいさまとのスナップ


五藤氏の作品(岐阜公園の五重塔)             ギター演奏

        
        五藤氏の作品はここで度々紹介しているため、
        たいちくんの版画を追加upしました。
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